FC2ブログ

次回の滞在許可証の更新の際に、身分を auto-entrepreneu(AE)に変更しようと思っていますが、収入や所持金の最低必要額は決まっているのでしょうか?

質問。滞在許可証の身分変更についてです。
現在、EU加盟国の配偶者の身分で滞在許可証を持っています。配偶者が日本に転職し、私はパリで日系の事務所に職を見つけました。この事務所はフランスでの登録事情から、auto-entrepreneurとして働くよう言われました。そこで、次回の滞在許可証の更新の際に、身分を auto-entrepreneu(AE)に変更しようと思っています。給料がSMIC+α/月と言われましたが、この額でAEに身分変更ができるのでしょう か?auto-entrepreneurでの滞在許可証の取得に、収入や所持金の最低必要額は決まっているのでしょうか?

お答え・見立て。質問文面だけでは質問者Aさんが直面している滞在事情がよくつかめません。想像力を逞しくして状況を「組み立て」てみます。「組み立て」違いであれば、再質問してください。                                                
(1)文面に「現在、EU加盟国の配偶者の身分で滞在許可証を持っています」とあります。この滞在許可証は滞在期限5年のCARTE DE SEJOUR DE MEMBRE DE LA FAMILLE D’UN CITOYEN DE L’UNIONではないでしょうか。労働、職業活動可能な5年ものの滞竿許可証です。それ以外の滞在伽可証は思い浮かびません。

(2)また、「(EU加盟国国籍者である)配偶者(B)が日本に転職し」とあります。このことから、Bさんはフランスにはここ当分は戻らないであろう、従って、Aさんは、次回の滞在許可更新時には「(フランスに滞在しているEU加盟国国籍者Bさんの家族(=配偶者)としての滞在資格がなく、滞在許可証の滞在身分の変更が必要になる。こう推測します(するしかありません)。Bさんがフランスに滞在していれば、Aさんは家族(=配偶者)滞在になりましょうが、Bさんが日本滞在、Aさんのみがフランス滞在という別居生活では家族(=配偶者)滞在にはならないでしょう。

(3)以上の(1)(2)を前提(推測ですが)にしますと、Aさんの質問内容はこうなりましょう(こうならざるを得ません)。     現在、手持ちの滞在許可証MEMBRE DE LA FAMILLE D’UN CITOYEN DE L’UNIONは労働、職業活動が可能なカードなのでAUTO-ENTREPRENEUR(AE)登録をし、SMIC+α/月当たり 見当の収入数字でAE活動していく。これには問題がありません。 X年後の「次回の滞在許可証の更新の際」には、上記(2)の理由から滞在許可証の滞在身分をAEに変更しなければならないのですが、SMIC+α/月当たり 見当の収入数字で、変更が可能なのものかどうか。こういう質問だと推測します。                                       
(4)次回の更新時が、いつ頃なのか分かりませんが、2016年3月7日付法[実施は今秋以降]では、CESEDA(外国人滞在管理法)のL313-10-3°として、次ぎのようにあります。
3° Pour l’exercice d’une activité non salariée, économiquement viable et dont il tire des moyens d’existence suffisants, dans le respect de la législation en vigueur. Elle porte la mention “entrepreneur/profession libérale”.
{意訳です} 非給与収入形態での収入活動活者はentrepreneur/profession libéraleの滞在身分となる。その活動から生活するに不足のない収入のあることが必要である。

一般に「生活するに不足のない収入」はSMICをいいます。現行(2016年度)のSMOCは、年収で17600ユーロ(BRUT)―13200ユーロ(NET)の間の収入数字と見てよいでしょう。

(5)もう一つ。このことは、この法文条項にはありませんが、滞在許可証の申請・更新申請の現場窓口ではしばしば問題になっています。ENTREPRENEUR/ PROFESSION LIBERALEは個人・自営業者であり、複数多社からの仕事注文・仕事請け負いで収入が構成されるべきだ、ということです。特定1社からの仕事であれば、それは給与収入者SALARIE(E)であるべきだ、という考え方です。これはAさんについても当てはまりましょう。滞在許可証の更新時(=滞在身分の変更時)までに、特定1社(パリで日系の事務所)からの仕事だけではなく、営業努力で仕事先をなんとか開拓し、複数の仕事先を確保しておくのが賢明でしょう。

2016年7月19日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

okamotohirotsugu

Author:okamotohirotsugu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR