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滞許申請中の一時帰国は? 参考;未成年向けDCEM

質問。フランス留学ビザを取得しました。これからフランス滞在許可証を申請するのですが、
12月中旬からバカンスに入り日本に帰らなければいけない用事があるのですが、滞在許可証申請中はフランスを出国〜日本〜フランスへ再入国はできないのでしょうか!? 
お答え。
わずかながらトラブル発生のリスクがあるので、お勧めしません。
「私の場合、なんのトラブルもなかった」という体験者は大勢いるでしょうが、私は「全ての手続きが済んでからが安全です」の回答です。明確に規定されていないグレート・ゾーンの領域があり、これもその一つです。正式な滞在許可証・それに準ずる「移民局登録済証」あるいは「レセピセRECEPISSE」(仮滞在許可票。3か月上限)があれば、「フランス滞在者が一時的に出国して、再びフランスに戻ってきた」ことになりますが、何もない状態での再入国はトラブル発生のリスクが皆無、とはいえません。
本題から外れますが、参考までにグレート・ゾーンの事例を紹介しておきます。これは外国国籍の未成年児の場合です。
滞在許可証は成年(18歳)からで、未成年は対象になりません。その代わりDCEMカード(DOCUMENT DE CIRCULATION POUR ETRANGERS MINEURS)という未成年向けのカードがあります。これはフランスを一時的に出国(一時帰省・旅行・その他の理由で)し、フランスに戻ってくる再入国の際に「提示を求めることがあり得る」カードとされています。このカードの趣旨は移民流入のチェックです。お父さんが滞在許可証を所持してフランスに滞在しているとします。そして一時的に故国へ戻り、故国にいる子どもをフランスに連れてくることがあり得るわけです。DCEMカードは「この子はそもそもフランスに滞在しています。故国から引き連れてきたわけではありません」の証明になるわけです。日本は経済移民国とされていませんし、観光客も多いことから、日本発の便で到着した場合、このチェックはほとんどありません。ところが、フランスに住んでいる日本人家族が某A国(移民流入やテロで警戒対象となっている)に旅行をして戻ってきた場合、横並びで一斉チェックがあり得るわけです。事実、あったのです。
DCEMカードを取り付けていなかったことがトラブル発生の原因になったのですね。DCEMカードは外国人滞在管理法(CESEDA)のL321条-4項に規定がありますが、未成年児の所持義務とはされていません。「SUR DEMANDE(申請すれば)発行します」という規定です。規定がアイマイなので、パリ警視庁長官(PREFET DE POLICE)に質問状を送付したことがあります。回答には「同カードの所持は義務ではないが、その不所持がトラブルをおこすことはあり得る」とありました。グレートゾーンの一例としてお伝えします。


2011年12月1日    在仏日本人会  滞在相談室  担当  岡本宏嗣

在仏日本人会  滞在相談室 利用案内
毎月第2・4火曜日(不都合の場合は別途の日時を調整)が定期開催日です。
要予約  TEL 01 4723 3358
於: 在仏日本人会(19 rue de Chaillot 75116 Paris) METRO : IENA ALMA MARCEAU

質問内容によっては、回答を公表できない性質のものもあります。また、ブログでは説明しきれない
入り組んだものは回答を省略することもあります。質問者側にもプライバシー保持の事情がありましょう。
当相談室をご利用ください。無料です。但し、当会会員に限られます。会費は入会日から1年有効で
49ユーロ(家族単位)、30歳未満の独身学生およびパリ圏以遠の地方在住者は24ユーロ50です。


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