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パリ在住、VISITEUR滞在です。CARTE DE RESIDENT(CDR)が発行される条件について質問です。

質問。パリ在住、VISITEUR滞在です。CARTE DE RESIDENT(CDR)が発行される条件について質問です。
この秋に滞在許可証の更新を終えて5年目の滞在に入ります。次回の更新では5年間の滞在が
終了して6年目になります。それで、今回の更新手続の際に、来年、CDRの申請が出来るかどうか担当者に聞いたところ「出来る」の返事を得ました。
5年間のAVIS D’IMPOSITION
ASSURANCE MALADIES 
LETTRE DE MOTIVATION
の3点が必要と紙に書いてくれました。
AVIS D’IMPOSITIONは税額がゼロでもよいのかと担当者に詰めたのですが、答えられない、という返事でした。ASSURANCE MALADIEは、セキュリテ・ソシアルでも民間保険でも保険として有効であれればよい、の答えでした。そこで質問です。VISITEUR滞在の場合、
(1)過去に、AVIS D’IMPOTの税額がゼロでもCDRが発行されている例はあるでしょうか。
(2)AVIS D’IMPOTは、来年のCDR申請時点で3年分しか提出できません。5年分でなくとも発行された例はあるでしょうか。
(3)健康保険についてはセキュリテテ・ソシアルは不可と聞いていましたので、これまで民間保険を提出していました。今年は別の事情からセキュリテ・ソシアルに加入したので、民間保険とセキュリテ・ソシアルの両方を用意していたのですが、セキュリテ・ソシアルでもよい、という返事でした。過去の例からの判断をお願いします。

お答え・見立て。
(0)質問へ直接お答えする前に、最近の法改定をお伝えしておきます(日本人会会報274号(2018年11・12月号)にも掲載済み)。 VISITEUR滞在の要点は、                             
①「この地フランスでは現地収入を伴う職業活動には従事しません」。             
②「自己財源で生活します」。この2点です。                     
それでは「自己財源」(SES SEULES RESSOURCES)は具体的にいくらであればよいのか、です。パリPREFECTURE DE POLICEの場合は「少なくとも年間SMIC相当」が相場になっています。この「自己財源」(SES SEULES RESSOURCES)のミニマム数字が つい最近(2018年9月10日付法で)明瞭に定義されました。 「少なくとも年間SMICのNET数字(au moins égal au salaire minimum de croissannce net annuel)」です。なお、この規定は2019年3月1日より実施とされています。

現行(2018年1月~12月)のSMIC(法定ミニマム賃金)は以下のようです。
                  BRUT(額面 )            NET(手取り)      単位ユーロ
時間給                 9.88                7.83
月額(週35h)           1498.47            1184.93
年額                 17981.60          14219.13

以上は「少なくとも(AU MOINS)」というミニマム数字であることを確認しておきます。
余裕のある数字が安全であることは言を俟ちません。 
さて、本題です。                                 
(1)パリ在住でVISITEUR滞在、つまりはパリのPREFECTURE DE POLICEでのVISITEUR滞在者のCDR申請がどう審査、判定されているかです(他県のPREFECTUREの場合は分かりません)。
単身滞在者の場合はかなり高い確率で「不可」とされています。フランスの所得税は、世帯単位の申告、家族指数が大きく影響します。従って、単身滞在者(家族指数「1」)が 所得税が一番発生しやすい仕組みになっています。その単身滞在者が「納税額ゼロとはケシカラン」になるのでしょう。夫婦ともがVISITEUR滞在で所得税はゼロ行進でしたが居住物件を購入したことでパスした例があります。居住物件の購入が長期滞在許可証(CDR)の正当な理由として認められたのでしょう。

(2)VISITEUR単身滞在者の最近例です。過去3年分のAVIS D’IMPOT、当年度については時期が折り合わないので「前年度と同様、こういう数字を申告予定です」の一筆を添えて、4年分でパスした例はあります。ただし、この例では当人のVISITEUR滞在が既に10年を越えていたのでANCIENNETE(滞在実績を評価)ということでしょう。         
また、所得申告は過去3年は遡れるので「遅滞申告」でツジツマを合わせたケースも相当数 あります。

(3)ASSURANCE MALADIE (DE SECURITE SOCIAL)ですね。VISITEUR滞在者が加入対象となるのは、正確にはCMU―B (COUVERTURE MALAFIE UNIVERSELLE―BASE)、2016年まで)、現在はPUMA(PROTECTION UNIVERSELLE MALADIEに名称が変わっていますが、内容はほぼ同じです)しかありません。複雑かつ微妙な領域の問題ですので当ブログでは説明しきれません。相談室をご利用ください。ここでは、VISITEUR滞在5年(以上)でCDRを取得した最近例での紹介にとどめます。

①単身滞在Aさんの場合。                                    CMU-B(現PUMA)と民間保険の双方に加入している状態でした。CMU-B(現PUMA)は保険料が無料になるワクではなく支払い証明を持参。ただし、現在はCMU-BからPUMAへの移行期にあるので保険料の請求がない調整期間中であることを説明。これで無事にパスしましたの報告です。

②単身滞在Bさんの場合。                              
渡仏当初は日本の海外旅行傷害保険、その後は現地民間保険に加入してVISITEUR滞在許可証を更新してきました。CDR申請を控えてCMU-B(現PUMA)への加入手続を開始したのですが途中で放棄しました。「パリPREFECTUREではVISITEUR滞在者のCMU―B(現PUMA)加入は「トラブる」の声が聞こえてきたためです。途中放棄とはASSURANCE MALADIE当局から「コレコレの書類を2週間以内に送付せよ」の追加書類の請求に応じなかったということです。CDR申請の際には民間健康保険の証明を提出し、「CMU―B(現PUMA)登録手続は途中放棄した」旨を伝えたところ「まあ、いいでしょう」とされてパス。
こんな報告です。

定期滞在相談室
毎月第二木曜日、第四火曜日 要予約 01 4723 3358

2018年12月21日  相談室  岡本宏嗣
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