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ぶしつけな質問ですが、滞在許可証の不所持などで強制送還となった例はあるのでしょうか?(1)

質問。ぶしつけな質問ですが、滞在許可証の不所持などで強制送還となった例はあるのでしょうか。

お答え・見立て。「強制送還」はフランス語に直訳すればRENVOI FORCEです。
CESEDA(外国人滞在管理法)上では、
LIVRE V : LES MESURES D'ÉLOIGNEMENT (第5部 国外退去・追放等の処置)の諸条項にあるのでしょうが、日本人には該当しないことが多いので、詳細につかんでいません。

こういう例は二つあります。この二例は発生時期は違いますが、ほぼ似たような事情です。

(1)日本へ送還された後、VISAを取り付けて合法的にフランスへ戻っています。
フランスへ戻ってきた際に、今後の滞在許可証の取り付けには慎重を期したいということで当室の相談に来られました。
その際に「エッ、送還された!そんなことがあったの!」を事後談として聞いたのです。

(2)A例は滞在許可証が期限切れのままの状態、B例は「滞在許可証など持ったことがありません」でした。運悪く「VOS PAPIERS S‘IL VOUS PLAIT」(身分証明を見せてください)の人別改めにひっかかったとのことでした。テロ関連の取り込み騒ぎがあったようでした。

(3)おそらくCRD(CENTRE DE RETENTION ADMINISRATIVE(不法滞在者収容センター)でしょう、そこで三泊くらい宿泊して取り調べを受けた後、送還となったのもA,Bとも同じでした。
「パスポ-トは機長の預かりになりました。エコノミークラスで他の同乗客と同様に一席を与えられて機内食もありました」。成田空港では、機長はパスポートを空港警察に渡し、
空港警察からパスポートを返してもらいました。「キミ、フランスで何かしたの?」「滞在許可証のトラブルで、、、」「あっ、そう」で終わりです。
この体験もA、B二例ともほぼ同じ報告でした。

(4)二例の共通点に、当人たちが「フランス語がよく分からない」があったかも知れません。二例の内のB例とほぼ同時期にC例があったのですが、こちらは裁判に持ち込んで、結局「現状復帰」(滞在許可証がないままで構わない)という勝訴判決を得ています。 但し、時間がかかっています。「最も簡単な方法」として「送還を選んだことになった」のかも知れません。この辺りは当人たちも「よく分からない。成り行きです」。

(5)それはさておき、このA、Bの二例は、推するにOQTF(OBLIGATION DE QUITTER LE TERRITOIRE FRANCAIS、フランスからの退去勧告)の処置でしょう。VISAを取り直して戻ってきていることから「前科」(フランス入国禁止処分)になっていません。

(6)送還費用を請求されていないことも二例に共通しています。これがAIDE AU RETOUR VOLONTAIRE(帰国費用の援助金)の適用なのかどうかも「分かりません。  何枚かの書類にサインはさせられたのですが、、」

ここまでとします。このテーマで申し上げたいことは後日とします。そのため、このブログを(1)としておきます。(2)は後日ということで。

2018年7月8日   相談室  岡本宏嗣
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