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初回の労働許可更新と転職

質問。
現在の職場では労働時間を改ざんされて給料が支払われたり、契約上は取る権利のある休暇を申請させてもらえなかったり、人種によって契約が異なったりで大変働きづらく、病気になりそうです。
労働時間の改ざんなど法に触れるようなことがあることを踏まえて転職をしたいのですが、初回更新の時はやっぱりこういったことは聞き入れてもらえないのでしょうか。実際に1年未満で転職して初回更新をパスした方はいらっしゃるのでしょう か。
もしくはこのような違法性に対し労働者側が訴えることはできますか。手続きは外国人には複雑なものでしょうか。
お答え。
(1)滞在許可(労働許可)の更新は規格性、単純性をもってよし、とします。
つまり「職場がかわっていない」、労働条件(労働時間、給与など)が労働許可取得時点の1年前と変わっていない」ということです。もちろん、給与がその後上昇しているのはプラス要素です。労働時間が少なくなっていたり、給与が下がっていたりするのはマイナス要素です。
文面に「労働時間を改ざんされて給与が支払われたり」とありますが、これが1年前に労働許可を申請した時点での条件より下回っていることが判明した場合、更新が却下されることがあります。そうした事例が過去に多々発生しています。
この視点から現職場のチェックが必要かもしれません。
(2)文面には「このような違法性に対し労働者側が訴えることはできますか」とあります。もちろん出来ます。PRUD’HOMMEという労働裁判所があります。
また、労働査察局(INSPECTION DE TRAVAIL)に駆け込むこともできます。
しかし、こうしたことを更新時に持ち込むのはどうでしょうか。更新時に別個の問題(現在、労働係争中といった)を持ちこむのは滞在許可当局としては
面倒事で、更新許可は棚上げ・ペンディングにされがちです。そして時間だけが経過してラチがあかない状態が続くというのがお決まりのコースです。
この種の問題は更新時にではなく平時に持ち込むのが得策でしょう。
(3)転職が不可ということではありません。勤務先の経営状態が悪化して「給与の支払いが財政的に厳しいので他に職場があれば辞めてもらえませんか」という場合は立派な転職理由で更新にトラブルは生じません。また、1年未満の転職は冒頭に掲げた規格性、単純性には反しますが、労働条件がよりよい職場への転職であれば、多少時間がかかるかもしれませんがパスするでしょう。

以上を総合して考えてください。
2011年11月17日  在フランス日本人会  滞在相談室 担当 岡本宏嗣



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