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2016年2月18日付ブログ「申請・取得すべきはビジター・ビザ?コンペタンス・エ・タラン・ビザ?、それともプロフェショナルリベラル・ビザ?」で(2)のケースVisiteurとなった場合、納税はどうなるのでしょうか?

質問。この記事の(2)のケースVisiteurとなった場合、納税はどうなるのでしょうか?
日本からの報酬支払であっても、日本に半年以上の居住がない場合、非居住者扱いになり、源泉徴収も確定申告もできないというのが日本の法律です。 そうすると、フランスで納税することになると思うのですが、ビジタービザは「フランスで働かない」ことを前提としているため、そこの部分が矛盾しそうに思います。

お答え・見立て。                                                           
(1)「フランス国外で発生した収入」として申告することになりましょう。「フランス国内で発生した収入」を申告する用紙とは別に、国外専用の申告用紙があります。フランスに住むフランス人であれ、外国人(非フランス人)であれ、フランス国外で発生する収入がある人は少なからずいましょう。                              

(2)「フランス国外で発生する収入」の性質、内容は様々です。在仏日本人についていえば、当室の知る範囲でもっとも多いのが、日本に賃貸アパートを持っていて家賃収入が発生しているケースでしよう。文面に「日本に半年以上の居住がない場合、非居住者との扱いになり、源泉徴収も確定申告もできないというのが日本の法律です」とありますが、それは一般論です。日本(フランス)に所有する不動産から生じる収入は日本(フランス)非居住者であっても不動産が位置する日本(フランス)で課税されます。どんな収入が日仏どちらで課税されるか、を取り決めたのが日仏租税条約(通称、日仏二重課税回避条約)です。この不動産賃貸収入の場合は、「フランス国外(=日本)で発生した収入」であり、加えて「フランス国外(=日本)で課税・納税済み」の収入として、同条約にある二重課税回避方式で税額が算出されましょう。                               

(3)文面を読む限りでは、質問者の収入は、フランス課税でしょう。但し、所得申告をする=所得税を取られる、ではありません。 申告数字が規定ライン以下の場合は所得税はゼロです。そして、「ゼロでいいの?バンザイ!」とは必ずしもいえない事情もあります。これは、フランス滞在の第二段階で直面することなので、ここでは触れません。


2016年2月19日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣


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No title

「(3)文面を読む限りでは、質問者の収入は、フランス課税でしょう。」とあります。
フランスにて国外収入として日本での収入額を記載して必要な所得税をフランスに納税する場合、日本で差し引かれている源泉分はどうなるのでしょうか?外国税控除などで一部控除されるのでしょうか?
フリーランスで毎月3、4社から報酬を得ており、全て源泉徴収されて振込まれています(日本の口座)。源泉徴収は義務のため、無しにすることは出来ないとのことを支払い元の会社から言われました。

過去の質問を拝見すると「日本からフランスに海外送金した分を申告して、必要な額を所得税としてフランスに納税している」方もいらっしゃるようで。私の場合は日本のキャッシュカードを使ってフランスで引き出しが出来るので、送金をする予定はありません。

よろしくお願いします。

フランスの身分証明書

フランスのビザ申請で必要な、住居提供者の身分証明書のコピーですが、パスポートでいいのでしょうか?フランスでは"carte nationale d'identité"が身分証明書となり、パスポートは身分証としては機能しない、とどこかで読んだ記憶があるのですが、、。調べて見ましたが、参考になる記事がありません。宜しくお願いいたします。

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