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滞在許可書の住所変更について

質問。
滞在許可書の住所変更と更新手続きがかぶってしまい、どのように対処すべきか悩んでおります。

お答え・見立て。
更新手続の出頭日(CONVOCATION)に現住所証明が提示できること、このことから
対処するしかありません。但し、更新手続の窓口(PREFECTURE)が同一であれば、いささかのトラブルもないでしょう。
例:現在はパリ近郊A県B市に住んでいる。更新手続の出頭日(CONVOCATION)ではA県C市在住の現住所証明になるが、更新手続の窓口はB市在住であれC市在住であれ、A県のPREFECTUREである。この場合は何のトラブルもないでしょう。
例:現在はパリA区に住んでいる。更新の予約をとったところ、CONVOCATIONは
3か月後のX月Y日となった。X月Y日にはパリ近郊B県C市に引っ越し済みである。この場合は、X月Y日のCONVOCATIONをANNULERにして、更新窓口をB県PREFECTUREに切り替えることになりましょう。

避けた方が無難なのは、更新手続中の変更です。
例:パリA区在住でRECEPISSEが出ている。ところが、本カードが出る前にパリ近郊B県C市に引っ越しをしなければならなくなった。この場合はあくまでもパリA区在住として本カードを引き取り、その後、B県PREFECTUREで住所変更をするのが無難です。
RECEPISSE所持で「実は、B県C市に引っ越すのですが、、、、」を申し出ると、本カード作成の工程表から抹消され、といってB県PREFECTUREに移動連絡がされるわけでもなく、B県PREFECTUREでゼロからのヤリ直しになりましょう。

以上からご判断ください。

2019年5月30日  相談室  岡本宏嗣
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「VISITEUR滞在とSECU加入について」のブログ(*)を読み、全く同じケースで はないのですが、参考になればと思い、とりわけ、出産希望については、私もVISITEURで出産しましたので、体験報告させていただきます。

「VISITEUR滞在とSECU加入について」のブログ(*)を読み、全く同じケースではないのですが、参考になればと思い、とりわけ、出産希望については、私もVISITEURで出産しましたので、体験報告させていただきます。
(*)2019年5月17日付「ご報告です。以前、こちらで、、、」/2019年4月8日付「先日、セキュリテ・ソシアルに夫の、、、、」
<報告です>
日・日夫婦、二人ともビジター滞在です。妊娠したのであわててSECUに加入申請に行ったのですが、ビジターは加入できないと断られ続けました。それで、この相談室に相談したところ、過去3年間、所得申告をするよう勧められました。その申告証明を持ってSECUに行ったところ、今度は加入を認めてくれました。加入手続に時間がかかりましたが、最終的にはCARTE VITALEが発行されて、なんとか出産に間に合いました。
その後も所得申告と所得税の支払いを続けて、2018年にはCARTE DE RESIDENTが発行されました。所得申告数字は毎年少しずつ上げましたが、子どもが生まれてからは所得税額が大幅に下がりました。CARTE DE RESIDENTの申請の際は、過去5年間、所得申告数字は上げてきたものの、所得税は下がっているので心配しましたが、何もいわれず
無事に発行されました。ビジター滞在でSECUに加入できたこと、CARTE DE RESIDENTも発行された例として報告させていただきます。

<報告にお礼> VISITEUR滞在で、ASSURANCE MALADIE(AM/SECU)に加入して出産、そしてCARTE DE RESIDENT(CDR)の取得の報告、ありがとうございました。文面を読む限り、滞在の難問、解決ではないですか。よかったですね。おめでとうございます。
ところで、VISITEUR滞在Aさんのケースには、補足コメントしておきたいことが3点ほどあります。

I. 所得申告のツジツマあわせ。
 (1)VISITEUR滞在者が所得申告をして所得税を支払う必要があるのか、といった議論はここでは置きます。どうすれば難関を抜けられるのか、それだけに絞ります。         
Aさんの場合、当室の記憶ではこうです。Aさんが相談室に来られたのは、201×年の4月頃、丁度、所得申告の時期だったと思います。タイミングがよいので、まず201×年の所得申告をお勧めしたのでした。コレコレの申告数字だとコレコレの所得税になりますよ、の税額試算もした上で「このくらいの税額なら払える」ので「申告数字はこれでいきましょう」になったことでしょう。そして、5月中旬の申告後、8月中下旬にはAVIS D’IMPOTが送付されてきましょう。その税額を見て「確かに事前に試算した税額に近い数字になっている」ことに確信を得たら、遡って過去3年(税務局側の事情よっては過去2年}の遅滞申告をしましょう、とアドバイスしたと
思います。

(2)一方、妊娠、出産の事情からAM/SECU加入手続は緊急なので、
 (a) 8月中下旬に送付されてくるであろうAVIS D’IMPOT(確定申告・納税証明)
(b) 過去3年(税務局側の事情よっては過去2年}の遅滞(シーズンオフ)申告については申告用紙2042のコピー(シーズンオフ申告なのでAVIS D’IMPOTがいつ送付されてくるかが不明。但し、「このように申告済みです」の証明にはなる)。
(a)(b)をCPAM(CAISSE PRIMAIRED’ASSURANCE MALADIE)に提示してAM/SECU加入を掛け合いなさい、とアドバイスしました。報告文面には「AM/SECU加入はパスした」とあります。

II. 出産とAM/SECU加入。
次ぎに、「加入手続に時間はかかりましたが、最終的にはCARTE  VITALEが発行されて、なんとか出産に間に合いました」です。
ここは、とても大切なポイント、分岐点です。妊娠・出産関連費用で、AM/SECUが有効なのは、
(1)妊娠時点でAM/SECUに加入していて、それが有効なこと。
(2)出産予定日(分娩予定日)から遡って42日前(6週間前=産前休暇開始日)の時点でAM/SECUに加入していて、それが有効なこと。
 以上(1)(2)は「CODE DE LA SECURITE SOCIALE{社会保険法) L. 161-3条」の規定です。
 
ところで、妊娠・出産では、HOSPITALISATION(産院の入院)費とACCOUCHEMENT(分娩)費が高いのです。従って、「(1)の時点」では有効加入できていなくても、「(2)の時点」で有効加入になっていれば、費用が高い最終局面には「なんとか間に合いました」になります。Aさんのケースがこれでしょうね。

III. 過去5年間(5枚)のAVIS D’IMPOTとCDR申請・取得。
Aさんは、過去3年(もしくは過去2年}の所得申告をすることによって4枚のAVIS D’IMPOSITION(もしくは3枚のAVIS D’IMPOSITION)を手にしました。残りはあと1枚(もしくは2枚)になりました。そして、その後も申告を続けたものの、納税額がダウンしたので心配したが、それは問われず「CDR取得にこぎ着けた」とあります。
これは、子どもが生まれたので家族指数がアップし、納税額がダウンしたということで、CDR申請・取得にはマイナス評価の要因にはなりません。
単身者の場合は確実にマイナス評価になりましょう。但し、単身者が5年滞在期間の中途年に―例えば4年目に結婚したことによって家族指数がアップし、所得額はややアップあるいは横這いにもかかわらず、4年目、5年目の納税額がダウンになったー
この場合もマイナス評価にはならないでしょう。フランスの所得税は「家族指数」が大きく影響するからです。

なお、フランスの所得申告の仕組み、所得税の算出については毎年「所得申告説明会」(2019年度説明会は、今月、5月4日に実施済み)で説明しています。家族指数とはどういうものか、それが所得税にどう影響するのか、そういったことを明確に説明していますので、次回説明会(2020年4月下旬~5月初旬)への参加をお勧めしておきます。

以上が補足です。 Aさんに、重ねて感謝しつつ。

2019年5月29日  相談室  岡本宏嗣

ご報告です。 以前、こちらでビジタービザの社会保険加入に関して質問させて頂いたものです。遅くなりましたが、ご報告します。 (2019年4月8日付ブログ「VISITEUR滞在とSECU/ASSURANCE MALADIE」参照)

ご報告です。
以前、こちらでビジタービザの社会保険加入に関して質問させて頂いたものです。遅くなりましたが、ご報告します。
(2019年4月8日付ブログ「VISITEUR滞在とSECU/ASSURANCE MALADIE」参照)

回答いただいた通りの書類を用意し、もう一度掛け合ったところ、最初にAMEの加入を勧められ、次に来た方にはaffiliation conjointを勧められました。
主人は日本人ですが、こちらで働いているので、その扶養に入ることを勧めるとの事だったので、affiliation conjointの手続きをしてきました(もし書類に不備があれば2ー3ヶ月後に連絡がいくとの事です。)
担当してくれる方によって、対応が様々なのが気になりますが、無事に加入手続きが出来ることを祈って少し待ってみようと思います。ありがとうございました。
        

<報告にお礼> 報告、ありがとうございました。なんとか申請は受理されたようで、よかったですね。
今後、進展がありましたら、ご面倒ながら続編の報告をお願いします。2016年1月の法改定後、3年を経過していますが、依然として不透明な部分があり、気になっています。ご報告、重ねてお願いいたします。
             
2019年5月17日 相談室  岡本宏嗣

「家族呼び寄せ」(REGROUPEMENT FAMILIAL)手続。参考になればと思い報告します。

報告です。「家族呼び寄せ」(REGROUPEMENT FAMILIAL)手続。私の場合です。参考になればと思い報告します。

家族呼び寄せ(REGROUPEMENT FAMILIAL/GFと略記)手続、私のケースを時系列で列記します。

20/07/2017 :  OFIIに申請(LETTRE RECOMMANDEE AVEC AVIS DE RECEPTIONで郵送)
21/07/2017 : OFII側の受け取りサインがある配達証明(AVIS DE RECEPTION)が着便。

26/09/2017 : OFIIより「必要書類は全て受理した」旨の通達ATTESTATION DE DEPOT D’UNE DEMANDE DE REGROUPEMENT FAMILIAL)が着便(書類受付日は20/07/2017)。

05/10/2017 : OFIIから住宅点検日の通知。通知状には点検日に提示すべき追加書類が 明記。追加書類は申請時に提出した書類のオリジナル、申請時以降から点検時までの給与明細、AVIS D’IMPOTとDECLARATIONの両方、アロカションを「受けている」・「受けていない」のどちらかの証明書。                 

13/10/2017 : 住宅点検(滞りなく完了)。

17/01/2018 : 在日フランス大使館から在日本の妻宛に電話とメールにてビザ申請書類及びパスポートの提出要請。

05/06/2018 :  OFIIにメールにて進捗状況の問い合わせをする。
05/06/2018 : OFIIからの回答は以下のようでした。               
書類受付から6ヶ月以内に許可又は非許可の通知が出ます。OFIIは全ての作業を完了しています。プレフェクチュールの決定を
待って下さい、 との事。
05/06/2018 :  OFIIからのメールを転用してプレフェクチュール・パリのGFセクションにメールで問い合わせをする。
08/06/2018 : プレフェクチュールからの回答は以下のようでした。                  
08/06/2018の時点で審査に回っているGFは2017年5月末及び6月初旬の申請分です。 貴方の申請は20/07/2017受付だからまだ審査が始まっていないが、なるべく早く開始します。
(この時点でプレフェクチュールは申請から一年後にようやく審査を始める)

18/08/2018 : 在日仏大使館から妻宛にメールにて、GF許可が下りた知らせと、渡仏予定日変更の依頼。
20/08/2018 プレフェクチュールから申請者である私宛に郵送で許可通知が届く。
こういった「流れ」でした。

報告のお礼。Aさん、報告ありがとうございます。時系列で報告していただいたので、家族呼び寄せの事務処理の推移、時間の経過がよく分かります。書類、メールの日付など几帳面にメモされているので、Aさんの申請が、どこで時間がかかったかがよく分かり、とても参考になりました。貴重な報告、重ねてありがとうございます。

補足コメントです。時系列を見て、時間がかかっているのは、             
(1)17/01/2018 : 在日フランス大使館から在日本の妻宛に電話とメールにてビザ申請書類及びパスポートの提出要請。                                                                                     (2)18/08/2018 : 在日仏大使館から妻宛にメールにて呼び寄せ許可が下りた知らせと、渡仏予定日変更の依頼。

この(1)と(2)の間に7か月が経過しています。
(1)は同大使館がOFIIからの連絡を受けて「呼び寄せ」VISA発行の準備を開始したということです。         
(2)は、PREFECTUREが申請者Aさんの書類(OFIIから送られてきた)および 滞在許可歴を審査。
同時に、Aさんの人物・素行調査を居住区のMAIRIEに依頼して問題がないことを確認し、同大使館に「Aさんの妻に呼び寄せVISAを発行してもよろしい」と指示を出したということです。                         

ところで「人物・素行調査を居住区のMAIRIEに依頼」ですが、依頼してから2か月を経てMAIRIEから回答がなければ申請者の  「人物・素行に問題はないとする」と規定 されています。AさんがPREFECTUREに「私の呼び寄せ申請はどうなっているのですか」とメールを送ったのが時系列では6月8日とあります。そのほぼ2か月後に、PREFECTUREの最終許可が下りています。        よくツジツマがあっています。
見方を変えれば、AさんがPREFECTUREのGFセクションに「私の呼び寄せ申請はどうなっているのですか」の催促メールを出さなければ、家族呼び寄せ申請の最終許可は、もっと遅れたのではないでしょうか。
この点、Aさんは賢明でしたね。
 
Aさんに敬意を表し、詳細な時系列報告に重ねて重ねてお礼しつつ。
 
  2019年5月6日 相談室   岡本宏嗣

ビジター滞在許可証、Chèqueの受け取りについての質問です。

質問。私はビジタービザを取得しフランスで結婚、滞在許可証の申請時に結婚期間が短いためビジター身分で滞在許可証1年が発行されました。結婚から一年以上経った今年の3月に配偶者身分の滞在許可証の申請をしました。

ビジター身分ではフランスで働くことはできません、そのため特に仕事も探さずにのんびりしていたのですが、配偶者身分の申請をしたあたりに友人にそろそろ働けると話したところ、旅行会社を紹介されました。
そこで現在日本ツアーを企画しているようで、何度か打ち合わせのような感じで数回訪れ、会社の方からChequeで会社に来た時間分(打ち合わせ分)給料を払いたいという申し出を受けました。
そこで質問なのですがこれは仕事として捉えられるのでしょうか?
私の仏人配偶者は、それはAu noirと捉えられるからやめなさいというのですが、どうなのでしょうか?
私としてはフランス語も話せるし、日本のことを教えられる機会になると思い喜んでいたのですが、一番の目的は夫と一緒に暮らすことでしたので、これが違法と捉えられるのであれば手を引きたいと思います。ご意見を伺いたいです。よろしくお願いいたします。

お答え・見立て。                               
まず確認です。質問者Aさんの現時点での滞在許可証はVIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)ですね。これを確認した上で進めます。              (1)「これは仕事として捉えられるのでしょうか?」ですが、これは仕事です。職業活動です。フランス語でいえばACTIVITES PROFESSIONNELLESです。「仏人配偶者は、それはAu noirと捉えられる」とあります。そのCHEQUEが給与(SALAIRES)であるにもかかわらず、FICHE DE PAIE(給与明細)がないからNOIR(ブラック・マネー)になる、TRAVAIL CLANDESTIN(闇労働)、EMBACHE CLANDESTINE(闇雇用)ということでしょう。実際にはゴロゴロ横行していることですが、違法労働、違法雇用であることは確かです。とはいえ、合法化することはできます。それについて説明します。
                                   
(2)職業活動による収入には、(a)SALAIRE(給与収入)と(b)NON-SALAIRE(非給与収入)があります。「滞在許可証VPF」は、(a)(b)双方の収入活動を認めています。 「滞在許可証SALARIE」は(a)のみ、(b)は不可です。「滞在許可証ENTREPRENEUR・PROFESSION LIBERALE」は(b)のみ、(a)不可です。「滞在許可証ETUDIANT/ELEVEは、年間964時間上限で(a)のみです。

(3)さて、SALAIRE(給与収入)には支払い側が作成するFICHE DE PAYE(給与明細)が必ず付かねばなりません。FICHE DE PAYE(給与明細)がなく「ご苦労さんでした」で給与相当のCHEQUEがポイと手渡される。これが NOIRです。           

(4)FICHE DE PAYE(給与明細)には、労働時間、給与額面(BRUT)、各種の社会保険の負担額(SALARIE負担額、雇用者負担額)、有給休暇の処理、、、手取り額(NET)などが明記されています。雇用者(会社)側は、社会保険の負担額(あらかじめ天引きしたSALARIE負担額+雇用者負担額)を社会保険負担金徴収公庫(URSSAF)に納めねばなりません。この負担が重いので NOIR、CLANDESTINになるのでしょう。 
また、働くSALARIEの方にも社会保障費その他が天引きされることなく、BRUT(額面)=NET(手取り)というウマミがあるわけです。「FICHE DE PAIEはSMIC(法定最低賃金)、残りは現金で」というパターンはよく耳にすることです。                        
ところで、SALAIRE(給与収入)というと、特定の会社に週5日35時間勤務して月給が支払われること、と理解されがちですが、必ずしもそうではありません。特定の会社に週5日35時間勤務は、外国人がSALARIE許可を得る場合の条件です。そしてSALARIE滞在許可証を維持、更新する条件でもあります。

VPFあるいはCARTE DE RESIDENT(10年カード) 所持者の場合は、フランス国籍者(EC加盟国籍者含む)と同様に、3日間の仕事でも3日分SALAIREの支払い・受け取りは成立します。日常、きわめて一般的なことです。              

(5)一方の(b)NON-SALAIRE(非給与収入)活動についてです。これがMICRO(AUTO)-ENTREPRENEURと呼ばれるものです。 個人営業者ですね。職種に応じてURSSAFあるいはURSSAFの下部公庫に登録してNON-SALAIRE(非給与収入)額を 申告し、社会保険の負担額を自分で支払う、という方式です。Aさんの仕事内容は、SERVICE業もしくは自由職業ですから、収入の22%が社会保険の負担額なります。 これは、Aさんが仕事先の会社にFACTURE(請求書)を出す方式です。収入の22%が社会保険の負担額ですから、当然、FACTURE (請求書)は、その負担分を上乗せした請求額になりましょう。           

(6)質問への結論です。そのCHEQUEは「仕事の収入」です。そしてSALAIRE(給与収入)としては違法です。
支払い者側がFICHE DE PAYE(給与明細)を出してくれれば合法的になります。「それはできない」とされた場合、AさんがMICRO(AUTO-ENTREPRENEURとして登録し、社会保険の負担額を自分で支払うのであれば、合法的な収入になります。
この場合、収入の22%は社会保険負担費として目減りしますから、「次回からはもう少し、、、」と請求額をアップする・しないは、
Aさんの今後の仕事に対する姿勢に関わってきましょう。

「私としてはフランス語も話せるし、日本のことを教えられる機会になると思い喜んでいたのですが」とあります。
Aさんには仕事をすること・職業を持つことをお勧めします。
Aさんは新婚早々で、年齢もお若いようなので、 ここではそれ以上は触れません。
40年余にわたって、この地フランスで実に様々なカップルを見聞してきた老婆心から申し上げています。

2019年5月6日  相談室  岡本宏嗣

就労ビザ初年度でもPACSビザに切り替えることは制度上可能なのでしょうか?

質問。現在就労ビザでフランスに滞在しています。勤務先の労働環境があまり良くなく、なるべく早く転職したいと考えているのですが、就労ビザの初年度は転職不可だと聞かされており、さらに最近ビザを更新し4年ビザを取得した同僚は、最近システムが変わってさらにもう一年は転職不可だと言われたと聞きました。
1年だけなら何とかと思っていましたが、2年も耐えられる自信がないので、パートナーとのPACSビザに切り替えようと思っています。就労ビザ初年度でもPACSビザに切り替えることは制度上可能なのでしょうか?

お答え・見立て。                                 
質問文面の前段に「最近システムが変わって、さらにもう一年は転職不可だと言われたと聞きました。」とあります。ここでいう「システム 」は、勤務先A社の「人事上の都合」と見るのですがいかがでしょうか。
外国人がSALARIEとして働くことができる各種の滞在許可証を列挙したCODE DU TRAVAIL (労働法)R5221-3条が改定になりました。SALARIE滞在許可4年カードを取得すれば自由に(職場変え・職種変え)働くことが出来ます(R.5221-3条-6°)。 A社としては「4年カードが取れました。ハイ、それではサヨーナラ」では
困るので、その歯止めとして「少なくとも、もう一年は」の「システム」になったのではないでしょうか。こう見立てるのですが、いかがでしょうか。
ここで、言わずもがなですが、SALARIE滞在許可の更新に触れておきます。
A社とのCONTRAT DE TRAVAIL(労働契約)の申請で労働許可(=SALARIE許可)が下りた場合、 SALARIE滞在許可は初年度は1年、A社勤務のみが許可されています。さて1年後の更新手続では
A社とのCONTRAT DE TRAVAIL(労働契約)が継続していることが前提です。具体的にはA社在籍・在勤証明(ATTESTATION DE TRAVAIL)の提出です。この提出でSALARIE滞在許可4年カードが発行されます。「A社は既に辞めています。現在はB社で働いています」は、労働許可(=SALARIE許可)申請の「やり直し」になります。SALARIE滞在許可4年カードは発行されず、B社勤務に限定された1年もののSALARIE滞在カード発行にとどまりましょう。「A社は既に辞めました。現在は求職中です」も同じです。失業手当が支給される期間しか滞在許可証は出ません。3か月ごとのRECEPISSEとその更新が一般的でしょう。

さて、A社に在籍・在勤証明(ATTESTATION DE TRAVAIL)を書いてもらい、その提出で無事に
4年SALARIE滞在カードが発行されました。「ハイ、それではA社はサヨーナラで、B社はコンニチワです」でA社の人事体制が成り立つかどうかです。「労働許可(=SALARIE許可)の申請・取得には時間も費用もかかっているんだぞ。もう1年は働いてもらわないと」もあるかもしれません。
「最近システムが変わってさらにもう一年は転職不可」への見立ては以上です。

次ぎに、「就労ビザ初年度でもPACSビザに切り替えることは制度上可能なのでしょうか?」です。
可・不可の規定はないでしょう。
フランス国籍者との婚姻の発生でSALARIE→VIE PRIVEE ET FAMILIAL(VPF)に切り替えた例はありますが、
PACSによるSALARIE→VPFへの切り替え例は(当室での相談例に限ってですが)ありません。   
共同生活歴1年以上が立証できるのであればトライしてみるしかないでしょう。

2019年5月2日  相談室  岡本宏嗣

【ご報告】「Carte de residentの申請とフラン語力証明について」(2019年4月29日付ブログ)に報告します。(前の報告をA,この報告をBとします)

【ご報告】Carte de residentの申請とフラン語力証明についての質問が出ていましたので、 フランス語力証明の提出を求められた体験をご報告します。

私がCARTE DE RESIDENTを申請したのは2018年4月上旬です。フランス国籍者との婚姻実績(3年)という立場でした。
パリ在住です。
フランス語力証明が必要になったのは2018年3月7日からのようですが、申請直前に確認しましたが、インターネットの必要書類のリストには明記はなく、フランス語力証明が必要とは知らずにPréfectureに行きました。提出した書類に特に問題はなく(主人も私も働いているので収入は問題ありません)スムースに進んだのですが、最後に「フランス語力を証明する書類はあるか」と聞かれ、「ない」と答えると、法律が変わり3月からフランス語力の証明書が必要になったと言われました(その場で法律が変わった旨の書類をもらいました)。
もちろん、OFIIでもらったattestation ministérielle de dispense de formation linguistiqueも提出しましたが、これは有効ではないと言われました。
私のフランス語力については、フランス人とフランス企業で働いていますし、Mairieのフランス語講座でB2のクラスにいます。ですので、申請時に担当者と少し話しましたが、フランス語が話せないと思われたとは思いません。

申請書リストに明記がなかった旨、申請当日に言われても証明書は用意できない、日本でDELFのB1を合格している旨伝えましたが、聞き入れてもらえませんでした。
結局、今回は2年ものの滞在許可証が出されました。

もらった書類にはTEFのCARTE DE RESIDENT申請者用のテストを受けるようにと書かれていました。
リンクをはっておきます。
https://www.lefrancaisdesaffaires.fr/tests-diplomes/test-evaluation-francais-tef/

担当者曰く、フランス語力証明にはTEFのCDR用の試験に合格するか、または大学のDiplômeが必要とのことでした。(CAPについては分かりません)

同じ時期に、友人の知り合いカップルが同じようにCDRの申請をし、同じくフランス語力の証明書を求められたそうです。ただ、フランス人配偶者が上手に担当者を説得したようで、無事にCDRが取れたと言っていました」
まさに担当者によるってパターンですね。

実は、結婚して3年目の更新の際に2年の滞在許可証を出すと言われましたが、次年CDRが申請できるので1年にしてほしいと願い出て、一筆書いて1年ものの滞在許可証を出してもらったという経緯があります。
これがもしかしたらPréfecture側に何か勘繰られたとか...考えすぎかもしれませんが、ちょっと理不尽な対応だなと感じました。
ちなみに「テストをすぐに受けて合格し、ステータス変更(2年→10年)を申請することもできますが、あなたは2年の滞在許可証をすでに持っているから却下される可能性はあります」とも言われました。却下する気満々だな、と思いましたが...。
とりあえず今は割り切り、テストを受け、次回更新の際にCDRを再度申請しようと思っています。
まとまりのない報告になってしまいましたが、体験談としてご参考までに。

ご報告にお礼。
報告者Bさん、体験報告ありがとうございます。「Bさんの報告」にはとても参考になることがビッチリ詰まっています。先行着便の
「Aさんの報告」と合わせて考えてみたいと思います。                                      
「とりあえず今は割り切り、テストを受け、次回更新の際にCDRを再度申請しようと思っています」とあります。もちろんです。
よくあるチョットした不運です。Bさんは性根が据わっていますね。2020年には解決することです。                    

貴重な報告に重ねてお礼しつつ。


2019年4月30日 相談室  岡本宏嗣

報告です。「CDR申請とフランス語力証明」のブログ記事に報告します。 CDR申請の際に「フランス語力を証明出来るのものはありますか?と聞かれ提出しました。10年以上前のものでしたが、問題はありませんでした」。

報告です。
こんにちは、いつも参考にさせて頂いております。
フランス人配偶者と婚姻4年半経過、4月初旬にパリ、シテのプレフェクチュールにて10年カードの申請をしました。RDV予約の際に渡されたリストには、語学レヴェルの証明書はありませんでしたが、噂に聞いていた事、検索するとプレフェクチュールのサイトが出て来た事から、パリ・カトリック学院のディプロム(B1++)を持参しました。予想通りフランス語力を証明出来るのものはありますか?と聞かれ提出しました。10年以上前のものでしたが、問題はありませんでした。
私は、2006年からパリ・カトリック学院、その後音楽学校と計8年学生身分、2014年にフランス人と結婚しVPF身分となりました。
参考までに、職業salariéeと記入し念の為に最新のFiche de payeを持参しましたが、この点は全く触れられませんでした。
以上、ご参考頂ければ幸いです!

報告にお礼
Aさん、報告、ありがとうございます。とても参考になりました。重ねてありがとうございます。

2019年4月30日 相談室    担当  岡本宏嗣

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