FC2ブログ

住居税(TAXE D’HABITATION)の免額、減額は可能か? =住居税(TAXE D’HABITATION)と 所得申告(DECLARATION)の関係

質問。
先日、2013年度分の住民税の支払い催促状が自宅に届きました。
そこには「すでに振込用紙を送った」と書いてあったのですが、振込用紙はおろか住民税に関しての
手紙は今日まで一切受け取っていません。
近いうちに税務局に行き今回の件について詳しく聞いてこようと思っているのですが、収入がなくアルバイトもしていない留学生は住民税を支払う必要がない、もしくは減額を希望することが出来ると聞きましたが、そうなのでしょうか? 今回のように催促状が届いてから税務局で相談することは可能なのでしょうか?
お答えと見立て。
質問者の2013年度住居税(TAXE D’HABITATION)は、2013年Ⅰ月Ⅰ日にその物件に住んでいた人に課されます(支払い請求状は2013年9月下旬―10月初旬に郵送。支払い期限は11月15日が
通常スケジュール)。
質問者は2013年Ⅰ月Ⅰ日にその物件に住んでいたのですね。その督促状は前住人宛てのものでは
ないことを確認します。
結論から申し上げれば「免額(EXONERATION)あるいは減額(REDUCTION/ DEGREVEMENT)
を申し出てみたらいかがでしょうか」です。
質問文面からは詳細な事情はつかめませんので、一般事情論になります。
(1)住居税(TAXE D’HABITATION)は所得申告(DECLARATION)と連接しています。
  所得申告は2013年5月27日締切りでした。申告をしていて、その申告数字が低所得の規定範囲   に入っていれば、住居税(TAXE D’HABITATION)の算出に反映され「減額」数字になっているハズです。
  従って、税務局との相談・対応は、
  減額された数字なのか・処理漏れではないか・減額処理がされているのであれば、さらに追加減額
  してもらえないか・免額にならないか、といったことになりましょう。
(2)所得申告はしていない、あるいは税務局から申告するよう勧告通知が届いたが「私は学生滞在で
アルバイトもしていないので収入がない。日本からの家族送金だけで留学生活している」の事情
から、その事情を勧告通知状の回答欄に書いて送ったり、ゼロ申告にしたり、勧告通知を放置にしたり、つまり無申告を貫きますと、税法上「フランス国外(日本)の住人」とされ、フランスの
現住居はRESIDENCE PRINCIPALE(主要住居)ではなく、RESIDENCE RESIDENCE SCONDAIRE(第二住居)扱いになることがあります。要するに別荘扱いです。当然、住居税(TAXE D’HABITATION)もゼイタク税として高額になります。当相談室では過去に豊富な実例があります。
質問文面には「収入がなくアルバイトもしていない留学生」にとっては払いきれない税額、の
印象がありますが、別荘扱いのゼイタク税になっていないでしょうね。

最後にです。「所得申告をする=所得税を取られる」ではありません。
留学生は、学業送金の多寡に関わらず3年間は課税されません。(日仏租税条約第20条)。
また、日仏租税条約など持ち出すまでもなく、学業送金であろうが単なる生活送金であろうが
フランスで得た職業収入であろうが年額12726ユーロを越えなければ所得税は課されません。
所得申告をしても所得税はゼロです。
質問者は「学生滞在」なので問意から外れますが、当相談室でのPL滞在者、VISITEUR滞在者の多くが「いくらの数字を申告すれば所得税を支払えるのか」、そして「いくらの数字を申告すれば低所得手当(PRIME POUR EMPLOI)支給が回避できるか」に頭を悩ましているのが実情です。
所得税はゼロ行進、低所得手当(PRIME POUR EMPLOI)まで受給している状態を5年続けてもCARTE DE RESIDENT(10年カード)取得にはつながらないためです。
お答え・見立てが問意から外れました。 
住居税(TAXE D’HABITATION)と所得申告(DECLARATION)は以上のようにつながっていることは知っておいてください。

2014年4月17日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
当滞在相談室による所得申告説明会のお知らせです。

第12回 所得申告(DECLARATION SUR REVENU)の仕方」説明会
フランスの個人所得申告は本人による申告方式です。成人(18歳以上)でこの申告と「無関係」な人はいません(わずかな例外を除く)。
所得申告は「前年度(2013年Ⅰ月1日―12月31日)の個人所得を翌年2014年に申告しま
す。
申告の締め切りは5月20日です。今回初めて申告する方、より正確な知識を得たい方はぜひご参加ください。
日時:5月3日(土)10h30-12h頃
会場: 日本人会(19, rue de Chaillot 75116 Paris)
参加資格:当会の有効な会員
参加費:20ユーロ
要予約:TEL 01 4723 3358 FAX 01 4723 0576 e-mail :nihonjinkai@free.fr
説明会の内容: 所得申告用紙の種類、記入の仕方、税額の算出方法、低収入手当、
滞在許可との関連などをケース別(SALARIE 、ETUDIANT、 VISITEUR、 PROFESSION  LIBERALE(BNC/AUTO-ENTREPRENEUR)に説明します。
なお、この説明会に参加した上で、さらに個別事情のある場合は個別相談室(要予約)
がありますので、ご利用ください。個別相談の予約は当説明会終了時に受付けます。
                *
「所得申告をすると所得税を取られる」は必ずしも正確な理解とはいえません。無申告・申告の遅滞・仕組みをつかんでいないことによる見当違いの申告など、申告事故が多くなっています。また、滞在許可証の更新、滞在身分の変更、10年カードの申請などにも直接関係します。フランスに長・中期滞在予定の方に参加をお勧めします。

スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

住居税の質問をしたものです。
お返事ありがとうございます!

恥ずかしながら、確定申告について今の今まで知りませんでした…。
減額や免除のことよりもまずは確定申告をしなくてはいけないですよね。
今から確定申告をしても間に合うかどうかわかりませんが、とりあえず来週すぐに相談してこようと思います。
本当にありがとうございました。
プロフィール

okamotohirotsugu

Author:okamotohirotsugu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR