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VISITEUR滞在者のSECU加入、そして、SECU=CMU加入の仕組みについて

質問。
2013年暮れにパリに着いてもうじきビジターの更新をするために書類を集めているところですが、
日本での海外旅行保険が切れるため、また同じものに加入するべきか、SECUに加入できるのか、わからないでおります。妊娠・出産を希望しているので、 様々な経費がかかると思われますが、SECUに入るとなるとビジターの身分でのそれは時間がかかると聞いております。海外保険は2014年8月25日に切 れるので、タイミング的にももう一年は同じように日本の海外保険に加入するべきでしょうか。
お答え・見立て
海外保険が「2014年8月25日に切 れる」とありますので、タイミング的にもう一年は同じように
日本の海外保険を延長・継続されたらいかがでしょうか。結論めきますが、、、。
VISITEUR滞在者の場合、「SECUに加入する」とは具体的には。CMU (COUVERTURE MALADIE UNIVERSELLE)に加入することになります。CMUは、BASE(主保険・70%カヴァー。出産ほか特定病の治療は100%)とCOMPLEMENTAIRE(補助保険・通常30%カヴァー。通称MUTUELLE)がありますが、ここではBASEに触れておきます。仕組み上、BASEに加入せず、COMPLEMENTAIREのみに加入することは出来ないためです。以下、CMUとはBASE(主保険・同上)のことです。
さて、CMUは10月Ⅰ日―翌年9月30日を1年度としています。
そして、現時点(8月20日)での年間保険料は、
(前年度の収入―9534ユーロ)X8%=年間保険料(通常、年2回分割払い。4回分割も選択可能)。
9534ユーロはSECU当局の規定数字です。2014年10月Ⅰ日から9601ユーロに微調整されます。これを整理すれば、
2013年10月Ⅰ日―2014年9月30日   年間9534ユーロが適用。
2014年10月Ⅰ日―2015年9月30日   年間9601ユーロが適用。
ということです。
以上から、現在(8月20日)が2013・14年度の年末期であることは理解されましょう。
さて、上記の保険料算出式には微妙なことが含まれています。
①9534ユーロであれ9601ユーロであれ、これ以下の収入数字のケースは保険料がゼロ、つまり
免除になることです。手続きの窓口は居住地区管轄のCPAM(CAISSE PRIMAIRE ASSURANSE MALADIE)ですが、保険料免除での加入が歓迎されないことは容易に理解されましょう。CMUは基本的には低収入者層を対象にした社会福祉、救済制度ですから、居住地区によってもCPAMの対応に差が出ることは大いにあり得ましょう。
②さらに、VISITEUR滞在者の「この地では現地収入を得ない」という変則要素が加わります。「この地では現地収入を得ない。国外(日本)からの送金で生活しています」となりますと、その送金額を収入数字に見立てて保険料を算出、にならざるを得ません。収入数字の確定が難しくなります。あるいは裁量に幅が出てきます。過去の事例は様々です。
過去12か月の入出金銀行口座(のコピー)を提出せよ、渡仏直前年度の日本での所得を提出せよ、賃貸家賃額を提出させて、その3倍の数字から査定する、、、、など審査当局の裁量、サジ加減の領域になってきましょう。質問文面に「ビジターの身分でのそれは時間がかかると聞いております」とあります。
このような事情から、査定・審査する側にもなかなかに難しいものがあり、あれこれの補足書類の提出
要請もあったりで、その文書の往復で時間がとられたり、、、があり得ましょう。
参考までにVISITEUR滞在者のある実例を添えておきます。
{実例}
CMU加入に必要な申請用紙を窓口CPAMにもらいに行きました。用紙の空欄に必要事項を記入して提出したところ、数週間を経て、「過去12か月の入出金銀行口座(のコピー)を送付せよ」の通知が来ました。
この時点で、当相談室に来たのでした。「フランスに入国して銀行口座を開き、その直後にン百万円を
日本から送金させ、それがン万ユーロの口座入金になっている、というのです。この数字を採用されたら
目が飛び出る保険料になってしまうのですが、どうでしょうか」の相談でした。円・ユーロのレートが円高だったのでこの機会を逃さずに、で大型送金をしてしまった、とのことでした。「この大型送金は、
今後3年ー4年分のまとめ送金であることを主張したらどうでしょうか」「いや、それを文書や窓口での応答で説得的に主張できるフランス語力がありません」ということでした。そうであれば「今回の加入は見送り、向こう1年かけて「無理のない数字」を送金し、正々堂々と過去12か月のRELEVE DE COMPTEを見せられる状態になってから加入手続きをとったらいかがでしょうか」になりました。そこで「無理のない数字」の検討をし、月額***ユーロ、年額では****ユーロを年3回に分けて送金し、、、、の送金プランが立ちました。合わせて、所得申告もしてAVIS D’IMPOSITIONも出せるようにしました。
この実例は、一言でいえば「変型」を1年かけて「定型」にする、ということです。
質問者の滞在費の事情はわかりませんが、以上のようなCMU( BAS)Eの仕組み、そして上記の実例から
ご判断ください。「無理のない数字」とは? そうした細かい部分はブログでは書き切れません。さらにy、滞在許可証の問題もあります。パリの場合、VISITEUR滞在者のCMU加入は時としてトラブルを引き起こしています。
「CMU加入そのもの」と「滞在許可証の更新」。この双方を睨みながら対処する必要がありましょう。
詳細は当相談室をご利用ください。
定例相談日  毎月第2・4火曜日 要予約 TEL 01 4723 3358
8月は変則です。この9月からは定例相談日が変更になる可能性があります。上記TELでご確認ください。

2014年8月19日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣


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