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学生からAE-COMMERCANTに身分変更の予定です。この5月に所得申告をしておくべきでしょうか。

質問。学生滞在、パリ在住です。2018年の年内(場合によっては来年)にAE,に身分変更したいと思っています。職種はCOMMERCANTです。この場合、所得申告をしておいた方が有利でしょうか。これまで所得申告をしていなかったのですが、所得申告するとすれば、この5月になります。税務署に問い合わせたところ、学生は申告しなくてもよいといわれましたが、身分変更申請をするのであれば申告しておくべきでしょうか。

お答え・見立て。
「AE-COMMERCANTに身分変更したい」とあります。
2016年秋から滞在許可関連法(CESEDA)が改定になりましたので、整理をしておきます。
(1)ここでの身分変更は、
ETUDIANT/ELEVEから新設のENTREPRENEUR/PROFESSION LIBERALE(PL)への変更です。AEは滞在身分ではなくなりました。

ここで①ENTREPRENEUR(事業者)とは、
(a)商(工)業者(COMMERCANT(-INDUSTRIEL))、 
(b)手工業(芸)者(ARTISAN)
です。(a)は、「工」(INDUSTRIEL)が略されることが多いようです。
そして、
②PROFESSION LIBERALE(略称PL)
質問者AさんはCOMMERCANTへの身分変更としていますが、発行される滞在許可証はENTREPRENEUR/PROFESSION LIBERALEになります。初年度は1年もの、翌年の更新時に4年ものが発行されています。

(2)AE(AUTO-ENTREPRENEUR)
AEは滞在身分ではなくなりました(AEを外国人の滞在身分にするのはおかしい、という指摘は以前からありました)。AEは、そもそもは、SECURITE SOCIALE(SECU・社会保障)のREGIME(制度)です。起業・副業奨励策として小規模事業者(*)のSECU負担を軽減しようという措置です。外国人を対象にした制度ではありません。外国人も排除しないということです。
(*)小規模事業とは。
物品販売の場合―年間82800ユーロ(91000ユーロまでのオーバーが容認されています)。
サービス業およびPL業の場合―年間33200ユーロ(同35200ユーロまで)
以上の数字は「TVA処理が必要とされない」上限数字です。

さて、本題です。
(3)学生滞在のAさんにどんな収入があるのか。また、COMMERCANTとして職業展開していきたいとありますが、どんな業容なのか。これら判断材料がないので、一般論として「申告されたらいかがでしょうか」です。申告すれば、「所得税が発生しなくても、つまり納税額がゼロでもN°de  FISCAL(税務者番号)が与えられます。同番号を持っていることはプラス材料ではあるでしょう。
また、申告スケジュールもあります。文面に「所得申告するとすれば、この5月になります。」とあります。その通りですね。この5月に申告しないと、身分変更申請の際に書類を提出できません。以下のようなスケジュールです。

(4)税務スケジュール
①2017年1月-12月の1年間の収入を2018年5月中旬締め切り(NET申告は6月初旬締め切り)で申告します。
②税務局からAVIS D’IMPOTが送付されてくるのは、8月中・下旬です。
③このAVIS D’IMPOTが提出書類です。この5月に申告をしておかないと1年遅れることになります。5月締め切り以降の遅刻申告も可能ですが、AVIS D’IMPOTの発行が大幅に遅れましょう。発行されないこともあり得ます。再三督促してようやく発行されるとか、ラチがあかない面倒なことになりかねません。
「定型をもってよしとする。変則型は極力避けよ」です。迷路に入ってしまうことがしばしばあるからです。
 以上が、スケジュール上のことです。

(5)ところで、Aさんにはどんな収入があるのでしょうか。
(a)学生に認められている年間964時間上限の給与労働でしょうか。それとも(あるいは、それに加えて)、
(b)COMMERCANTへの変更に関係するなんらかの収入(例えば日本での)が発生しているのでしょうか。
(a)については、Aさんが26歳以下であれば、SMIC(2017年度の)3か月分
4441ユーロを差し引いて、申告することができます。26歳以上であれば、FICHE DE PAIEにあるNET IMPOSABLEの数字が申告額になります。
(b)については、複雑なのでここでは触れません。

いずれにしても、Aさんが単身(独身)とすれば、年間収入(申告)額が16233  ユーロを越えないと所得税は発生しません。税額はゼロです。
税務局の「学生は申告しなくてよい」は、「所得税はゼロ、事務処理の面倒が増えるだけ」からくる対応でしょう。


2018年3月30日  相談室  岡本宏嗣
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「フランス/パリ滞在質問箱」に時折割り込んで掲載(第13回)  私書函版「フランス/パリ・子育て雑記」(第13回)

「フランス/パリ滞在質問箱」に時折割り込んで掲載(第13回) 
私書函版「フランス/パリ・子育て雑記」(第13回)

前回(第12回)、バカロレア(BACCALAUREAT略称BAC)は合格席数を争うコンクール(CONCOURS)ではない、受験科目の平均点(傾斜配点係数方式)が10/20点以上が合格、と記しました。さらに、BACの合格率は80%を越え90%に近い、とも。2件の問い合わせがありました。
まず、問い合わせがあったことに驚きました。「子育て雑記」は、フランスの複雑な学制、入り組んだ教育事情を記した個人メモのようなものですから、読者からの反応は期待していませんでした。      ところが熱心な読者が少なくとも2名いたのです。プライバシーに配慮しつつ、2件の問い合わせを  一つにまとめます。
                        **
お子さんがフランスで出生し、幼少時に日本へ帰国しました。日本ではリセ・フランセにもインターナショナル・スクールにも通わせていません。フランス語の家庭教師はつけていますが、フランス人教師の
帰国で空白があったりして継続的ではないといいます。おおむね、こういった状況ですが、何歳くらいまでにフランスの学校に通わせればBACに合格できそうでしょうか、という問い合わせです。

それはお子さん次第でしょうが、途中参入はお子さんにとって楽ではないですよ。記憶にある途中参入の最近例、それも成功例で申し上げます。
Aさんはフランス語がほぼ白紙状態で14歳で渡仏してフランス校に入り、2年足踏みしてBACに合格しました。足踏みとは「原級留め置き」です。日本でいえば、例えば小学5年生が6年生への進級が認められず、もう1年、小学5年生の授業を繰り返すことです。REDOUBLER(ルドウブレ)といいます。
その後、高校1年で高2に進級できずに高1を繰り返えしたとします。2回目のREDOUBLERです。
これが2年の足踏みです。
日本から14歳での途中参入、2年の足踏みでBACにたどり着いたとは、たいした努力家です。賞賛に値します。
もう一例。
Bさんは小学5年生まで「外国語としてフランス語」を学んできましたが、本人にいわせれば「ほとんど役に立たなかった」のでした。12歳でコレ-ジュ(中学校/4年制)の初年度から途中参入し、1年足踏みしてBAC合格に滑り込んでいます。
二人とも頑張り屋さんです。たいしたものです。10歳を越えてからの途中参入には厳しいものがあります。BACにまでたどり着かないケースが多数派でしょう。足踏みすることなくBACにたどり着く途中参入の確実な安全圏は5歳まで。過去の諸ケースからこう見ています。
10歳以上であれば、REDOUBLERは覚悟してください。何より心配なのはお子さんが疲れ切って   モラル・ダウンすることです。また、日本にはないREDOUBLERは、親にとっても大ショックでしょう。
マイナス志向の物言いでごめんなさい。
  **

少々気が重くなっていたところに、思いがけない「フランス子育て談義」が飛び込んで来ました。
週刊朝日2017年11月24日号106-110頁)、林真理子さんと作家でミュージシャンの辻仁成さんの対談です。
辻仁成さんは、中学生の息子さんと一緒に住んでいます。私立の名門校に通わせていることが対談からうかがわれます。
こんな部分があります。同記事から引用します。
辻 フランスには学習塾がない。その分中学生も、学校で出された宿題をこなすだけで夜の1時ぐらいまでかかるんです。宿題をみるとわけのからない分数の計算式が並んでいたり、覚えなきゃいけない詩が100編くらいあったりするんです。
林 詩を暗唱するんですか。
辻 小学生でも毎日古典的な詩を1編ずつ暗唱するんですよ。
林 リルケとか。そういう古典を?
辻 そう、コテコテの古典ですね。
林 それは素晴らしいですね。

この対話で鮮明に思い出したことがあります。次男坊が小学生のある時。
詩の暗唱のテストがある。毎日、数人が受けているのだが、次男坊の番が回ってきたので手伝って欲しい、というのです。どう手伝うのか、こういうことでした。与えられている3編の詩を暗唱する。どの詩が当たるかはクジ引きになる。とにかく3編を暗唱しておかなければならない。それで、3編の詩に1、2、3の番号をふったクジ札をつくり、「1(2、3)を引いたら、それぞれの詩」を暗唱するので、チェック して欲しいというのです。手元に3編の詩を手渡されました。3編の詩は、
シャルル・プルミエ・ドルレアン (CHARLES 1ER D’ORLEANS), クレマン・マロ(CLEMENT MAROT), ピエール・ド・ロンサール(PIERRE DE RONSARD) の詩です。
20年余も前のことなのに、しっかりと覚えています。RONSARD(ロンサール)の名前は知っていました。
よく知られたな名前ですが、フランス語ではもとより日本語訳でも読んだことはありません。当時住んでいたパリ17区にCOLLEGE PIERRE DE RONSARD(ピエール・ド・ロンサール中学校)がありました。 公立中学校です。拙宅から遠からずの距離にありましたが、学校区が違うので入学できませんでした。このあたりの事情は第10回に書き込んでいます。
クレマン・マロ(CLEMENT MAROT) は、勤務先の在仏日本人会オフィスがシャンゼリゼ97番地にあり、その裏手にRUE CLEMENT MAROT(クレマン・マロ通り)があったので、なんとなく名前だけは知っていました。シャルル・ドルレアン1世は全く知りません。王侯貴族でしょうが、詩人として後世に名を残したのでしょう。フランス古典詩など読んだことのない親です。
それはさておき、次男坊の暗唱は、詩の内容に合わせて、身振り手振りよろしく、抑揚をつけた朗唱となるのでした。感情移入のない棒読みは点数が低くなるということでした。
あれから20年、現在、フランス国外で仕事をしている次男坊に「詩の暗唱のテスト、憶えているかい」と質したところ「憶えていない、詩は全く憶えていない、そんなテストがあったことも憶えていない」と一笑されたものです。
僕もその当時は「古典詩の暗唱とは素晴らしい、さすがは文化大国フランスだな」と感心したものです。
しかし、二人の息子がフランス校での学校教育を終えた今は、もう少し客観的な見方をしています。
                      
 **
                     
ここはフランスです。フランス語は日本でいうところの国語です。小学校(5年制)の高学年、中学校(4年制)あたりから  国語の授業でフランス古典詩を暗唱させることは当たり前のことに思えます。   英国であれば、シェクスピアのソネット詩とかウィリアム・ブレイク、ワーズワースあたりでしょうか   (確認していませんけど)。
僕自身の小・中学時期を振り返れば、小六あたりで、万葉集は柿本人麻呂、大伴家持、山上憶良などの和歌を習って暗唱したものでした。百人一首の中の数首は中学校の教科書に載っていて暗唱もし、馴染んでもいました。平家物語の冒頭「ぎおんしょうじゃのかねのこえ、しょぎょうむじょうのひびきあり、、、」を丸暗記したのもこの時期だったでしょう。兼行法師の「徒然草」や鴨長明の「方丈記」の冒頭部分だけは誰もが暗唱していたものです。今は早期英語教育が提唱される時代ですから、「古典に親しむ」は早期学習の課題ではないでしょうが、それでもたまたま手元にある中学校1年の教科書(光村図書、2010年刊行)をめくると、「古典との出会い」に「竹取物語」が登場しています。
古典詩の暗唱はフランスの学教教育の専売特許ではないでしょう。お二人の対談は「小・中学校から古典詩を暗唱させているフランスの教育は素晴らしい」ですが、フランス語というブランド語(?)で古典詩を暗唱させていることが羨ましい、ということではないでしょうか。」                    

 * *
ところで、僕がいいたいことは、そうした日本人の西欧語への羨望心理ではありません。
古典詩の暗唱はフランス語学習では極めて牧歌的な時期のことで、COLLEGE(コレ-ジュ=中学校(4年制)の高学年からLYCEE(リセ=高校(3年制)へ、さらにはプレパ(注 1)へと、フランス語学習の特色が強力に押し出されてくることです。
フランス語は高校2年時にBACCALAUREAT(バカロレア通称BAC)試験があります。
筆記試験(ECRIT/エクリ)と口頭試問ORAL/オラル)の2本立てです。筆記試験は理系、社会経済系、文学系、技術系とも4時間です。(注 2)
筆記試験は、以下の(1)、(2)、(3)からの選択になることが多いようです。
(1) INVENTION DE SUJET
(2) COMMENTAIRE COMPOSE
(3) DISSERTATION(ディッセルタシオン)  (注 3)
(1)は、創作。与えられたテクストがあって、例えば「作者の文調、文体を維持しつつ、
「この話しの続きを創作しなさい」。
(2)は評論と解釈。
(3)は論文。与えられたテーマに対して、問題点の提起と設定、考察と展開、結論と収束といった形式で論述を組み立てます。
日頃のフランス語授業の内容も、高校2年で受験するこの試験に向けて修練していくことになりましょう。先に「フランス語学習の特色が強力に迫ってきます」と記したのはこのことです。

(注 1) 正確にはCPGE(CALASSE PREPARATOIRE DE GRANDES ECOLESグランゼコール入学試験のための準備クラス。通称プレパ)。通常は2年教程。

(注 2)現行の制度では、高校2年から理系(S)、社会経済系(ES)、文学系(L)、技術系(TECNIQUE)の3コースに分かれます(これは2021年度から改革されるようですが、改革案もはっきりしていないので、ここでは触れません)。そして、高校2年の学年末にフランス語のBAC試験が実施されます。   その点数は、翌年の高校最終学年で受験するBAC本試験の成績に算入されます。

(注 3)インターネットで「ディッセルタシオン」を検索したところ、「フランスのディッセルタシオン試験はいかに行われるか」(大阪教育大学の紀要)が出てきました。フランス人留学生(25歳)に実際にディッセルタシオン試験を受けてもらい、その結果を分析した論文です。
テーマは社会学分野で「LA FRANCE EST-ELLE YANKEESEE?」(フランスはヤンキー化されたか?)。
「ディッセルタシオン」の模範解答例(の日本語訳)が掲載されています。
                       
**
LYCEEでの日頃のフランス語試験の採点の辛さも相当なものです。20点満点方式ですが点数が2ケタあればオンの字でしょう。
BULLETIN SCOLAIRE(成績表)には、クラスの最高点、最低点、クラス平均点、本人の得点の4つの点数が記されています。フランス語のクラス最高点は16点前後、クラスに一人、せいぜい二人。クラス平均点は8-9点、最低点は5-6点といったところでしょうか。
日本人の親は、この成績数字を見て「なんだ、この点数は!」になります。COLLEGE(コレ-ジュ=中学校・4年制)の後半から成績が下降気味にあった生徒は、かなりの確率でREDOUBLER(ルドウブレ=原級据え置き)になりましょう。
長男、次男がリセ(高校、3年制)在学中、それぞれ一回ずつ「保護者会」に出席したことがあります。主要教科の教員が「このクラスの平均レベルは、、、」「一人だけ高いレベルの生徒がいるが、、、」といった講評をします。
長男、次男は小学校(5年制)、コレージュ(中学校、4年制)は同じA小学校、B中学校でしたが、リセは長男がリセC、次男がリセDでした。学業年齢も11年違います。ところが、フランス語の担当教員が
開口一番にいったことが同じだったのには驚きました。「このクラスのフランス語試験の結果はCATASTROPHIQUEであった」。壊滅的な結果、悲惨な結果。事実でもあったでしょうが、これはフランス語教員のあいさつ言葉、枕言葉だな、と思ったものです。

                     **
BAC合格後のプレパ(注 1)でのフランス語学習にも特徴があります。手元に「夏休み期間(7-8月)に読むべき課題図書。なお、9月新学期早々に試験を行う」が残っています。二つ紹介します。
(1) テーマ  MESURE ET DEMUSURE
   課題図書 
   プラトン  ゴルギアス
   ラブレー  ガルガンチュア
   モリエール ドン・ジュアン
 いずれも、出版社・編者・訳者が指定されています。 A出版社刊、編者Bによる版に限る、ということです。  
 MESURE(ムジュール)は、計測、計量が可能なもの、可能なこと。DEMUSUREは、 MESUREの
反対語で、計測、計量が不可能なもの、不可能なこと。過剰、過大。尋常と過剰、通常と過大、といった意でしょう。


(2) テーマ AILLEURS
   課題図書
   レヴ ストロース   悲しき熱帯
   アンリ ミショオ    アジアの野蛮 
   ホメロス         オデッセイ 
  AILLEURSは、「何処」「彼の地、此の地」の意でしょう。「熱帯」、「アジア」、オデッセイの「放浪」から推測されます。

ここに挙げた(1)(2)の二例は、理数系・技術系コース、つまり、ECOLE D’INGENIEUR(注 4)受験クラスでのフランス語学習です。
(1)(2)以外の他の例も合わせて見比べてみますと、
あるテーマ=概念に沿って、①小説など物語、②戯曲、③詩(叙情詩・叙事詩)、④社会学・哲学系の評価の定まった著作など4つのジャンルから名作、名著3つがテキストとして選択されていることがうかがえます。
3ジャンルの3テキストを駆使して、与えられたテーマ=概念について論述展開せよ、ということのようです。

(注 4)ECOLE D’INGENIEURについては、12章で詳述しています。
                      
**
あるテーマ=概念についてテキストを駆使して論述展開せよ、はフランス語だけではありません。
例えば、外国語(日本語含む)のBAC試験では、テーマ=概念がNOTIONとして事前に与えられています。これについては章をあらためることにします。
また、高3で必修科目となるフィロソフィー(哲学)も同様に論述展開です。先に述べたように、高2でフランス語のBAC試験があって、教科としてのフランス語は終わりになります。そして、高3の授業ではフィロソフィー(哲学)になります。高3の学年末(6月)に行われるBAC本試験の初日は伝統的にフィロソフィー(哲学)です。フィロソフィー(哲学)は、哲学史の授業ではありません。BAC試験も哲学史の知識を問うものではありません。正義・公正(LA JUSTICE)、人権(LE DROIT)、L'ETAT(国家)、BONHEUR(幸福)、欲望(DESIR)といった日常語の本質的な意味についての設問です。
例えば、「自由(LIBERTE)は、常に、あるいは時として、正義・公正(LA JUSTICE)、人権(LE DROIT)、L'ETAT(国家)の下位に位置すべきか」といった設問への論述展開です。

いずれにしても、基本にあるのは先記したディッセルタシオン(DISSERTATION)のように見えます。   相当な思考力、表現力がないと幼稚な作文になりかねません。高2で受験するフランス語BAC試験では「ディッセルタシオンを選べば、選らんだけで最低12点はもらえる」の風聞があるほどです。
もっとも「12点以上取れそうもないBAC受験生しかディッセルタシオンを選ばない」の逆風聞もあるようですが。
もとより、こうしたフランスの学習方法、学力評価方式の是非を問うつもりは毛頭ありません。
日本でも2021年から「大学入試共通テスト」がスタートするようです。同テストは「暗記した知識を問うのではなく、思考力、判断力、表現力を重視した記述方式の試験」と謳っています。一方では「公正な評価(採点)ができるのか」と危惧する声もあるようです。フランスの学習方法、学力評価方式を傍観してきた僕の最大関心事です。

2018年3月30日  記   岡本宏嗣

10年滞在したらVIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)が発行されるのでしょうか。  

質問。10年滞在したらVIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)が発行されるのでしょうか。  
 日本人ではありませんが、周囲に該当者がいます。法的に根拠のあることなのでしょうか。
特定の国の人だけへの措置なのでしょうか。

お答え・見立て。「日本人ではありませんが、周囲に該当者がいます」とあります。その方はどういう滞在状況なのでしょうか。推測を逞しくします。そのA国籍氏は滞在許可証が無効になっている。有効な滞在許可証を所持していた時期もあったでしょうが、更新をし忘れてそのまま。あるいは更新手続の際に書類不足で再出頭に付されていたのに出頭しないで放置してしまい、そのまま、、とか。いつまで待っても当局から更新可否の返事がなくウヤムヤになって迷宮入りしたとか。却下されたので異議申し立てをしたがナシノツブテとか。
以上の推測が当たらずとも遠からずであれば、CESEDA(外国人滞在管理法)のL313-14条の適用でしょう。ADMISSION DE SEJOUR(特例による滞在許可)といいます。
COMMISSION DE SEJOUR(特別審査委員会)という通常の滞在許可証とは別の窓口が
PREFECTUREにあります。
L313-14の条文にこうあります。
la demande d'admission exceptionnelle au séjour formée par l'étranger qui justifie par tout moyen résider en France habituellement depuis plus de dix ans.
特例による滞在許可の申請には、あらゆる方法で10年以上フランスに滞在していることを証明すること。
さらにこうあります。
La carte de séjour temporaire mentionnée à l'article L. 313-11 ou la carte de séjour temporaire mentionnée aux 1° et 2° de l'article L. 313-10 peut être délivrée,
申請者の事情に応じて。 
① VPF (L 313-11) あるいは
② SALARIE(L 313-10―1°)あるいは
③ TRAVAILLEUR TEMPORAIRE ( L313―10―2°)
を発行する。

本題から逸れますが、10年滞在に満たない場合は、別の救済措置令もあります。          
 CIRCULAIRE DU 28 NOVEMBRE 2012 RELATIVE A  LA ADMISSION EXEPTIONNELLE
AU SEJOUR DES ETRANGERS EN SITUATION IRREGULIERE
(違法滞在状態にある外国人に特例として滞在を認める2012年11月28日付け通達)

この救済措置令(通達)は、オランド大統領期のものですが、現在も有効。
この救済措置令(通達)で滞在許可証を取得した日本人が当相談室に一人います。

2018年3月15日 滞在相談室 担当  岡本宏嗣

La période d'essai du CDI(試雇期間)について

質問。3週間ほど前から働き始めました。仕事が決まって少しして妊娠が判明しました。
今はpériode d'essai du CDI の状況です。
面接の時には、最初の2か月間だと説明されましたが、同僚の話しによると全員、何かと理由を付けられて4か月までpériode d'essai を延ばされるようです。
人の足りない職場なので、période d'essai 中に妊娠したらどうなるのか心配です。
ちなみに、コントラのコピーを未だ受け取っていないので契約の詳細を確認出来ません。  サインした時にフランス人の夫と一緒に読みましたが、période d'essai を4か月に延ばす事について見た記憶がありません。急いでサインさせられたので、見落としは十分あり得ますが、、。
お答え・見立て。労働法(CODE DU TRAVAIL)は当室の担当範囲ではありません。  
一般常識としてです。PERIODE D’ESSAIは原則2か月、延長は可能でMAX4か月。
CONTRAT DE TRAVAIL(あるいは付属文書)に記載があり、当人の同意も得ている必要がありましょう。                                       
 もう一点。妊娠を理由にCDIの解消はできません。INSPECTION DE TRAVAIL(労働基準監督局)の調査、介入を招くことになりましょう。

2018年3月15日  相談室  岡本宏嗣

複数年滞在許可証と10年カード申請の兼ね合いについて

質問。2013年4月にビジタービザで入国し、翌年フランス人とPACSを結び、3年前よりVie privée et familiale(VPF)の滞在許可証を得ています。次回の更新が5月なのですが、その際に可能であればPluriannuelleの滞在許可証、あるいは10年カードを取得することができればと考えています。
ここで質問です。申請時に例えば1年更新、複数年更新、10年カードの3件の書類を提出することはできるのでしょうか。その場合、そのうちどれかを当局が選ぶ形になるのでしょうか。それともひとつだけ(例えば10年カード)を申請して、認められなかった場合に複数年、あるいは1年と落とされていくのでしょうか。また私のような状況の場合、10年カードが取得できる可能性は高いのでしょうか。管轄県庁はベルサイユです。参考までに、中高生の子供が2人、フランスの学校に通っております。

お答え・見立て。県庁がVERSAILLESということです。滞在許可証は、各県庁によって取り扱いが違います。パリPREFECTUREの場合は、過去の発行事例からある程度の見立てができます。参考までに、ということで。

(1)PLURIANNUELLE(複数年)滞在許可証(4年上限)。             
 フランス国籍者との婚姻者(MARIE(E))の場合は「VPF2年もの」と規定されています。PACSの場合も同様でしょう。
2年以上はない、1年はあり得る、です。         

(2)CARTE DE RESIDENT(CDR)。                          
 ①5年間の滞在を消化し、6年目に申請資格が生じます。また、A滞在身分からB滞在身分へ変更した場合、A身分での滞在期間がカウントされないことがあります。A身分が学生滞在の場合は、学生滞在期間がカウントされないのは全県庁ほぼ共通のようです。それ以外の身分の場合は、カウントする・しないがPREFECTUREによってバラツキがありそうです。       

 ②パリではCDRの申請は「CDRを申請したいのですが」のRDV方式が基本です。
 却下の場合は、通常の更新扱いになり、複数年ものが発行されています。CESEDA(外国人滞在管理法)R314-1-3の適用で す。CDR申請は、通常の更新申請を含む。つまり、CDRが却下されても通常の更新は認める=複数年滞在許可証が発行される、ということです。

2018年3月15日 滞在相談室  岡本宏嗣

パスポートタランビザ(画家)の提出書類について質問です。

質問。パスポートタランビザ(画家)の提出書類についてです。渡仏して画家として活動することを希望しています。
日本でのパスポートタランビザの申請について、質問があります。
(1)私は9年前、パリで広告のアートディレクター勤務をしていましたが、途中で更新できなくなり帰国しました。今回は2度目の渡仏ですが、提出する書類に、この職歴を載せても良いですか?
(2)画家として活動することが目的ですが、イラストレーターの分野やアートディレクターの仕事もできるようにしたいです。アーティストというくくりでできますか? また、これらの作品は、油絵・イラスト・広告とバラバラですが、それぞれの作品を提出したほうが良いですか?
(3)推薦状は元同僚が書いてスキャンし、メールで送ってくれたものでも大丈夫ですか?それとも原本を郵送してもらうべきですか?
(4)現在は作品を描きためている段階で、収入がフランスSMICの70%には到底及びませんが、それではこのビザ取得は難しいでしょうか?

お答え・見立て。
こちらは在フランス/パリの滞在相談室です。在日フランス大使館でのVISA申請にあたっての詳細は見えません。また、こうではないか、ああではないかの推測で申し上げるのは控えさせていただきます。当相談室は、フランス入国に当たってのVISAではなく、渡仏後の滞在許可証に関わる相談に応じています。VISA=滞在許可証ではありません。自国のフランス大使館(総領事館)でVISAを申請取得して渡仏し、渡仏後にそのVISAを提示して発行されるのが滞在許可証(それに準ずる許可証含む)です。
例えば、
学生VISAを取得して渡仏し、渡仏後は美術学校生として滞在許可証を取得。O年間滞在しているが、そろそろ美術アーティスト専業で活動したい。ついては、滞在許可証の滞在身分を学生から美術アーティストに変えたいのだが、どういう手順で進めればよいか。 また、PASSEPORT TALENTという4年ものの滞在許可証を申請・取得する可能性は? といったケースです。
変型としてはこういうケースもあります。そもそも自分は日本の美術系校を出て、それなりに美術活動をしていた。こちらフランスでは、語学学校生としてO年間滞在しており、フランスの美術校には登録も在籍もしていない。提出できるのは日本のDIPLOME(その法定翻訳)になるが、この状態でどうか。
こういったケースへの対応が当室の役割です。
唯一、お答えできる質問があります。
「イラストレーターの分野やアートディレクターの仕事もできるようにしたいです。アーティストというくくりでできますか?」です。

PASSEPORT TALENT(1°~10°まで10項目あり)の9°(もしくは10°)が美術系アーティスト(だけではありませんが)を対象にしています。9°(もしくは10°)であればできます。

2018年3月9日  相談室  岡本宏嗣

2018年3月2日付ブログ記事「VPFからサラリエに身分変更のRDVを控えていますが、 送付されてきた書類リストが、、」に追加質問です。

早速のご回答有難うございました。非常に助かりました。
勤務先の会社の社長と、リストをひとつひとつチェックしていきました。その上での追加質問です。
質問1
必要書類(5°)「求人に付した証明。通常はPOLE D’EMPLOIが発行する「求人に付された」の証明』についてです。今勤務している会社がパリで初めて勤めた会社で現在6年目に入りました。最初は学生滞在許可の許可範囲でのパート、現在は35H・CDIになり1年強になります。現職についてかなりの時間が経過している事から、この書類についてはどう解釈したら宜しいでしょうか?
質問2
リスト外の補足書類として、手紙を付けようと思っております。(PACSを解除した理由、今後のフランス生活における計画・モチベーションなど。)他に、お世話になった大学教授、会社の社長からの推薦状などを考えています。他に考えうる補足書類があればアドバイスをお願い致します。

お答え・見立て。
I。POLE D’EMPLOIが発行する証明は「フランス国内の労働市場に求人に付したが、   当社が必要とする人材は得られなかった」ので「当外国人Aに労働許可を下ろしてください」の意味合いを持ちましょう。ここでのケースは「今勤務している会社が、、、、現在6年目に入りました」とあります。この事情は「学生滞在者A」がB社にX年間アルバイトとして働き、同B社が「Aを週35時間労働で正式雇用する」際にAUTORISATION DE TRAVAIL  (労働許可ATと略記)を申請するケース、CHANGEMENT DE STATUT D’ETUDIANT A  SALARIEと同じ事情です。この場合、                     

 (1)実際にPOLE EMPLOIの求人に付して証明(ATTESTATION)を取り付ける。「当社は日本市場を主対象としたビジネスなので、日本語のできること、日本人の趣向に詳しいこと、日本の市場動向の調査ができること、、、」といった条件を付けることが多いようです。実質的な求人ではなく、AT申請上、必要書類とされているので、それに従っておくのが無難という対応です。

(2)雇用者側が「学生滞在者としてX年間、VPF滞在者としてY年間当社に雇用実績があることを記した書面を作成し、ここ3か月の
FICHE DE PAIEを添える。

過去の事例では(1)が多数派と推測します。

II。「VIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)からサラリエに身分変更のRDVが3月下旬に控えております」とありますが、そのRDVはPREFECTUREの滞在許可セクションですよね。同セクションは、その滞在身分の変更申請がA T (労働許可)を必要とする場合は、DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)に1件書類を送付して審査を仰ぎます。同局から許可が出れば、それを受けて滞在許可証(SALARIE)を発行する仕組みです。PREFECTUREの滞在許可セクションはAT許可は担当外、権限外です。
本題から少し外れますが、DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)のAT許可を必要としないケースがあります。具体的にはPASSEPORT TALENT10項目の中の6項目です。       

本題に戻します。AT申請は、雇用者(会社)に関わる書類が多いことに気がつきましょう。中でもカナメとなるのは、雇用者による LETTRE DE MOTIVATIONでしょう。
なぜ、「外国人(日本人) A」を雇用するのか、どういうビジネスプランの中での人事採用なのか、外国人Aに課せられた職務はなにか、ということが問われています。「外国人(日本人) A」の労働力が当社には必要なのであって、余人をもっては代えられない、の説得的な説明が求められています。
「外国人(日本人) A」 については、そうした職務、任務に応える資格、経験があるのか、ということでDIPLOME、CVの提出になるわけです。問われているのは、「外国人(日本人) A 」の労働力の質です。従って、プラス材料となる書類があるとすれば、過去に勤務していた会社(があればですが)からの「実に有能で誠実な勤務であった」の一筆ではないでしょうか。以下に触れる「推薦状」とは、こうした第三者からのものでしょう。

最後に。「会社の社長からの推薦状」とあります。その社長がAT申請上の雇用主(EMPLOYEUR)であれば、「推薦状」ではなくAT申請に必要な「LETTRE DE MOTIVATION」(上述)ではないでしょうか。AT申請は、「雇用主」(EMPLOYEURと 「当の外国人」
(SALARIE ETRANGER/TRAVAILLEUR ETRANGER)との共同申請です。当事者が推薦状を出すのはおかしくありませんか。
CARTE DE RESIDENTの申請であれば、これは100%個人の申請ですから、勤務先の推薦状にも意義、意味がありましょうが、、、。

2018年3月5日  相談室   岡本宏嗣

VPFからサラリエに身分変更のRDVを控えていますが、送付されてきた必要書類リストが、よく分かりません。

VPFからサラリエに身分変更のRDVを控えていますが、送付されてきた必要書類リストが、よく分かりません。
質問。以前「PACSを解消してSALARIE滞在身分に変更できるものでしょうか?」 の質問をした者です。VIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)からサラリエに身分変更のRDVが3月下旬に控えております。「提出書類のリスト」が送られてきたのですが、どうしてもハッキリしない部分がありまして、お力をお貸し下さい。

質問1)まず書類用紙の「CERFA 15186*01」ですが、ネット上を探しても、末尾が「*02」のものしかありません。こちらは同じ物と考えてよいでしょうか。
質問2)指定の文書を見たところ、「提出書類のリスト」形式ではない様に見受けました。これはどう解釈すべきでしょうか。
ご教授下さい。
質問3)サラリエに身分変更の際、通常要求されると考えられる書類、つまり、労働契約書、過去の給与明細、雇い主側の推薦状、モチベーションレター、セキュリテソシアル、avis d'impot、ディプロムなどが全く文章中に書かれていないのが大変気になっています。    

お答え・見立て。
(1)同じものでしょう。VERSIONが01から02になったのではないでしょうか。なお、「CERFA 15187*01」があります。RESIDENT
HORS DE FRANCE(フランス国外滞在者)用です。 RESIDENT EN FRANCE(フランス居住者)用は「CERFA 15186*02」のようです。
(2)(3)提出書類は、初回申請①であれ、ある滞在身分からの変更申請②であれ、基本的に同じです。①の場合、②の場合の区別はないでしょう。 以下が「指定の文書」に記されている書類リストです。

1° Une lettre motivant le recrutement du salarié et détaillant les fonctions qu'il va exercer ;
(当外国人を雇用する理由、当の外国人の職場での職務、仕事内容などを記したLDM)

2° Selon le cas, un extrait à jour K bis, s'il s'agit d'une personne morale, ou un extrait à jour K ou une carte d'artisan, s'il s'agit d'une personne physique, ou un avis d'imposition, s'il s'agit d'un particulier employeur ;(雇用者(会社))の商登記簿抄本)

3° L'attestation de versement des cotisations et contributions sociales à l'organisme chargé de leur recouvrement et le cas échéant à la caisse des congés payés lorsque l'employeur est soumis à cette obligation ;(URSSAFに社会保障負担費を支払っていることの証明)

4° Les documents justifiant de l'état civil et de la nationalité de l'étranger et, en cas de séjour en France, le document l'autorisant à séjourner ;(当外国人の出生証明、パスポートの身分事項ページ(のコピー)、フランス滞在者の場合は滞在許可証(のコピー)

5° Lorsque la situation de l'emploi est opposable, les justificatifs des recherches effectuées auprès des organismes concourant au service public de l'emploi pour recruter un candidat déjà présent sur le marché du travail ;(求人に付した証明。通常はPOLE D’EMPLOが発行する「求人に付された」の証明

6° Les documents justifiant de la qualification et de l'expérience du salarié pour occuper le poste sollicité (copie des diplômes et titres obtenus par le salarié ; curriculum vitae ; certificats de travail justifiant d'une expérience professionnelle) ;
当外国人がその職務をこなせることの証明。①職業DIPLOME(のコピー)、②CV(職業歴)、、③過去に勤務していた会社からの在勤証明。(①と②でよいでしょう。フランス語学校の(あるレヴェルでの)修了証があれば付しておきましょう)。

7° Le cas échéant, lorsque l'exercice de l'activité est soumis à des conditions réglementaires spécifiques, les justificatifs que ces conditions sont remplies auprès des organes ou institutions habilités (特殊ケース。許認可制度下におかれている特殊労働の場合)
8° Le cas échéant, copie, lors de la première demande, de la licence d'agence de mannequins prévue à l'article L. 7123-11 du code du travail ou de la licence d'entrepreneur de spectacles vivants prévu à l'article L. 7122-3 du code du travail ; pour les entrepreneurs occasionnels de spectacles vivants, copie de la déclaration préalable d'intervention à la direction régionale des affaires culturelles (特殊ケース。マヌカンや舞台活動の場合)

9° Le cas échéant, si l'embauche concerne un mineur de seize ans, copie de la demande d'autorisation d'emploi auprès du préfet du département où se trouve le siège social de l'employeur, s'il est dépourvu de l'agrément mentionné à l'article L. 7124-1 du code du travail
(特殊ケース。16歳児の場合。フランスでは16歳から労働可能) 。

10° Le cas échéant, le mandat autorisant une personne morale ou privée établie en France à accomplir les démarches administratives en son nom et pour son compte.(手続代行人(事務所)に依頼する場合は委任状)

なお、よく分からない場合は、相談室をご利用ください。

毎月第二木曜日、第四火曜日  要予約 01 4723  3358

2018年3月2日   相談室  岡本宏嗣
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