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フランス国籍者との婚姻、年金・戸籍はどうなる?

質問。今年フランスでフランス国籍者との結婚を考えています。時期はビザが切れる9月末の1か月前を予定しており、こちらフランスで結婚手続き後、日本に戻って配偶者ビザを取るつもりでいます。その際、
1.今まで日本で払っていた年金はどういう扱いになりますか?例えば日仏協定があり、フラ ンスの年金システムに移行できるなど、教えていただけますでしょうか。現在は海外転出届を出しているので年金の支払いは2年ほど止めています。
2.日本の市役所の戸籍謄本上は私の名前は消えるのでしょうか。その際、日本で戸籍謄本を求められた場合の対応はどうなりましょうか。またフランスでの戸籍証明がどういった形になるのでしょうか。国籍は日本のままにする予定です。
お答え。
質問者は、上記の質問文面に先立って、在日フランス大使館でのVISA取得の際の経験を報告をしてくださいました。その部分は文面から割愛させていただきましたが、とても参考になる報告でした。ありがとうございました。いつも繰り返していることですが、この地フランスからは在日フランス大使館でのVISA発給事情は見えません。同大使館HPに公開されている以上のことはわかりません。また、VISAの発給はその国の主権に関わることでもあり、とやかくの言及、あれこれの論評は控えねばなりません。こういうことですので、「申請して取得できた」あるいは「却下された」の経験報告が貴重な情報源であり判断材料です。重ねてありがとうございました。さて、
(1)「フランス国籍者との結婚」と「年金」は直接関係しません。質問者が「フランス国籍者との結婚」
によって労働資格を得て、この地フランスで収入活動に従事し、その収入額に応じてフランスの年金機構に年金を払い込めば、払い込み期間に応じて年金が受給できます。質問者はいずれは日本に帰国して家業を継ぐとのことですが、日本で年金受給年齢になって「そういえば、その昔、フランスで3年間勤務して毎月の給与から年金を天引きされていたなー」であれば、3年の払込期間に応じた年金を日本に送金してもらうことができます。但し、3年間ではたばこ銭程度ですがもらえるのです。一方、日本の国民年金です。これは払込期間が25年です。ところが、例えば年金受給年齢時に22年間しか払いこんでいなかったとしましょう。この場合「その昔、フランスの年金機構に3年間払い込んでいた」ことが証明できれば22年+3年=25年になり受給できることになります。但し、受給額は22/25ですよ。受給資格は発生しますが、もらえる額は25年に対応しません。払込みの実質期間22年分です。払込みの実質期間が25年あればフランスでの3年は関係しません。日本では25年相当の年金、そしてフランスでは3年相当の年金が受給できるということです。文面にある「日仏協定」の内容は以上の(ような)ことをいいます。
(2)フランスで結婚した場合は、MAIRIE(市役所)が発行するACTE DE MARIAGE(結婚証明)を在仏日本大使館に戸籍謄本(事前に取り寄せた)を添えて提出します。これによって質問者の本籍地の市役所に連絡が行き「フランス国籍者の***と婚姻」したことが戸籍に記載されます。日本の市役所の戸籍謄本上質問者の名前は消えません。一方、フランス側です。フランスには戸籍制度がありません。戸籍・本籍地といったものは存在しません。ちなみに戸籍・本籍地制度をとっているのは日本、韓国、中国、、、など
ごく少数国だけのようです。上述のように結婚手続きをとったMAIRIE(市役所)からACTE DE MARIAGE
(結婚証明)、そしてLIVRET DE FAMILLE(家族証明手帳)が発行されます。
以上、要点だけになりますが、、、。
2013年1月5日   滞在相談室  岡本宏嗣
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