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フランスへ赴任という形でフランスに長く住んでいました。その間にcarte de resident(10年)を取得しました。5年前に帰国を命ぜられ帰国することになりました。carte de residentは2017年に失効しています。

質問。フランスへ赴任という形でフランスに長く住んでいました。その間にcarte de resident(10年)を取得しました。5年前に帰国を命ぜられ帰国することになりました。carte de residentは2017年に失効しています。
この度フランスへの転職を考えています。
どこかで、失効してしまったcarte de residentであっても、企業に召喚される形であればcarte de residentが再度有効になる、と読んだような気がします。
今回のように転職であっても上記のことは有効なのでしょうか。

お答え・見立て。「失効してしまったcarte de residenctであっても、企業に召喚される形であればcarte de residenceが再度有効になる、と読んだような気がします。」とあります。   CESEDA(外国人滞在管理法)に「失効したCARTE DE RESIDENT(CDR)の復活」規定は見当たりません。「企業に召喚される形であれば」も該当する規定が見つかりません。残念ですが、、。          
実務処理面では過去に、1年の遅刻が認められた実例はあります。「あっ! 去年、切れていた」であわててPREFECTUREに飛び込んで更新できた実例です。単純な記憶違いのケースです。                                       
 以上でこの質問へのお答え・見立ては「了」としたいところですが、チョット触れておきたい点があります。                                  
 現在は「フランスへ赴任という形」ではCDR取得につながりません。質問者AさんはCDRが取得できた最終時期に居合わせたのでしょう。 2006年にサルコジさん(当時内務大臣)がSALARIE EN MISSION(派遣・出向・移籍社員)という新しい滞在身分を設置しました。3年ものの滞在許可証です。滞在許可(=労働許可)の事務的煩瑣の解消のためです。次いで、2007年には「日仏社会保障協定」がスタートしました。この協定で「5年を越えない期間であれば、フランスのSECURITE SOCIALEに加入しなくもよい。自国(日本)の社会保障制度にとどまれる」ことになりました。人件費コストの大幅低減です。

これで「フランスへ赴任という形」は身軽になりましたが、一方で明瞭になったことがあります。SALARIE EN MISSION(同)は、
「MISSION(任務)が終了したら自国(日本)に戻る」という位置付けです。3年ものの滞在許可証を更新(さらに3年)することはできましたが、それは「MISSION(任務)が延長された」に過ぎません。つまり、長期滞在者向けCDR発行の対象にはならない、ということです。
SALARIE EN MISSION(同)は2016年の法改定で、PASSEPORT TALENT(PT)の一つに編成されましたが、CDR発行の対象から外れていることが再確認されています(CESEDA外国人滞在管理法L314-8条)。
現在は「フランスへ赴任という形」ではCDR取得につながりません。こう記したのは、以上のような変遷があってのことです。

2018年10月28日(日) 相談室   岡本宏嗣
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