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2014年2月18日付「コンペタンスエタランでのフリーランス」と「フリーランス」、「コンペタンスエタランでの就労者(サラリエ)」と「就労ビザ」 に違いはあるか?」に補足質問します。

2014年2月18日付「コンペタンスエタランでのフリーランス」と「フリーランス」、「コンペタンスエタランでの就労者(サラリエ)」と「就労ビザ」 に違いはあるか?」で、回答・見立てをいただいたものです。補足質問をさせていただきます。
質問(1)「コンペタンスエタラン」所持者を雇用する場合は、「外国人雇用税」や雇用者が就労許可を申請・取得の手続きをする必要はないと伺い、会社側が外国人を雇うデメリットもないと思うのですが、それでもフリーランスの方が会社側としては雇いやすいのでしょうか?
お答え(1)SALARIE(サラリエ)として雇用する場合は、各種の社会保障費の雇用者負担が大きいということです。
単純化して説明します。額面給与(BRUT)を100とします。各種の社会保障費の当人負担は平均25%前後でしょう。
これは給与から自動天引きされて、当人の給与手取り(NET)は75前後になります。
一方、雇用者負担は40-50%です。雇用者の社会保障費の支払い実額は65-75になります。
もちろん、この内の25前後は給与から自動天引きをしているので実質負担は40-50%なのですが、
支払い実額は額面給与(BRUT)100に対して65-75になる、ということです。いずれにせよ雇用者負担が大きいにですね。
SALARIE(サラリエ)として雇用するのではなくPROFESSION LIBERALE(PL)あるいはAUTO-ENTREPRENEUR(A―E)として仕事注文のカタチをとれば、雇用者負担はゼロです。
PLあるいはA―Eは「個人自営業」ですから、各種の社会保障費は当人負担です。当人がPLあるいはA―Eとしての仕事収入額に対して自己負担することになります。会社側・雇用者側がSALARIE(サラリエ)を避けたい理由、PLあるいはA―Eにしてもらいたい理由がここにあります。
質問(2)もし就労者ビザを取ることができた場合、更新の際、はじめにコントラ を結んだ会社と別の会社で更新
することは可能ですか?
お答え(2)初回更新の際に「今は別の会社に勤務しています」は却下されるリスクがあります。但し、営業不振
による倒産や部門カットなどの経済解雇(LICENCIEMENT ECONOMIQUE)は除きます。
質問(3)コンペタンスの就労者の場合は契約がCDIになるのですか?CDDでの労働も可能なのでしょうか??
お答え(3)コンペタンス所持者はCDI、 CDDのどちらの契約も可能です。
質問(4)コンペタンスの就労者ビザの場合、税金などは会社側でなく、自分で納めるような形になりますか?
お答え(4)コンペタンスの就労者ビザであれ通常の就労ビザであれ、社会保障費各種は給与からの自動天引き
方式です。25%前後が天引きされることは既述しました。一方、所得税は自動天引き方式ではなく、自己申告
申告方式です。前年度(1月―12月)の所得を翌年の5月下旬に申告するスケジュールです。
(5)再確認しておきます。PLあるいはA―Eは、
(a)コンペタンスとしてのPLあるいはA―E登録
(b)単なるPLあるいはA―E登録
のいずれであれ、社会保障費各種は自己申告による自己負担です。所得申告も自己申告方式です。
(a)(b)の両者に違いはありません。所得申告のスケジュールも、お答え(4)のSALARIE(就労者ビザの場合
と全く同じです。
以上は、社会保障制度、税制から見た場合です。実際にCOMPETENCES ET TALENTSのVISAがおりるか
どうか(申請窓口はフランス大使館)、あるいは就労VISA=労働許可(AUTORISATION DE TRAVAIL)がおりるどうか(申請窓口はDIRECCTE-MOEという外国人労働管理局)とは別のことです。

2014年2月20日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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