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act de naissance、act de mariageについて(家族呼び寄せ手続きでの)

質問。
この度、日本にいる配偶者の呼び寄せを考え、情報を調べております。
以下の疑問があります。
①申請書類リストに私自身と配偶者のact de naissence、act de mariageとあります。
この二つは戸籍を元に在仏日本大使館で作成できるのですが、注釈として、提出書類は法定翻訳またはアポスティーユ付きのもの、となっております。
大使館で作成されるものは、法定翻訳ではないと聞いたことがあります。
ならば、戸籍を法定翻訳して貰えばいいのですが、
周知の通り日本の戸籍(謄本)には、出生証明、婚姻関係も全て書かれているので、
戸籍の法定翻訳を持って双方のact de naissance、act de mariageとしても良いものでしょうか。
それとも戸籍の法定翻訳、大使館による双方のact de naissence、act de mariageと全て揃えたほうが安全でしょうか。
(セキュの名義変更ですらact de mariageでは不可だったので、戸籍の法定翻訳は絶対必要なものと思っています)

②livret de familleもリストに入っているのですが、子供がいない場合でも提出するものなのでしょうか。
もし提出する場合は上記2つの書類と同じ疑問が残ります。

③法定翻訳を頼むにしてもアポスティーユはあったほうがいいのでしょうか。

なるべく不備で書類返却されないように最短で手続きに挑戦したいと思っていますのでご教授頂けると助かります。

お答え・見立て。REGROUPEMENT FAMILIAL(RF/家族び寄せ)申請でのこれまでの事例から100%安全確実な対応は以下です。書類審査者には大まかなタイプもいれば、律儀で厳格なタイプもいます。100%安全確実な対応とは、どんなに律儀で厳格な審査者にチェックされても書類の不備がない、ということでしょう。
(1)1通(部)の戸籍謄本から1通の証明を作成しておくのが安全確実です。
   (a)DEMANDEUR(申請者=呼び寄せ者)の出生証明
   (b)BENEFICIAIRE(呼び寄せられる配偶者)の出生証明
   (c)ACTE DE MARIAGE(結婚証明)
   (d)LIVRET DE FAMILE=FICHE FAMILIALE D'ETAT CIVIL(家族証明)

(2) (d)は、子どもがいない場合は提出の必要がないでしょうが、書類審査者によっては「書類不足」として提出請求してくる可能性があります。子どもがいる・いないに関わらず書類として必要ということでしょう。また、子どもが複数いる場合に、長男・長女(次男・次女)は呼び寄せるが次男・次女(長男・長女)は呼び寄せない、というケースもあるようです。家族倫理,家系意識は国によって宗教によって様々なのでしょう。経済事情もあるでしょう。ここでは「子どもがいないことの証明」と考えてもよいかもしれません。

申請先のOFII(移民局)に問い合わせたら「子どもがいないなら必要がない」の回答だったので提出しなかったところ「書類不足」して追加請求があった、といったこともありそうです。
以上から、戸籍謄本4通(部)。いずれもAPOSTILLE付きが安全。
最近の事例です。追加書類として請求されたある証明にAPOSTILLEナシで提出しました。
あわてて日本の留守家族に戸籍謄本の取り寄せを依頼した事情があります。
それで、提出書類が先送のAPOSTILLE付き、後送APOSTILLEナシ、になってしまいました。当人は「大丈夫かな」と大いに気を揉んでいましたがパスしました。とはいえ、これは精神衛生上よろしくありません。

(3)法定翻訳とAPOSTILLEは別のことです。法定翻訳者は裁判所が任命する資格です。
日仏法定翻訳者は「ここに記載されている日本文の内容を正確にフランス語に翻訳しました」
が仕事です。一方、外務省が出すAPOSTILLEは「この文書は真正です。偽造、改竄文書ではありません」です。

日本は戸籍制度を採用しているので、戸籍謄本に出生、結婚、子どもの出生が記載されています。ところで、戸籍制度がとられているのは日本、中国、韓国など少数の国です。少数派です。
多数派はフランス方式です。出生証明は出生した産院のあるMAIRIE(市役所)に届け出ます。
ここに出生台帳があります。私個人についていえば、パリ7区に住んでいる時期に長男はパリ
14区の産院で出生しました。長男の出生台帳はパリ14区MAIRIE(市役所)にあります。
出生証明はパリ14区MAIRIE(市役所)で取り付けます。次男はパリ17区に住んでいる時期に同じ17区の産院で出生しました。出生証明はパリ17区MAIRIE(市役所)で取り付けています。結婚も婚姻を届け出たMAIRIE(市役所)に台帳があります。ここから結婚証明が出て来ます。時折り、フランス国籍者と結婚した日本女性から「MAIRIEで入籍を済ませました」の報告がありますが、「戸籍」が存在しないので、入籍もありません。

最後に。質問文の末尾に「子育てブログ」をお読みいただいていることが記されていました。
その部分は省略させていただきましたが、ありがとうございます。読者がいることは嬉しいことです。とても嬉しいです。重ねてありがとうございます。

2018年7月27日  相談室  岡本宏嗣
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