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2016年5月18日付当ブログ「AEとPL、 どちらを選ぶべきでしょうか?」に関連質問です。社会保障負担費、PLとartisanではこんなにも差があるものなのでしょうか。

質問。私の社会保障の登録はartisanで、社会保障は経費34%を差し引いた額の約47%(つまり実質、収入の30%)を支払っています。
以前こちらのブログでPLとartisanの社会保障額はあまり変わらないと見たのですが、今回の記事では経費を差し引いた額の26−29%ということで、実質、収入の約17ー19%になり、推測していた以上に比率が低くて驚いています。 PLとartisanではこんなにも差があるものなのでしょうか。
ちなみに、年金などの割引などは申請していません(そもそもartisanにもそのようなシステムがあるかもわかりませんが…)
PLの社会保障費比率がこんなに低いのであれば、PLとして登録し直すこと(職種的に不可能ではないです)も検討したいのでご回答よろしくお願いします。

お答え・見立て。
(1)2016年5月18日付当ブログ「AEとPL、 どちらを選ぶべきでしょうか?」への関連質問とみました。ここでは、業種によって掛け率が異なる①INVALIDE-DECES(労働不能・死亡)、収入によって異なる②RETRAITE COMPLEMENTAIRE(退職補助年金)を算入していません。①は職種からくる危険率のようなもの。分かり易くいえば室内事務系ワーカーと高所労働ワーカーではINVALIDE-DECESの確率は異なりましょう。手元にある例(日本語のレッスン教師)では0.53%です。一方、②RETRAITE COMPLEMENTAIREは、これはかなりの負担額になります。

(2)フランスの年金制度は、SECU-CNAV(CAISSE ASSURANCE VIEILLESSE)が主年金、そして②RETRAITE COMPLEMENTAIREが補助年金。この2本立てになっています。この二つの公庫からの年金を合わせて「なんとか生き延びましょう」という制度です。RETRAITE COMPLEMENTAIRE(退職補助年金)は、払い込み額によるポイント制です。年金受給年齢時点で何ポイント持っているかです。これまでの獲得ポイント数X単価(1ポイント当たりの)が支給額です。収入(課税対象額)の何%とではなく、払い込み額によって何ポイント、という方式です。RETRAITE COMPLEMENTAIRE(退職補助年金)への加入はタテマエとしてはOBLIGATOIREとされていますが、実情は様々です。また、同公庫は、職種分野によってかなりの数の認定公庫があります。一例を挙げれば、
ある補助年金公庫は、             

収入(課税対象額)26580ユーロ以下、 CLASSE A  1214ユーロ(年間)    獲得ポイント  36ポイント

といった具合です。
不確定要素が多いので、同ブログ「AEとPL、 どちらを選ぶべきでしょうか?」では外しました。                     また、AE―PLでの負担率22.9%には、RETRAITE COMPLEMENTAIRE(退職補助年金)は、当然ながら含まれていません。

以上、前置きが長くなりました。PLのCOTISATION SOCIALEの内訳を列記します。
繰り返します。PL収入は MICRO BNC枠い(年間上限額32900ユーロ)を選択することで、申告額の34%が自動控除されます。あらかじめ34%を差し引いた数字を申告しません。差し引くのは税務局側です。この点、お間違えなきよう。申告額の66%に社会保障費負担(COTISATION SOCIALE)が課せられます。66%がBASEです。
PLの社会保障費(COTISATION SOCIALE)は以下のようです。                                     

ASSURANCE MALADIE(健康保険)              6.5  % 
                                   
ALLOCATION FAMILIALE(家族手当)          2.15 %   (年間42478ユーロ以下)                

FORMATION(職業訓練税のようなもの)          0.25 %                                    

RETRAITE DE BASE(主年金) A            8.23 %  (38616ユーロまで)                    

RETRAITE DE BASE(主年金) B            1.87 %  (193080ユーロまで)                   

INVALDE-DECES(労働不能―死亡)           職種によって異なりますが数パーセント見当

 
TOTAL                                27%-29%

PLの読者へ(いればですが)。上記に漏れがあれば指摘してください。質問者AさんはARTISANとあります。手元の数字と比べてください。

2016年5月20日  滞在相談室  岡本宏嗣  
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No title

PL(regime micro)で社会保障費を払っているものです。
Reteraite complementaireがあるので上記より若干多い感じですが、ほぼ合っていると思います。

ただ、Allocations familiales のパーセンテージが5.25%とブログ表記のものより多いです。(%計算のベースは34%控除後のものです)
URSSAFの書類の注釈には、53,256ユーロ未満の場合には、2.15%~5.25%になる、とあるのですが、20,000ユーロ未満だったのに最大パーセンテージになるのが若干解せません。
もしお分かりになるようでしたら、ご教示くださいませ。

質問者です。

ご返答ありがとうございます。

Microさんがコメントしているように、私もallocation familiales は5.25%になっています。
あとretraite de baseが17.15%、retraite complémentaireが7%とかなり多いです…。
やはりこれはartisant 故なのでしょうか。
あとCSG/CRDSというので8%です。

かなりのPLとの差がかなりあり、PLとして登録し直すことを検討したいのですが、ARTISANTとPL、それぞれメリット、デメリットなどあればご教授お願いします。
滞在許可証はPLですが、社会保障登録がARTISANTという問題も抱えています。
因みにchambre de métierには登録されていません。
今の所、滞在許可証はすったもんだありつつ更新は出来ています。

当方、職種はモデリストです。
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