FC2ブログ

「VISITEUR滞在とSECU加入について」のブログ(*)を読み、全く同じケースで はないのですが、参考になればと思い、とりわけ、出産希望については、私もVISITEURで出産しましたので、体験報告させていただきます。

「VISITEUR滞在とSECU加入について」のブログ(*)を読み、全く同じケースではないのですが、参考になればと思い、とりわけ、出産希望については、私もVISITEURで出産しましたので、体験報告させていただきます。
(*)2019年5月17日付「ご報告です。以前、こちらで、、、」/2019年4月8日付「先日、セキュリテ・ソシアルに夫の、、、、」
<報告です>
日・日夫婦、二人ともビジター滞在です。妊娠したのであわててSECUに加入申請に行ったのですが、ビジターは加入できないと断られ続けました。それで、この相談室に相談したところ、過去3年間、所得申告をするよう勧められました。その申告証明を持ってSECUに行ったところ、今度は加入を認めてくれました。加入手続に時間がかかりましたが、最終的にはCARTE VITALEが発行されて、なんとか出産に間に合いました。
その後も所得申告と所得税の支払いを続けて、2018年にはCARTE DE RESIDENTが発行されました。所得申告数字は毎年少しずつ上げましたが、子どもが生まれてからは所得税額が大幅に下がりました。CARTE DE RESIDENTの申請の際は、過去5年間、所得申告数字は上げてきたものの、所得税は下がっているので心配しましたが、何もいわれず
無事に発行されました。ビジター滞在でSECUに加入できたこと、CARTE DE RESIDENTも発行された例として報告させていただきます。

<報告にお礼> VISITEUR滞在で、ASSURANCE MALADIE(AM/SECU)に加入して出産、そしてCARTE DE RESIDENT(CDR)の取得の報告、ありがとうございました。文面を読む限り、滞在の難問、解決ではないですか。よかったですね。おめでとうございます。
ところで、VISITEUR滞在Aさんのケースには、補足コメントしておきたいことが3点ほどあります。

I. 所得申告のツジツマあわせ。
 (1)VISITEUR滞在者が所得申告をして所得税を支払う必要があるのか、といった議論はここでは置きます。どうすれば難関を抜けられるのか、それだけに絞ります。         
Aさんの場合、当室の記憶ではこうです。Aさんが相談室に来られたのは、201×年の4月頃、丁度、所得申告の時期だったと思います。タイミングがよいので、まず201×年の所得申告をお勧めしたのでした。コレコレの申告数字だとコレコレの所得税になりますよ、の税額試算もした上で「このくらいの税額なら払える」ので「申告数字はこれでいきましょう」になったことでしょう。そして、5月中旬の申告後、8月中下旬にはAVIS D’IMPOTが送付されてきましょう。その税額を見て「確かに事前に試算した税額に近い数字になっている」ことに確信を得たら、遡って過去3年(税務局側の事情よっては過去2年}の遅滞申告をしましょう、とアドバイスしたと
思います。

(2)一方、妊娠、出産の事情からAM/SECU加入手続は緊急なので、
 (a) 8月中下旬に送付されてくるであろうAVIS D’IMPOT(確定申告・納税証明)
(b) 過去3年(税務局側の事情よっては過去2年}の遅滞(シーズンオフ)申告については申告用紙2042のコピー(シーズンオフ申告なのでAVIS D’IMPOTがいつ送付されてくるかが不明。但し、「このように申告済みです」の証明にはなる)。
(a)(b)をCPAM(CAISSE PRIMAIRED’ASSURANCE MALADIE)に提示してAM/SECU加入を掛け合いなさい、とアドバイスしました。報告文面には「AM/SECU加入はパスした」とあります。

II. 出産とAM/SECU加入。
次ぎに、「加入手続に時間はかかりましたが、最終的にはCARTE  VITALEが発行されて、なんとか出産に間に合いました」です。
ここは、とても大切なポイント、分岐点です。妊娠・出産関連費用で、AM/SECUが有効なのは、
(1)妊娠時点でAM/SECUに加入していて、それが有効なこと。
(2)出産予定日(分娩予定日)から遡って42日前(6週間前=産前休暇開始日)の時点でAM/SECUに加入していて、それが有効なこと。
 以上(1)(2)は「CODE DE LA SECURITE SOCIALE{社会保険法) L. 161-3条」の規定です。
 
ところで、妊娠・出産では、HOSPITALISATION(産院の入院)費とACCOUCHEMENT(分娩)費が高いのです。従って、「(1)の時点」では有効加入できていなくても、「(2)の時点」で有効加入になっていれば、費用が高い最終局面には「なんとか間に合いました」になります。Aさんのケースがこれでしょうね。

III. 過去5年間(5枚)のAVIS D’IMPOTとCDR申請・取得。
Aさんは、過去3年(もしくは過去2年}の所得申告をすることによって4枚のAVIS D’IMPOSITION(もしくは3枚のAVIS D’IMPOSITION)を手にしました。残りはあと1枚(もしくは2枚)になりました。そして、その後も申告を続けたものの、納税額がダウンしたので心配したが、それは問われず「CDR取得にこぎ着けた」とあります。
これは、子どもが生まれたので家族指数がアップし、納税額がダウンしたということで、CDR申請・取得にはマイナス評価の要因にはなりません。
単身者の場合は確実にマイナス評価になりましょう。但し、単身者が5年滞在期間の中途年に―例えば4年目に結婚したことによって家族指数がアップし、所得額はややアップあるいは横這いにもかかわらず、4年目、5年目の納税額がダウンになったー
この場合もマイナス評価にはならないでしょう。フランスの所得税は「家族指数」が大きく影響するからです。

なお、フランスの所得申告の仕組み、所得税の算出については毎年「所得申告説明会」(2019年度説明会は、今月、5月4日に実施済み)で説明しています。家族指数とはどういうものか、それが所得税にどう影響するのか、そういったことを明確に説明していますので、次回説明会(2020年4月下旬~5月初旬)への参加をお勧めしておきます。

以上が補足です。 Aさんに、重ねて感謝しつつ。

2019年5月29日  相談室  岡本宏嗣
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

okamotohirotsugu

Author:okamotohirotsugu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR