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フランスで国外収入として日本での収入額を申告して必要な所得税をフランスに納税する場合、日本で差し引かれている源泉分はどうなるのでしょうか?

質問。フランスにて国外収入として日本での収入額を記載して必要な所得税をフランスに納税する場合、日本で差し引かれている源泉分はどうなるのでしょうか?外国税控除などで一部控除されるのでしょうか?
フリーランスで毎月3、4社から報酬を得ており、全て源泉徴収されて振込まれています(日本の口座)。源泉徴収は義務のため、無しにすることは出来ないとのことを支払い元の会社から言われました。
過去の質問を拝見すると「日本からフランスに海外送金した分を申告して、必要な額を所得税としてフランスに納税している」方もいらっしゃるようです。私の場合は日本のキャッシュカードを使ってフランスで引き出しが出来るので、送金をする予定はありません。
お答え・見立て。厳密にいえばフランス国外(ここでは日本)で発生した収入は、申告用紙2047(赤色)で申告します。その際、日本での源泉徴収(RETENUE A LA SOURCE)書類(のコピー)とその要点のフランス語訳(自己訳)を'付けておいたらいかがでしょうか。以下、この地での所得申告システムの中で考えてみましょう。                                                              
(1)所得申告は、Ⅰ月―12月の1年間の所得を翌年の5月中旬(毎年異同)締切りで申告します。         

(2)所得申告用紙は、①「2042」が基本要項の申告用紙、②「2042C PRO」が自営業収入(AE含む)申告用紙、③2047(赤色)が国外で発生した収入申告用紙、といった種別があります。

(3)ここで「学生滞在」から「PL」に滞在身分の変更した例をとってみます。1-4月までの4か月間は、学生滞在で年間964時間上限の枠内でSALARIEとしてアルバイトをしていました。この4か月間の収入は①2042で申告します。その後、PLに身分変更して5(6)月―12月はPL収入になりました。この5(6)月―12月のPL収入は②「2042C PRO」で申告します。その期間中、日本でまとまったPL仕事がいくつかあり、その収入は日本で源泉徴収されています。この収入は③申告用紙2047(赤色)で申告します。この例では、一人で3種類の収入があり、3種類の申告用紙で申告することになります。                                                                                              
(4))ここで、質問のお答えになります。これら①、②、③の収入が合計されて税額が決まり、その日本部分が比例配分で控除され(差し引かれ)ましょう。税法上、合法的な節税です。

税金は誰もが払いたくありません。払うにしても少ないに越したことはありません。二重払いは嬉しくありません。 しかし、税金を少しでも多く払った方が有利になる事情もあります。収入の多寡が問われる滞在身分での滞在許可証の更新です。更新を重ねて、その延長線上にあるCARTE DE RESIDENTの申請・取得です。収入の多寡が問われない滞在身分者、近年中に帰国するのでCARTE DE RESIDENTの申請・取得を予定していない滞在者、CARTE DE RESIDENTの既得者は、大いに節税すべきでしょう。
2016年3月01日 滞在相談室  岡本宏嗣
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