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CARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請取得、「結婚」と「仏国籍の子の母親」のいずれを選ぶのが得策か。

質問。地方都市在住です。2008年に仏人とPACSし、2011年に長女が生まれました。
今月PACSで10年カードの申請をしましたが、私の収入が最低賃金 に達していないという理由で却下されました。窓口の担当者からは、仏国籍の子の母親として申請すれば、収入にかかわらず3回の更新で10年カードが取得できるといわれました。
パートナーとは結婚するつもりですが、PACSで10年カードの申請をするために先延ばしにしてきました。この際、結婚するか、担当者の意見に従うべきか、迷っています。
仏人の配偶者と仏国籍の子の母親、それぞれの10年カード所得の決め手となるところを教えてください。
お答え・見立て。
(1)質問者は、もっとも一般的なCARTE DE RESIDENTの申請ケース、CESEDA(外国人滞在管理法)でいえばL314-8で申請しました。L314-8は、
①「中断することなく少なくとも5年以上フランスに滞在しており、今後も長期にフランス滞在する必要があること(長期滞在の理由のあること)。
②収入が充分(SMIC以上)であり、かつ安定していること。
③フランスのSECURITE SOCIALEに加入登録していること。
④住居事情のよいこと(法文規定によれば、劣悪な住居でないか、居住地のMAIRIEに調査させることがある)。
ということで、質問者の申請は、上記②が不十分と判定されて却下されたようです。
(2)さて、「仏国籍の子の母親としてのCARTE DE RESIDENTの申請・取得です。これは、同法のL 314-9-2°の規定です。それによれば、
①VIE PRIVEE ET FAMILIALEの滞在許可証を維持していること。
②仏国籍の子が出生してから少なくとも3年間、子育てをしていること(扶養していること)。
③当人自身の職業収入数字の多寡は問われません。PACSパートナーとの共同生活家計あるいは生活費
援助、日本の実家からの生活送金、各種のALLOCATION受給なども収入に算入されます。
文面に「2011年に長女が生まれました」とありますので、次回の更新の際に「仏国籍の子を扶養する外国籍の母親」として,L 314-9-2°のケースとして申請されたらいかがでしょうか。決め手は「扶養義務を果たしていること」です。といっても難しいことではありません。質問者はPACS関係を継続し、パートナーと共同生活しているようですから「一緒に子育てをしています(共同扶養)」ということに過ぎません。「扶養義務を放棄していません」です。扶養義務を果たしていることの証明方法はPREFECTUREによって異なりますので、,L 314-9-2°のケースの必要書類を確認してください。
(3)フランス国籍者との結婚によるCARTE DE RESIDENT申請・取得
これは、同法のL 314-9-3°の規定です。条項番号でいえば、上記(2)の次の条項です。
フランス国籍者との結婚は、「婚姻成立後3年の共同生活の立証」がタテマエになっています。文面によれば、質問者は2008年にPACSを交わしているので、7年見当の共同生活の実績になります。この実績が婚姻のカタチをとることによってリセットされて、「これから3年後」になりかねません。このあたりはPREFECTUREの裁量になりましょうが、質問文面での「却下」事情から窺うに、法文規定に厳格、忠実な感触を受けます。融通とか幅のある裁量とかは期待しないがよいのではないでしょうか。
以上から、結論は自ずから出ていましょう。

2014年11月21日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣
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PLでの更新を控えています。
提出書類の中にinscription au rôle de la taxe professionnelleとあるのですが何のことでしょうか。micro bncとこれは何か関係がありますか?
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