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日本でEU加盟国国籍者と婚姻し渡仏しましたが、滞在許可証の発行が却下され、、、

質問。日本でEU加盟国国籍者と婚姻し、渡仏しました。夫はEU加盟国の国籍ですがフランス国籍ではありません。妻の私は渡仏VISAの取付けは不要で、渡仏3か月後に滞在許可証の請求ができるということでした。EU市民の配偶者というタイトルの滞在許可証が発行されるとのことでした。しかし、その結果は却下でした。その理由は、滞在許可も労働許可も必要としない夫が、渡仏後の3か月間にSMIC以上のCONTRAT DE TRAVAILが提示できないということのようです。夫は自由職業なので、そうした条件に当てはまりません。私にフランスでの滞在許可証が発行される道はないでしょうか。夫の国に行くしかないのでしょうか。

お答え・見立て。
それは、CESEDA(外国人滞在管理法)のL121-1~L121-5の規定でしょうね。
夫自身はEU加盟国X国の国籍所持なので、収入があろうがなかろうが自由に滞在できましょう。ところが、非EU国籍(日本国籍)の妻は、夫の収入がないので(あるいは少ないので)、CARTE DE SEJOUR DE MEMBRE D’UN CITOYEN DE L’UNION(5年もの、労働・職業活動は可)が発行されない、ということなのでしょう。
ここで、質問からは外れますが、余談として触れておきます。
ここで対象となるのはEU加盟国(英が抜けたと勘定すれば27か国)だけではありません。スイス連邦、EUには非加盟でEEE(ESPACE ECONOMIQUE EUROPEENNE)に加盟しているアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーが含まれます。
当室の相談者には「夫はスイス国籍ですがフランスで仕事をしています」という事情の方が複数います。
さて、戻ります。
失礼な質問ですが、質問者Aさんは、VISITEUR滞在が認められる自己滞在資金(預金 18000ユーロ見当)をお持ちでしょうか。「何としてもフランスに合法的に滞在したい」のであれば、ご主人の国籍や収入事情とは関係なく、自主滞在としてVISITEUR滞在許可証を申請されたらいかがでしょうか。日本でVISAを取得してこなかったので(VISAの取付けは不要とされたので)、現地VISA(VISA DE REGULATION)の取付けに340ユーロかかります。つまり、滞在許可証取得に269ユーロ、VISA DE REGULATIONに340ユーロという痛い出費になりますが、日本へ帰国してVISAを取得して戻ってくる費用よりは低く済むのでは。
そして、1年後(以降)の更新時にVIE PRIVEE ET FAMILIALEへの滞在身分の変更に挑戦されることをお勧めします。CESEDA L 313-11-7°(*)の適用です。その時点でご主人が自由職業者としての収入が軌道に乗って安定していれば、さらに好都合でしょう。
(*)フランス国籍者とのPACSによるVIE PRIVEE ET FAMILIALEの申請・取得と同じ条項です。

2020年2月1日  相談室  岡本 宏嗣
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