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2014年8月20日付のページ「VISITEUR滞在・所得税・10年カードの申請・取得の関係は?」 を読んでの質問です。

質問。当方、ビジターでパリ滞在です。2014年8月20日付のページ「VISITEUR滞在・所得税・10年カードの申請・取得の関係は?」を読みました。この記事の末尾に「フランスのSECUに加入していること。VISITEUR滞在者が加入するSECUはCMU」とあります。
過去5年間、所得税を納税していても、CMUに加入していないとCARTE DE RESIDENTは発給されない、といことでしょうか。直接当事者から得た情報ではありませんが、フランスの民間保険加入でもパスしたケースがあると聞きました。また、VISITEUR滞在者のCMU登録は不可のことが多いとも聞いています。このことと矛盾しないのでしょうか。
お答え・見立て
(1)CESEDA(外国人滞在管理法)のL314-8条「中断することなく少なくとも5年以上滞在している外国人、、、、」規定は、VISITEUR滞在者のみを対象にしたものではありません。SALARIE、 SCIENTIFIQUE –CHERCHEUR、 COMMERCANT、 ARTISAN、 PROFESSION LIBERALE、 COMPETENCES ET TALENTS 最近ではCARTE BLEUE EUROPEENNE が加わりましたが、これらの申請資格のある滞在身分の中にVISITEUR滞在も含まれている、ということです。VISITEURは、これら有資格滞在群のONE OF THEMとしてある、ということです。そして、これらの有資格滞在身分のほとんどはフランスのSECUに加入しているハズであり、加入しているベキ、が底辺にあります。
(2)「フランスの民間保険加入でもパスしたケースがある」とあります。それはあるかもしれません。
法文規定はs'il dispose d'une assurance maladieで、フランスのSECUに限定していない、と
読むこともできましょう。とはいえ、例外的ではあるでしょう。通常はハネられるところです。例えば、ベテラン弁護士経由での申請の場合で「L314-8条のどこにフランスのSECUに限ると書いてあるのか」と
腕力で通してしまうこともあるかもしれません。他の材料、たとえば納税額が大きいので、そちらを
評価して、SECUには触れない、とかのケースもあるかもしれません。いずれにせよ、一般的なケースではないでしょう。
(3)「VISITEUR滞在者のCMU登録は不可のことが多い」についてです。
2014年8月19日「 VISITEUR滞在者のSECU加入、そして。SECU=CMUの加入の仕組みについて」に記しました。CMUの保険料は(前年度の所得―9601ユーロ)X8%=年間保険料
ここで、前年度の所得が大きければ年間保険料も大きくなります。トラブルが発生するのは、保険料がゼロ(免除)になっているケース、あるいは支払っていても「たった、これだけ!」の少額のケースです。フランスは社会保険料が高いとされ、毎月の給料から「なんでこんなに引かれるの」があります。
そうしたところへ「保険料がゼロ(免除)」とか「たった、これだけ!」は「虫のいい外国人」とされかねません。もちろん、フランスの社会保険公庫も恒常的に赤字、火の車です。そうした財政困窮の
ところへ「図々しい」ということでしょう。
一方、所得税はフランス全所帯の半数以上が非課税、ゼロです。これはフランスの所得税が家族指数方式(QUOTIEN FAMILIAL)になっているためです。所得税を支払っていることは「良質で感心な外国人」でCARTE DE RESIDETの発行にもつながろうというものです。
ここで、昨年秋にVISITEUR滞在者でCARTE DE RESIDETを取得した相談者のケースを紹介します。
「書類を提出してきました」と相談室に現れました。「どうでしたか?感触としては?」と尋ねたところ、こんな報告でした。「女性の担当者で、提出書類を指でパラパラめくっていたのですが、CMU関係の書類が目に入って指が止まったのです。それを書類束から抜き出して、隣の先輩格に見せて、一言二言、何かいっていました。先輩格は、それを見て、これ、払っているからいいのよ、といった反応でした」。「そのCMU関係の書類は元の書類束に収まって、またペラペラの点検作業が続いて、それが終わると、多分、出ると思います。追って文書連絡します。こういう対応でした」
その相談者は、年間で1000ユーロ弱のCMU保険料を支払っています。「これ、払っているからいいのよ、といった反応」の報告が印象的でした。そして、3か月後に「こんな手紙がPREFECTUREから、今朝、届いたんです」と駆けつけてきました。その手紙にはNOUVELLE CARTEが出来たので引き取るように、とありましたが、CARTE DE RESIDENTとは書かれていません。心配顔の相談者に「これは出ていますよ。指定の印紙代がCARTE DE RESIDENTですから」。数日後に「CARTE DE RESIDENTが出ました」の
朗報がありました。
こんなエピソードの紹介でお答え・見立てに代えます。
2014年8月26日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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