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身分変更について。パスポート・タランとプロリベのどちらが適当でしょうか。

質問。学生滞在です。今年の年末に滞在許可証が期限になるので、身分変更したいと準備を進めています。周辺ではは、パスポート・タランはCONTRAT DE TRAVAILがないとまず通らないというのですが、これまでの例からどうなのでしょうか。CONTRAT DE TRAVAILがない場合は、プロリベへ身分変更した方がよいのでしょうか。
また、CONTRAT DE TRAVAILが日本の会社との場合はどうなのでしょうか。

お答え・見立て。
まず、PASSEPORT TALENT(PT/パスポート・タラン)についてです。質問者Aさんの職業ジャンル、職種が分かりません。プロリベ=PROFESSION LIBERALE(PL)と同列比較しているようなので、「PASSEPORT TALENTの第9項」(passeport talent - 9° du L313-20)と仮定して進めます。演奏、歌唱、舞踊・ダンス、演劇など舞台系、Auteur d'une œuvre littéraire ou artistique(文学あるいは芸術系〔美術系〕の活動分野とします。

(1)「P Tの第9項」は、2016年10月31日までは、PROFESSION ARTISTIQUE ET CUTURELLEという滞在許可証でした。パリのPREFECRURE DE POLICEではARTISTE SALARIEと呼んでいました。
つまり、CONTRAT DE TRAVAILを前提としたARTISTE SALARIEが対象でした。         (一方、PLはARTISTE NON SALARIEであることが前提です)。                     「元ARTISTE SALARIE」であることから、審査担当者がCONTRAT DE TRAVAILがないとダメ、の判定を下すことは大いにありそうです。
(2)「P Tの第9項」については、2016年10月30日付DECRET〔実施要領の政令〕にNON SALARIEの場合の規定が明確にあります。
« Art. R. 313-68.-Pour l'application du 9° de l'article L. 313-20, l'étranger artiste ou auteur d'œuvre littéraire ou artistique, qui exerce une activité non salariée, présente en outre à l'appui de sa demande :
« 1° Tous documents justifiant de sa qualité d'artiste ou d'auteur d'œuvre littéraire.
« 2° Tous justificatifs de ressources, issues principalement de son activité, pour la période de séjour envisagée, pour un montant au moins équivalent à 70 % du salaire minimum brut de croissance pour un emploi à temps plein par mois, permettant de justifier de ses moyens d'existence.
また、SERVICE PUBLICにもSALARIEの場合、NON SALARIEの場合の規定が載っています。
これを提出書類の実際面で見てみます。NON SALARIEの場合もSALARIEと同じく「un montant au moins équivalent à 70 % du salaire minimum brut de croissance」(少なくともSMICの70%相当の職業収入(issues principalement de son activité)のあることの立証書類の提出、とあります。CONTRAT DE TRAVAILではないNON SALARIE系の書類でこれを立証するのは、なかなかに難しいのではないでしょうか。「提出書類は立証不十分、信頼性に欠く」の判定が「CONTRAT DE TRAVAILでないとまず通らない」になってしまうことは大いにありそうです。
(*)SMIC 1521,22ユーロ/月 SMICの70%は1064,85ユーロ/月
(3)「これまでの例からどうなのでしょうか」ですが、CONTRAT DE TRAVAILを提出してパスした申請例が多いといえます。その上で、NON SALARIE系の書類も補足、補強として提出していましょう。
(4)「CONTRAT DE TRAVAILが日本の会社との場合はどうなのでしょうか。」は分かりません。EU圏内A国A社からのNON SALARIE系書類を補足書類として提出した事例はあります。メイン書類ではなく、あくまで補強書類だったので、どう評価されたのかは不明です。EU圏外日本のB社とのCONTRAT DE TRAVAIL がメイン書類の場合はどうなのでしょうか。これはSALARIE EN MISSION(日本のB社からの派遣・駐在契約/PTの第3項)と混同されないでしょうか。懐疑的にならざるを得ません。

次いで、PLです。
(5)PLはNON SALARIEです。CONTRAT DE TRAVAILが馴染まないPL職種もあるでしょう。このことから、「PTの第9項かPLか」の選択は自ずから決まると思うのですが
いかがでしょうか。
(6)PLの場合は、「少なくとも年間SMIC相当の職業収入があること」が要求されます。ここで、日本のB社とのNON SALARIE系の収入がメインの場合は、どう評価されるかは分かりません。フランス国内がメイン、日本の仕事はサブであることが安全と見るのですが。
なお、滞在許可証がVIE PRIVEE ET FAMILIALEあるいはCARTE DE RESIDENTの場合は、以上で触れた制約、制限は一切ないでしょう。

2019年8月7日   相談室  岡本宏嗣

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パスポートタラン 滞在中の収入について質問です

はじめまして、passeport talent PROFESSION ARTISTIQUE ET CUTURELLE
という滞在許可証で、パリで写真家として制作活動しています。NON SALARIE・フリーランス写真家として申請しました。 収入源について質問します。
制作費を補う為に、週2〜3日飲食店で働こうと考えているのですが、写真家としての職業収入では無い収入は、不法収入と見なされるのでしょうか? 2020年4月に始めて滞在許可証を更新する予定なのですが、審査において、写真家としての職業収入では無い収入を得ていた場合、却下されるなど不利な条件になるのでしょうか? ご教示下さい。よろしくお願いします。
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