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PACSを解消してSALARIE滞在身分に変更できるものでしょうか?

質問。5年ほど前からパックスと同時にCDIで就業しているものです。このたびパックスを解消してサラリエの身分で滞在許可を申請したいと考えているのですが、可能なのでしょうか。可能な場合、どうすればよいのでしょうか。
お答え・見立て。
PREFECTUREによって対応が異なりましょうが、パリの場合です。そして過去の事例からです。PACSを解消した時点で、あるいは更新を控えた時点でSALARIE滞在身分に変更したい旨を申し出てみたらいかがでしょうか。パリの場合は滞在身分の変更の場合はネットではなく電話でのRDV取付けになるようです。RDVの日時は手持ちの滞在許可証の残存期間から決められるのが通常です。
電話でRDVの日時が決まれば、後日、文書で確認通知があり、そこには必要書類が記載されている筈なので、それに従います。記載がない、記載不明瞭などの場合は自己判断で揃えます。
後述するように、規定が明瞭でない滞在身分の変更申請なので、LETTRE DE MOTIVATION=PACS解消理由を含めた変更理由書、SALARIEとしての諸書類(CDI ATTESTATION DE TRAVAIL、FICHE DE PAIE)、またSECU関係書類(CARTE VITALE 、ATTESTATION DE DROIT  A  L‘ ASSURANCE MALADIE)、税務関係書類として極近年度のAVIS D’IMPOTを用意します。もちろん、どんな滞在身分にも必要な一般書類(パスポート、現住所証明)、そしてPACS解消証明も。
以下は、この申請での過去の事例からです。
                   *
フランス国籍者とのPACS関係にはVIE PRIVEE ET FAMILIALEという滞在身分の滞在許可証(1年ごとの更新)が発行されます。滞在・労働・職業活動についてはフランス国籍者と全く同様の資格・権利を持つCARTE DE RESIDENT(通称10年カード)の「1年版」の滞在許可証といえましょう。VIE PRIVEE ET FAMILIALEは、会社に職を得てサラリーマン(SALARIE)が出来ます。個人自営業(COMMERCANT/ ARTISANT/PROFESSION LIBERALE)、個人自営業の小規模形態AUTO-ENTREPRENEUR、法人(会社)設立の代表者(社長、役員)登録も可能です。つまり、上述したように、「通称10年カード」の「1年版」です。VIE PRIVEE ET FAMILIALEが発行されるケース(CESEDA L 313-11)は、11ケースあって、「フランス国籍者とPACS関係にある」ケースは、その中のCESEDA  L 313-11-7°の適用です。1年ごとの更新ですが、確かなことは「PACS関係で発行されたのであれば、PACS関係を維持している限り更新されている」ことです。「PACS関係を解消した場合」については法令文書を、私は知りません。知っている読者がいれば情報をください。
さて、「PACS関係を解消した場合、どうなったか」の過去の事例は少なからずあります。パリでの事例がほとんどです。
記憶に残っているケースを挙げておきます。
(1)PACS関係維持中はSALARIEとして会社に勤務をしていた。3回目の更新時にはPACS関係は解消していたが、会社勤務は継続していたので、VIE PRIVEE ET FAMILIALE からSALARIEへの変更を申し出たところ、出て来たカードは再びVIE PRIVEE ET FAMILIALE。このケースには事情がありました。仏国籍PACSパートナーとの間に子ども(フランス国籍児)がいて、それを養育しているということでCESEDA  L 313-11-6°の適用に切りかえてくれたと見ます。 条項で整理すると①VIE PRIVEE ET FAMILIALE発行条件規定CESEDA  L 313-11-7°で初回発行、
その後も同じ条項の適用で更新されていた。
②3回目の更新時はPACS関係は解消していたが、「フランス国籍児を扶養する外国籍の母親」として
CESEDA  L 313-11-6°が適用されて、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの継続となった。
既述のように、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの発給ケース(CESEDA L313-11)は11ケースあるのです。L313-11-1°からL313-11-11°まであります。適用条項が7°から6°へ切り替えられたということでしょう。
(2)上記(1)と同じケース。VIE PRIVEE ET FAMILIALE からSALARIEへの変更を申し出てSALARIE滞在カードとなった。但し、SALARIE滞在への変更手続きはCHANGEMENT DE STATUT扱いになった。DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)での審査(実際には事後承諾に近い?)のカタチになり、SALARIE滞在カードが出てくるまで6か月以上を要した。
(3)PACS関係は解消、職もない状態での更新だった。3か月期限のレセピセが発行され、
次回のRDVまでにCONTRAT DE TRAVAIL(CDI/CDDを問わず)が提示できれば(=仕事が見つかれば)SALARIE滞在への変更を認める、という対応。CDI もCDDも取れる見込みは立たなかったので、RDVには出頭しないで帰国。(このケースの方は、VISITEUR VISAを取得してフランスに戻っています)。
(4)PACSは解消したものの、滞在は継続したい理由状(LETTRE DE MORTIVATION)を提出し、自費滞在源(預金残高)を提示してVISITEUR滞在への身分変更が認められた。
(5)一切の変更は認められない、滞在を希望するのであれば、自国へ一旦戻り、新たにVISAを取り直して出直すように、と口頭(文書ではなく)で指示された。これは地方のあるPREFECTUREでの事例です。ここで一言。PREFECTUREは各県にあります。フランス国内は95県あり、従って95県庁あるということです。
以上の事例を参考にしてください。
2015年2月2日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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