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当方フリーランスで6年目の滞在になります。 10月頭にパリにて、carte de résidentの初回申請の予約があります。

質問。滞在許可証と雇用形態について質問があります。
当方フリーランスで6年目の滞在になります。
10月頭にパリにて、carte de résidentの初回申請の予約があります。
そして現在働いている会社から、サラリエにならないかとの提案があり、とりあえず10月頭に10年ビザを申請するからすぐはサラリエにはなれないことを会社に伝えたところ、とりあえず10年ビザが手元に届くだろうと思われる期間(半年)でフリーランスでの契約更新になりそうです。
この5年間、収入を少しずつあげつつ、micro BNCの経費34%を差し引いた額で年間smicを少し上回る程度の収入なので、10年ビザは取れる条件は満たしていると思っております。B1レベルの語学証明もあります。
ここで質問なのですが、10年ビザを取れると見越して、カードが出る前にサラリエになるのはやはり危険でしょうか。
私としてもできるならすぐサラリエになりたいので、10年ビザを待たずにサラリエになれる方法があれば、と思っています。何か道があればご教授頂ければ助かります。

お答え・見立て。                                

パリPREFECTURE DE POLICEでのCARTE DE RESIDENT(CDR)の申請・審査に パスしてCDRの発行・CDRの入手までの詳細は頻繁に変わるので正確につかめない、の印象を持っています。極近の複数例(CDR初回申請)からの見立てです。これも来月から変わらないとはいえませんが、まあ、ここ当分は変わらないであろう、と踏んで見立てるしかありません。                              
 申請時に、3か月(場合によっては6か月)のRECEPISSEが出ています。このRECEPISSEにCDR待機中のSTATUT(滞在身分)が記されています。極近の複数例のRECEPISSEを見ますと「現状のSTATUT」が記されているのですね。

質問者Aさんは、フリーランスとありますから、ENTREPRENEUR―PROFESSION LIBERALEが「現状のSTATUT」でしょうか。
そうであればRECEPISSEには「IL AUTORISE SON TITULAIRE A TRAVAILLER AUTRE QUE SALARIE」といった文言が記載される可能性が大です。  
一方、CDRには「TOUTE PROFESSION EN FRANCE METROPOLITAINE」が記載されます。
質問文面に「何か道があれば 」とあります。
CDRのこの記載事項をRECEPISSEに「先取りして」記してくれましょうか。CDR発行の可・不可の審査はこれからです。                        

2019年9月21日   相談室  岡本宏嗣
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パスポートタラン 滞在中の収入について質問です。

質問。パスポートタラン 滞在中の収入についてです。
passeport talent PROFESSION ARTISTIQUE ET CUTURELLEという滞在許可証で、パリで写真家として制作活動しています。  NONーSALARIE・フリーランス写真家として申請しました。収入源について質問します。
制作費を補う為に、週2〜3日飲食店で働こうと考えているのですが、写真家としての職業収入ではない収入は、不法収入と見なされるのでしょうか? 2020年4月に始めて滞在許可証を更新する予定なのですが、審査において、写真家としての職業収入ではない収入を得ていた場合、却下されるなど不利な条件になるのでしょうか? ご教示下さい。

お答え・見立て。
質問者Aさんの滞在許可証は、法令条項でいえばCESEDA L313-20-9°です。L313-20はPASSEPORT TALENT(以下PT)です。「9°」はその第9項ということです。この9項はSALARIE(給与収入形態)で職業活動する場合、NON SALARIE(非給与収入形態)で活動する場合に分かれて規定されています。以下は、NON SALARIE(非給与収入形態)の場合の規定
(CESEDA R.313-68)です。                                    
CESEDA(外国人滞在管理法) R.313-68                      
 Pour l'application du 9° de l'article L. 313-20, l'étranger artiste ou auteur d'œuvre littéraire ou artistique, qui exerce une activité non salariée, présente en outre à l'appui de sa demande :
1° Tous documents justifiant de sa qualité d'artiste ou d'auteur d'œuvre littéraire ou artistique au sens du code de la propriété intellectuelle ainsi que de son projet en France ;
2° Tous justificatifs de ressources, issues principalement de son activité, pour la période de séjour envisagée, pour un montant au moins équivalent à 70 % du salaire minimum brut de croissance pour un emploi à temps plein par mois, permettant de justifier de ses moyens d'existence.
ここに記されている規定が同滞在許可証の取得条件であり、更新条件でもある、と見るべきでしょう。                                   
(1)「1°」は、写真家としてのDIPLOMEおよび活動実績でしょう。                 
「2°」は、「写真家としての収入活動で、少なくともSMICの70%の収入のあること」の立証です。
現在、SMICは年間で約18255ユーロ(BRUT)ですから、その70%12780ユーロ見当が下限ラインになりましょう。
この規定から、「本業収入で下限ラインを超えていればいいんだな、残りの30%の収入は何をしても良いのだな」と踏むの「?」です。これについては後述します。

(2)Aさんの滞在許可証は、4年(あるいは3年)もの(複数年滞在許可証/
CARTE DE SEJOUR PLURIANNUELLE)のようです。
PTは、2016年11月にスターした新設の滞在身分で、当初は「PTは4年もの」という触れ込みで「4年もの」がほぼ一律に発行されていました。そのため、現時点では更新事例が未だ出ていません。
スタート後、半年を経過した2017年7・8月頃以降、第9項「9°」については「4年ものが出ることが極めて少なくなり、1年もの、2年もの」の発行にとどまるケースが多くなってきました。
ここで大急ぎで再確認しておきます。PTは、1°から10°までの10項目がありますが、今ここで問題にしているのはその中の「9°」です。PTの全項ではありません。あくまでもPTの「9°」に限ってのことですのでお間違えなきよう。

さて、現時点では、「1年もの」の更新申請をしたケース。一例は却下。二例は更新手続中で結果待ち。       
三例は「2年もの」の更新手続準備中。
これだけしかPT「9°」の更新事例がありません。そのため、更新の可・不可ラインが事例、実例としてつかめないのです。
ということで、Aさんの「審査において、写真家としての職業収入ではない収入を得ていた場合、却下されるなど不利な条件になるのでしょうか?」には、これまでのPT「9°」更新事例から確信をもってお答えできません。                        

(3)そこで過去の「実例、資料」からの類推、推量で組み立てみるしかありません。     

①一つの「実例、資料」は、P Tの前身、COMPETENCES ET TALENTS(3年もの。以下CT)です。
CTは2006年6月、サルコさんが内相だった時期に設置され、2016年10月31日付で廃止されました。10年間続きました。  

②もう一つは、2016年10月まで存在していたPROFESSION ARTISTIQUE ET CULTURELLE(以下P.A.Cと略記)という滞在身分です。これが、新設のPTの第9項(9°)に組み入れられたイキサツがあります。                  

(4)この二つの資料からの類推、推量になります。                        

①CTの更新にあっては、過去3年の活動実績と収入実績が問われていましたが、審査ポイントは3年目(最終年度)の実績でした。
ここで活動実績とは、美術アーティストであれば、 個展を開いたとか、〇〇展、XX展など多数の展示会に出品したとか、
△△コンクール展で入賞したとか、です。

収入実績とは、AVIS D’IMPOTとSECUのCOTISATIONの支払い証明です。初年度から2年度を経て「最終年=3年目」の実績数字が最重要だったと記憶しています。AVIS D’IMPOT(例年、8月中・下旬に発行される)の入手が更新書類の提出時期と折り合わない場合は、「こういう数字を申告済みです(予定です)」の非公式文書の提出で置き換えることを勧めてきました。                           
②以上のような過去のCT更新を見聞してきた経験から、少なくとも「最終年の収入はこうあるのが安全」です。
                               
「更新をスムースにパスするには、本業で下限ラインをはるかにオーバーしていること」です。本業でオーバーしていれば、本業外での副業の可否、是非は遠のきます。また副業をする場合でも、本業との関連分野での仕事であればマイナス評価になりにくいと見ます。          
例えば、美術系アーティストであれば、画廊の手伝い、美術展等での作業アルバイト、絵画塾での指導、といったことでしょう。                                        
(3)P.A.Cからはこんなことが想起されます。P.A.Cは、音楽・舞踊系(楽器演奏者、歌手、CONSERVATOIRE(音楽院)でのピアノ伴奏者、バレエなどの舞踊家、舞踊指導者など)、演劇舞台系各種の職業、映画撮影系各種の職業、学術・文化系の講演、、などの分野での活動が主対象でした。

これらの分野では、仕事が短期集中型であることが多い、複数の仕事先の同時かけ持ちになる、定期的ではあるものの1件の仕事時間が短い(週2回で、1回が3時間勤務とかの)ので複数の仕事先をかかえている、などが発生します。

もちろん、A交響楽団の正演奏団員である、B歌唱団の正歌唱団員である、という安定した契約の人もいましょうが、これはむしろ少数派とみるべきでしょう。
この分野の多くは不規則、不定期、短期であるのが多数派でしょう。
この事情から「収入の下限ラインが低く押さえられている」と見てよいでしょう。

これを裏返しますと「収入が多くて当然と判定されている職種(例;服飾・モード系)には厳しい」と見ることができます。
Aさんの質問文面に「写真家」とありますが、その具体的な内容は分かりません。
「収入が多くて当然と判定されている職種分野」で収入が低い場合、「何ですか、この低い収入数字は。しかも副業までしている」と否定的に判定されかねない、と推測しています。                                      

(4)説明が長くなりました。PT9°の更新事情は未だよく見えませんが、過去例からの類推、推測では、以上のようなことです。
下限ラインは超えていたとしても、「収入が多くて当然と判定されている職種分野の場合、「PT4年もの」が出るべきところが
「2年(1年)もの」に減年されるのではないでしょうか。下限ライン以下では却下もないとは断言できない、です。

2019年9月19日  相談室  岡本 宏嗣
2019年9月24日 誤字など一部訂正。

Une copie integrale de l’acte de naissance と un extrait d’acte de naissance avec filiationとはどう違うのでしょうか。 日本の戸籍謄本・抄本から法定翻訳する場合、 どういう違いになるのでしょうか。

質問です。Une copie integrale de l’acte de naissance と un extrait d’acte de naissance avec filiationとはどう違うのでしょうか。 日本の戸籍謄本・抄本から法定翻訳する場合、 どういう違いになるのでしょうか。

お答え・見立て。                                                          
 (1)Une copie integrale de l’acte de naissance                              
フランスで子どもが生まれた場合、その出生は出産した産院のあるMAIRIE(市役所)に届け出ます。      
パリA区在住者がパリB区にある産院で出産した場合、産院の所在地パリB区のMAIRIE(市役所)に届け出ます。パリB区に住んでいる人が、パリ近郊県C市にある産院で赤ちゃんを産んだ場合は、C市のMAIRIE(市役所)への届け出になります。居住区の市役所ではなく、産院が所在する地区の市役所ということです。      
ここで、出生台帳(=原本=オリジナル)が作成されましょう。                                         ところで、台帳を外部に持ち出すわけにはいきません。そこで、「台帳のコピー)」にならざるを得ません。ここでいうコピーは、写し、謄本です。フォトコピーではありません。これがUne copie integrale de l’acte de naissanceです。

(2)un extrait d’acte de naissance avec filiation                        
これは、上記(1)出生台帳の記載事項から、主要事項を拾い出して作成する略式の書式です。        
avec filiationは、両親の名前の記載があることです。本人のみの記載事項だけで、両親の名前の記載がないun extrait d’acte de naissance sans filiationもあります。簡略、略式の出生証明です。

以上がフランスのACTE DE NAISSANCEです。一方、日本は戸籍制度で、出生、結婚、離婚、再婚、、、などの身分事項
(ETAT-CIVIL)が一本化されています(ちなみに、全世界的に見た場合、戸籍制度を布いている日本は少数派、フランス方式が多数派だそうです)。フランスとは方式、仕組みが違います。

(3)戸籍謄本・抄本から法定翻訳によって(1)の書式に会わせる場合です。(1)には、出生年月日に加えて出生時刻が記載されています。出生時に産院が発行する出産証明に時刻が記されていて、それが記載されます。 
また、出生児の父親、母親の職業・職種が記載されます。自己申告によるもので、EMPLOYE(E)(会社勤務)、EMPLOYEUR〔会社経営〕、COMMERCANT,ARTISAN(自営業)、PROFESSION LIBERALE(自由業)とかの大まかなものですが、職業・職種記載があります。産院の所在地の記載もあります。これらの事項は戸籍謄本・抄本にはないでしょう。
(1)は戸籍謄本・抄本との折り合いはよくありません。空白事項の多い法定翻訳になりましょう。

(4)その点(2)は簡略、略式の出生証明です。出生時刻、 両親の職業・職種〔出生時点での〕など戸籍謄本・抄本に記載のない事項は問われていません。戸籍謄本・抄本から法定翻訳で作成できましょう。(2)は、戸籍謄本・抄本との折り合いがつく文書です。

2019年9月10日      相談室    岡本 宏嗣

家族呼び寄せ手続、その後の報告と質問です。

家族呼び寄せ手続、その後の報告と質問です。
本日、住宅訪問の日時を知らせる手紙が届きました。
通達の迅速さ、訪問も9月下旬で、予想以上にかなり早くて驚いております。

日時の通知の他に、当日用意しておくべき書類リストがありますが、
いくつかわからないものがあるのでご教授いただければ幸いです。

1, Le bilan d'activité de l'exercise précédent (si possible)
2, L'imprimé original émanant des services fiscaux (BIC) ou (BNC)
3, Le K BIS (réclamé su Tribunal de Commerce)

全て、commerçants, artisans, profession libéral ou auto-entrepreneurs向けの書類です。当方、プロリベで、業種はファッションです。
1は自分のactivitéのディプロムでいいのでしょうか?それともポートフォリオ的な??
2は何のことだかさっぱりわかりません。。
3は調べたところ、commerçantが取得できる書類なようなので、私は提出不要という認識でいいでしょうか?


お答え・見立て。引き続きの報告、ありがとうございます。事務処理が迅速に動いているようで、よかったですね。

1.BILANは、日本語では「貸借対照表」です。会社や協会(ASSOCIATION)などの法人にあっては決算期に作成しなければなりません。質問者は、PROFESSION LIBERALE(PL)とありますから、個人事業です。正式なもの(会計士による)ではなく、大まかな「収支明細報告」(COMPTE RENDU(報告)DES RECETTES(収入)ET DES DEPENCES(支出)でよいのではないでしょうか。
家計簿レベルでよいと見ます。
「その程度のものは日本語でなら作成しています」かもしれませんが、ここではフランス語で作成しなければなりません。
支出項目は、申告用紙「2035」が参考になりましょう。質問者はP Lですから申告用紙「2042C PRO」で申告されていますよね。 それと同じように「2035」という申告用紙があります。ネットで出せましょう。 これを見ますと、支出にはどんな経費項目があるか、それがフランス語でわかります。

2.FACTUREのファイル提示でよいのではないでしょうか。ご存知でしょうがBNCはBENEFICE NON COMMERCIALのことで、PL収入はBNCに該当します。BICはBENEFICE INDUSTRIE-COMMERCIAL(商工業収入)です。

3.K BISは質問文面にあるようにCOMMERCANTの場合の商登記です。PLは関係しません。
それでは、引き続きの報告、よろしく、お願いします。

2019年8月31日  相談室  岡本宏嗣
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