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VISITEURビザと婚姻について

質問
VISITEURビザでの渡仏を予定しています。渡仏の目的はフランス人との婚姻ですが、結婚ビザを取得して渡仏するには諸事情で不都合があり、とりあえずVISITEURビザで渡仏し、フランスで婚姻手続をしたい意向です。
ところで、「申請書」には「婚姻形態を問う質問」があります。私は離婚歴があることから、離婚届記載事項証明とその法定翻訳の提出が必要なのでしょうか。結婚ビザの申請ではないので、不要と思うのですが、どうなのでしょうか。
お答え
前提を申し上げれば、この地フランスからは、在日フランス大使館・総領事館のビザ発給の詳細な事情はわかりません。渡仏後に「私の場合は、こういうケースでこういうビザを在日フランス大使館・総領事館でもらってきたのですが、ところで私がこの地フランスで申請する滞在許可証は、、、」といった相談からビザ発給事情を推察できるということにとどまります。こういう前提の上で、お答えします。
(1)「申請書には婚姻形態を問う質問があります」としていますが、ここでいう「申請書」とは何の申請書で
    しょうか。また「婚姻形態を問う質問」とはどういう質問でしょうか。このあたりが不明です。
  VISITEURビザ申請に必要な「長期滞在ビザ申請書」には、フランス民法上のETAT CIVILを問う欄はあります。
  ETAT CIVILには、独身、既婚、離婚、配偶者との別居、配偶者に先立たれた死別、などがあり、それら中から
  該当するものを選びます。本題から外れますが、これらのうち、日本の民法にはないETAT CIVILは別居(SEPARA  TION)です。フランスでは、離婚ではなくその一歩手前の別居(SEPARATION)が市役所に届出て認められる身分状態になっています(日本では別居は民法上の身分状態ではなく、夫婦が別々に暮らしている生活状態です)。
さて本題に戻ります。質問者は、離婚されてその後再婚されていないので、フランス民法上は離婚者(DIVORCE)ということになります。質問者のいう「申請書」が「長期滞在ビザ申請書」であれば、離婚者(DIVORCE)の項に
チェックをいれる、それだけのことと思います。それとも、「長期滞在ビザ申請書」ではなく、何か別途の「申請書」を目の前にして質問されておられるのでしょうか。
 (2)質問者はフランスでの婚姻手続きを予定されているようなので、ご承知でしょうが、念のために、
    これについて触れておきます。
    婚姻手続きは居住地の市役所で行いますが、日本で入手しておくべき書類(この地でフランス語に法定翻    訳することができます)があります。未婚状態であることの証明書です。これは質問者の戸籍のある市役    所で入手します。「誰それは、フランス国籍者である誰それと婚姻することに支障はない」という意の
    証明書です。質問者は離婚歴があるとのことですが、離婚証明ではありません。婚姻可能証明ということ    です。さらに、この証明書に外務省による検印(アポスティーユといいます。この書類は偽造・改竄文書    ではない、というお墨付き証明)を受けます。
    ついでに、出生証明(戸籍謄本から法定翻訳)作成に必要な戸籍謄本にもアポスティーユが必要です。
    また、戸籍謄本や上記の結婚可能証明は日本での発行日から厳密には3か月、実際には6か月見当が有効    期間とされています。以上のことにご留意ください。
     注1 アポスティーユがなくても受付けてくれる市役所があるかもしれませんが、取り付けておくのが
        安全です。
     注2 法定翻訳は当日本人会でも受けています。http://www.nihonjinkai.netでご参照ください。
    
    以上のお答えに「ちょっと違うんだけど」という回答者の問意の取り違えがあれば、質問者の状況を
    今少し詳しくお知らせください。
    2010年11月18日   在フランス日本人会 滞在相談室 担当  岡本宏嗣 
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