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CAPE(起業支援契約)の意味・意義がわかりません

質問。
在仏5年目、10年の滞在カードを所持しており、仕事を探しているのですが、先日、CAPEという契約を提示されました。AEかCAPEかで、CAPEだと自分で税金関係を処理しなくてよいということはわかったのですが、利点、欠点がイマイチわかりません。
説明しているページを見たのですが、12カ月最長で更新2回までというルールなどはあったのですが、具体的になにかリスクがあるのかつかめませんCAPEというのは、雇用契約なのでしょうか。
サラリエになれるといわれたのですが、そうではないような記事も見ました。どうなのでしょうか。
見立て。
質問者は10年の滞在カードを所持しているとのことなので、労働許可・職業活動許可は不要です。
許可が要らないという点でフランス人と同じです。これを前提にします。
CAPE(CONTRAT D’APPUI AU PROJET D’ENTREPRISE 起業支援契約)は2003年に設置されま
したが、実施は2005年からです(大幅に遅れました)。CAPEとほぼ同様の制度としてAUTO-ENTREPRENEUR(A.E)があります。A.EはCOMMERCANT , ARTISANへの適用が2009年から。PROFESSION LIBERALE(PL)は2010年からスタートしています。そして、AE登録者は70万人を優に越えています。一方、CAPE契約の実績数字はつかめませんが、A.Eとは比較にならない数字ではないでしょうか。
ところで、CAPE実施から4年見当でほぼ同様の制度のA.Eが登場しているのはどういう事情からでしょうか。CAPE契約の意義、意味が「今一つわからない」からではないでしょうか。
①「CAPEだと自分で税金関係を処理しなくてよい」とあります。AEの税金関係の処理は極めて簡単、
単純です。加えて「収入が全くなかった」であれば、税金関係はゼロで通ります。税金関係とは、正確にはCHARGES SOCIALE(社会保障負担)と所得税です。
②CAPEは、自営業として自立するまでの支援・援助契約、CONTRAT DE TRAVAIL(雇用契約)では
ありません。但し、契約期間中はサラリエと同様に「各種の保険は有効」とされていますので、
保険の有効性は絶対に維持したい・死守したい、であれば、ここが利点かもしれません。
③また、最長12か月のCAPE契約を終了した後にサラリエになるわけではありません。
CONTRAT DE TRAVAIL のCDDにあっては最長で18か月、更新は1回のみ、が通常規定です。
「それ以上の雇用はCDIとなる」とされています。それと同じようにCAPE契約は最長12か月、
更新は2回まで、「それ以上の場合はサラリエになる」わけではありません。

以上からご判断ください。
2014年3月17日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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