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APS(AUTORISATION PROVISOIRE DE SEJOUR)滞在での医療保険加入について。

質問。APSビザでの保険加入についてです。 フランスの大学院で今年修士号を取得して、APSビザで1年間の滞在延長を考えているものです。医療保険についてですが、修士課程在学中 の2年間は民間の留学生向けの医療保険に入っていたのですが、学生ビザからAPSビザに切り替える際に、身分が学生ではなくなるので、こうした民間の留学生用の保険に入るのは難しいといわれました。
ただ、APSは、いわゆる職探し・就業経験のためのビザですし、現在修士課程を終えたばかりで、もちろんまだ雇用などもされていません。職探しはこれからです。APSビザは1年間の更新不可のビザなので、1年後は日本に帰国しようと考えています。
ここで質問です。学生ビザからAPSビザに切り替えた際の保険ですが、雇用関係がない状態でSECURITE SOCIALE(SECU)に加入というのはできるのでしょうか? 加入が難しい場合は、何か民間の保険に加入するしかないのでしょうか?

お答え・見立て。質問者Aさんは、当事者なので、よく承知していることですが、ここは公開ブログなので、当事者ではない読者(がいるとして)向けに補強します。 MASTER(MASTER 1と MASTER 2 があります)以上のDIPLOME(修了資格)取得者には、1年期限のAUTORISATION PROVISOIRE DE SEJOUR(APS一時的滞在庫可証)が発行されます。その1年間に求職活動をしなさい、です。1年期限であって更新、延長はありません。現行法では、SMICの1.5倍以上の給与収入があるCONTRAT DE TRAVAIL(労働契約)を得れば「SALARIE」の滞在許可証を発行します。そうでない場合は、自国にお帰りなさい、です。以上がAPSの性格です。

(1)APS滞在は学生滞在と同様、年間964時間上限の給与労働が認められています。語学生、職業学校生、大学生、大学院生、、に共通な労働許可時間です。給与額はSMIC以上です。この枠内で仕事が見つかれば、SECUに加入手続きが出来ましょう。雇用者がURSSAF(SECU保険料徴収公庫)に雇用届(DECLARATION D.EMBAUCHEを出して加入手続きを取ります。手続きが終了してASSURANCE -MALADIE(健康保険)が有効になるまでに、3か月はかかると踏んでおきましょう。

(2)上記(1)は、「定期的な学生アルバイト労働」の場合です。日本からの送金だけで滞在生活している・アルバイト労働は定期的でなく、例えば2015年は3時間だけしか働いていない。今年は何もしていない、といった場合です。この場合はSECUの中のASSURANCE MALADIE(健康保険・医療保険)だけを扱うPUMA(PROTECTION UNIVERSELLE MALADIE)があります。2015年まではCMU(COUVERTURE MALADIE UNIVERSELLE)と呼ばれていました。年間収入()送金含む]が9654以下の場合は保険料ゼロです。なお、審査期間が長く、手続きが終了してASSURANCE -MALADIE(健康保険)が有効になるまでに、ミニマムで3か月、6か月見当かかることもあると踏んでおきましょう。

(3)民間保険もあります。民間保険なので保険会社名は控えます。SECU-ASSURANCE MALADIEと診療費の払い戻し率が同じなので、VISITEUR滞在者の多くが加入しています。即有効です。
Aさんの文面に「1年後は日本に帰国しようと考えています」とありますので、。自ずと選択肢は限られましょう。  なお、SECU番号は終身番号ですから、日本帰国後O年を経て、フランスに再滞在することになった場合もSECU番号は生きています。保険料の払い込みを再開すればASSURANCE-MALADIE(健康保険))の有効性は復活しましょう。

2016年7月27日 滞在相談室  岡本宏嗣
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