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2014年10月26日付ブログ「PLの社会保障負担について」への関連質問です。

質問。
学生滞在からPL滞在への身分変更を予定しています。
2014年10月26日付ブログ「PLの社会保障負担について」にこういう部分があります。「職業開始年度は前年度の収入数字がないので、初年度は7134ユーロ、次年度は10318ユーロを「仮の収入数字」(BASE・ベース)として諸社会保障負担費が請求されます」
「職業開始年度は前年度の収入数字がないので、初年度は7134ユーロ」までは分かるのですが、次年度まで「仮の収入数字10318ユーロ」がベースになることがよくわかりません。
お答え・見立て。
所得申告と所得数字確定の「スケジュール」、「時間差」から来るものです。所得申告は、1月Ⅰ日―12月31日の収入を翌年の5月中旬締切りで申告します。現時点2014年11月で見ますと、こうなります。
(1)2013年Ⅰ月Ⅰ日から12月31日の所得の申告は2014年は5月20日締切りでした(インタネットによる申告は6月10日でした)。2014年Ⅰ月Ⅰ日―12月31日の所得申告の締切りは2015年5月中旬です。年々、早まる傾向にありますが、現時点では未発表です。
(2)この所得申告に対して、税務局からAVIS D ’ IMPO(所得数字確定通知)が送付されてくるのが8月中下旬から9月上旬です。このAVIS D ’ IMPO(所得数字確定通知)に記載されている数字が前年度の収入=課税対象額(収入―職業経費)ということになります。AVIS D ’ IMPOには、PLでいえば課税対象額、所得税額が記されています。 課税対象額が規定ライン以下の場合は所得税額がゼロ、低所得手当(PRIME POUR L’ EMPLOI)の支給額も記されています。
このように前年度の収入、ここでいう「ベース」の数字が確定するのは翌年の8月、9月になりましょう。
(3)一方、PLの諸社会保障費負担額の請求スケジュールと「ベース」です。
 2014年9月からPL登録したとしましょう。この場合、2014年9月―12月が初年度扱いです。
 つまり、この期間は7134ユーロがベースです。そして、2015年Ⅰ月から次年度扱いになります。すなわち10318ユーロがベースになりましょう。2014年度の所得=課税対象額が確定するのは、2015年8・9月期だと記しました。通常は第4四半期(2015年10・11・12月)分から採用されましょう。それまでは、次年度数字10318ユーロがベースとされましょう。
(4)ところで、最近、当室相談者Aさんに興味深い事例が発生しました。
Aさんは、学生滞在からAUTO-ENTREPRENEUR(AE)―PLに身分変更して3年間を消化しました。ACCREと呼ばれる軽減率の適用を受けていました。ACCRE軽減率は3年間しか利用できません。4年目からは通常率適用になります。ここで、比較計算をしました。
①AE―PLの通常率で諸社会保障費を負担する場合。
②通常PLで諸社会保障費を負担する場合。
どちらが負担が軽いかという比較です。収入を100とすると、①はベースも100です。
②は、MICRO ―BNC枠を利用して66がベースになります。
比較計算した結果、通常PLでの諸社会保障費負担の方が、わずかながら軽い、になりました。
それで、URSSAF に足を運んでAE-PLから単なるPLに登録変更をしました。それでどうなったか。
PL初年度の7134ユーロのベース計算で諸社会保障費負担の請求(FACTURE)が来たのです。Aさんは
AE-PLとして過去3年の実績数字を持っているのですが、初年度(前年度の収入数字を持たない)扱いになったということです。試算し覚悟していた諸社会保障費負担より大幅ダウンの請求額なので「ウレシイのですけが、どうしてこういうことに」で当室に顔を出したのでした。AE-PLと単なるPLとはカテゴリーが違うことがうかがえます。「間違っていましたのMODIFICATION(修正FACTURE)が来るかもしれませんよ」としておきましたが、その後どうなったのか、続報はありません。 いずれにしても、時間遅れで実質数字に即して調整(REGULARISATION)されるので、一時的な負担軽減です。得したことにはならないのですが、、、、、。
2014年11月17日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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