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滞在許可申請の際の身上調書への記入がよく分からないのですが、、。

質問。滞在許可証を申請する際に、A4サイズ1枚の身上調書があります。
Date de dernière entrée en Franceには何の年月日を記入するのでしょうか。ご存知でしたら教えてください。

お答え・見立て。                                  
当室でしばしば受ける質問のひとつです。
在日フランス大使館でVISAを取得してフランスに入国した年月日でしょう。日本へ一時帰国して戻ってきた最近の期日ではないでしょう。
フランスに入国・滞在そして帰国、数年を経て再入国・再滞在というケースがあるのでしょう。とりわけフランスの旧植民地国やフランスが宗主国だったアフリカ・アラブ諸国の人々に多いのではないでしょうか。DERNIERE ENTREE EN FRANCEは「以前のことではなく、今回のですよ」ということでしょう。
現行の滞在許可証には記載がありませんが、それ以前のカードではDATE ENTREE EN FRANCEは記載事項でした。「日」は省略、「OOOO年X月」が記載されていました。

以上で質問にはお答えしました。以下は補足です。

この身上調書には大切なポイントがいくつかあります。
(1)父親の姓名、母親の姓名の記入欄があります。母親の姓はフランス民法方式で本姓
(NOM DE NAISSANCE、日本での旧姓)の記入です。そして、とりあえず発行される
RECEPISSE(レセピセ)には両親の姓名が記載されているのですね。
「それが何か?」といわれれば、それまでのことなのですが、、、。

(2)家族、近親者について「フランス在住」「フランス国外(国名記入)在住」の記入欄があります。(妻(夫)、子どもについては別個に記入枠があります)。
親、兄弟・姉妹、伯(叔)父(母)などでしょうが、縁戚関係(LIEN DE PARANTE)も記しなさい、とあります。

ところで、ある相談日でのある相談者の場合です。
「滞在許可証の更新申請が却下されたのですが、、、」の相談がありました。
PREFECTUREからの「却下通知状」を読みました。却下理由はあれこれ記されていたのですが、その当否は別として、最後に記されていたことを日本語にするとこういうことでした。
「あなたにはフランスに一切の家族、縁戚者がいません。あなたの滞在許可更新申請を却下してフランスを退去することになっても(家族を引き裂いてはいけないという)ヒューマニズムにはいささかも反しません」。
この身上調書での情報が採用されていることが窺われます。
過去の実例からです。更新却下通知状に国外退去勧告まで付されているケースは圧倒的に単身滞在者に多いといえます。

(3)この身上調書の裏面はPREFECTURE側の「事務処理」欄になっています。
「担当者の見解・評価」欄(OBSERVATION DE L’AGENT)があります。        
 AVIS  FAVORABLE(申請内容は評価できる)とか、コレコレのことを確認するために追加書類ナニナニを請求した、、、
とかを記述するのでしょう。末尾にNOM ET SIGNATURE DE L’AGENT(担当者名、署名)

さらに、
「DECISION(決定)」欄があります。いろいろのことが書き込める紙幅があって、末尾にNOM ET SIGNATURE DU RESPONSABLE(責任者名、署名)。

CONVOCATIONの当日・当刻(遅れることが多いのが実情ですが)、面接担当者がなにやら真剣にペンを走らせていませんか。「担当者の見解・評価」を書いているのでしょうね。

こんな例もありました。
「CARTE DE RESIDENTの初申請でしたが、「5年間の滞在ご苦労さん。CARTE DE RESIDENTを出します」といってカード引き取り日のCONVOCATIONを即、その場で出してくれたのです。面接担当者が発行権限者でもあったようです」。
「DECISION(決定)」欄にも記入できる権限者だったことが窺えます。

「この身上調書には大切なポイントがいくつかあると記したのは、以上のようなことです。

2018年7月20日  相談室  岡本宏嗣
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act de naissance、act de mariageについて

この度、日本にいる配偶者の呼び寄せを考え情報を調べております。
以下の疑問があります。


申請書類リストに私自身と配偶者のact de naissence、act de mariageとあります。
この二つは戸籍を元に在仏日本大使館で作成できるのですが、
注釈として、提出書類は法定翻訳またはアポスティーユ付きのもの、となっております。
大使館で作成されるものは、法定翻訳ではないと聞いたことがあります。
ならば、戸籍を法定翻訳して貰えばいいのですが、
周知の通り日本の戸籍(謄本)には、出生証明、婚姻関係も全て書かれているので、
戸籍の法定翻訳を持って双方のact de naissance、act de mariageとしても良いものでしょうか。

それとも戸籍の法定翻訳、大使館による双方のact de naissence、act de mariageと全て揃えたほうが安全でしょうか。
(セキュの名義変更ですらact de mariageでは不可だったので、戸籍の法定翻訳は絶対必要なものと思っています)


livret de familleもリストに入っているのですが、子供がいない場合でも提出するものなのでしょうか。
もし提出する場合は上記2つの書類と同じ疑問が残ります。


法定翻訳を頼むにしてもアポスティーユはあったほうがいいのでしょうか。

なるべく不備で書類返却されないように最短で手続きに挑戦したいと思っていますのでご教授頂けると助かります。


余談ですが、子育てブログもとても興味深く読んでおります。
こちらの高等教育のシステムがおかげさまで少しわかった気になっています。
それにしても息子さんたちは大変優秀なようで驚きます。
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