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1月30日付ブログ「この度、学生ビザからサラリエへ身分変更をすることになりましが,,,.」に追加質問です。

質問。追加質問です。では契約開始日はいつ頃なら良いのでしょうか?    
結果が出る2〜3か月後が望ましいということでしょうか?

お答え・見立て。                                
 申請書類の中の最重要書類は、書類番号Formulaire N°15186*02       
 「DEMANDE D'AUTORISATION DE TRAVAIL POUR CONCLURE UN CONTRAT DE TRAVAIL AVEC UN SALARIÉ ÉTRANGER RÉSIDANT EN FRANCE 」です。
この書類の中に「DATE PREVISIBLE D’EMBAUCHE」(雇用開始予定日)の記入欄があります。DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)の基本方針としては、この欄に記入された期日までには可否の審査結果を出す、ということでしょう。実際にその期日が守られるかどうかは申請件数の込み具合などが関係しましょうが、基本はそういうことでしょう。                                     
さて、文面に「結果が出る2〜3か月後が望ましいということでしょうか?」とあります。 本来は「契約開始(予定)日より2〜3か月前に申請する」ではないでしょうか。このあたりのことが踏まえられていないと、結局は「結果が出る2〜3か月後」になってしまいましょう。

2017年1月31日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣
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PLビザを取得して渡仏したところですが、、、

質問。日本のフランス大使館にてPLビザを取得し、先週からパリに住んでいます。
今後はAE登録をし、和雑貨作家として、作品をブティックに卸したりイベントで販売します(小売り店には既に2年前から置いています)
2月17日にprefectureのRDVが入っています。その必要書類リストの中に「justicatif d'immatriculation URSSAF」と記されているのですが、滞在許可証を申請する前にURSSAFに登録し会社を作るのでしょうか?全く方法が判らず、またフランス語も疎く、とても困っております。
今後の登録の進め方、prefectureへの申請の仕方等が不明です。ちなみに日本のフランス大使館からはパスポートにビザが貼られたもののみ送られてきたので、今後の進め方が全く判りません。

お答え。PLとして滞在許可証を申請するためにはURSSAF(社会保険負担金徴収公庫)への登録が必要です。「滞在許可証を申請する前にURSSAFに登録し会社を作るのでしょうか?」とありますが、PLは会社ではなく個人営業です。個人営業者は個人の資格でURSSAFに登録します。そして、その収入数字に対してCOTISATION SOCIALE(社会保障負担金)を支払うことになります。現時点では「PL滞在身分の滞在許可証を申請するのであれば、PLとしてURSSAFに登録しなさい。そしてその証明(justicatif d'immatriculation URSSAF)を提示しなさい」ということです。ということで、質問者はURSSAFに足を運び、PLとして登録します。インターネットでも登録できるようです。

次に、「今後はAE登録をし」とあります。AE登録もURSSAFに登録することです。  
①PLとして登録する。②AEとして登録する。①と②ではCOTISATION SOCIALE(社会保障負担金)の支払い方式が違います。
文面の冒頭に「PLビザを取得して」とありますから、URSSAF登録もPL登録にされたらいかがでしょうか。

PL滞在は3つの面から見る必要がありましょう。                  
①滞在許可証の面 ②社会保障の面(REGIME SOCIAL) ③税務面(REGIME FISCAL)の三つです。
ブログでは説明しきれません。当相談室のご利用をお勧めします。

定例相談室  毎月第二木曜日、第四火曜日  要予約 01 4723 3358

2017年1月30日  滞在相談室  担当 岡本宏嗣

フルタイム勤務に伴う外国人税について

質問。VPFの滞在許可書を取得しました。学生滞在許可証で5年間パートタイムで働いていた会社でフルタイム35H/週のCDIき始め、2週間が経ちます。
新しく雇用契約書を作るのではなく、Avenantを貰いました。この会社は私が初めてフランスで働いた会社ですが、これまで外国人税の話は一切出ていません。                                
質問① 外国人税はいつのタイミングで払われるのでしょうか?              
質問② フルタイムで働く際、きちんとした新しい雇用契約書を作ってもらうべきでしょうか?
この会社は5年間のあいだに社名も変更されています。知人のフランス人に5年前に交わした契約書とAvenantを見て頂いたところ、おかしな個所が沢山あると指摘されました。私自身もAvenantで済まされる意味が分からずサインをしかねています。

お答え・見立て。
お答え①外国人労働者を雇用する会社に課せられる税として、
Taxes dues par les employeurs pour l'embauche d'une travailleur étranger(外国人雇用税)があります。雇用者に課せられるものです。これは、AUTORISATION DE TRAVAIL(AT/労働許可)が下りた時点でOFII(移民局)から請求されます。ATが下りた時点での一回限りの税です。
質問者AさんのケースはAT申請ではなく「労働許可を含んだVIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)の取得」ですから、外国人雇用税は勤務先の会社には課されないでしょう。もとよりAさんには全く関係のないことです。
繰り返します。外国人雇用税は、AT(労働許可)が下りた時点で雇用者に課される1回限りの税です。税額は55% mensuel brut dans la limite de 2,5 SMICです。月給(BRUT)の55%です。月給の上限額はSMICの2,5倍です。SMICの3倍の給与契約であっても  雇用者(会社)に課される税額は「SMICの2,5倍 X 55%」ということです。

お答え②Avenantは「補足事項」「追加規定」です。Avenantではなく新しくCDI契約書を作りなおしてもらったらいかがでしょうか。

2017年1月30日  滞在相談室  岡本宏嗣

この度、学生ビザからサラリエへ身分変更をすることになりましが,,,.

質問。この度、学生ビザ(ではなく学生身分の滞在許可証です)からサラリエへ身分変更をすることになりました。ここ数か月CDDで働いたのち、2月からCDIのコントラをもらいました。プレフェクチュールに近々行くのですが、身分変更の許可が出る前にすでに交わしたコントラを始めていていいのでしょうか?
また、CDDで働いていた期間が学生ビザ(同上)での労働可能な時間数を終了します。申請中の身で働き続けておくことは可能ですか?

お答え。見立て。
「身分変更の許可が出る前にすでに交わしたコントラ」をスタートさせる」ことは不都合でしょう。「2月からのCDIのコントラ」そのものを認可してもらうことが「労働許可(AUTORISATION DE TRAVAIL)/AT」が下りたことになります。「労働許可」(AT)が下りると、それに伴って「SALARIE身分の滞在許可証」が発行される手順です。時系列にしますと次のようです。
① PREFECTUREの滞在許可窓口にCHANGEMENT DE STATUT D’ETUDIANT A SALARIEの申請をする。申請書類はDIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)に回り、ここで審査される。
② DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)が労働許可(AT)を下し=申請書類に認可印を押し、OFII(移民局)の登録印を経て労働許可(AT)が下りたことになる。
③労働許可(AT)が下りたことによってPREFECTUREの滞在許可窓口から「SALARIE滞在許可証」が発行される、という流れです。

次に「CDDで働いていた期間が学生ビザ(滞在許可証)での労働可能な時間数を終了します。申請中の身で働き続けておくことは可能ですか?」とあります。学生滞在は年間964時間労働が上限です。964時間を使い切ってしまったのであれば、働くことはできないと考えるべきでしょう。残存時間があれば、申請中でも働けましょう。

2017年1月30日 滞在相談室 担当 岡本宏嗣

職場が引越し、遠くなることによって余計にかかるガソリン代は請求できるのか。

質問。 現在,自宅から40kmの場所で働いています。CDIです。
電車通勤だと片道2時間以上かかるため、車通勤(40分)しています。電車通勤だと交通費を全額出してもらえるのですが、車通勤のため交通費は出ていません。
最近、業務拡大のため更に10km遠い場所へ引越す話が進んでおり、交通費が更にかかることを懸念しております。 差額をもらう方法がありますでしょうか。
もう1つ、倉庫で勤務しているのですが、空調設備がありません。外よりも中の方が寒い時も多々あります。これについて、雇用主に設備改善を促す法的手段などありますか。

お答え・見立て。この質問は、CODE DU TRAVAIL (労働法)およびCONVENTION COLLECTIVE(業界労働協約)の領域なので、当相談室の担当外ですが、知っている範囲でお答えします。

(1) 通勤方法には公共交通機関(METRO、 RER 、SNCFなど)利用と個人的方法(マイカ-通勤など)があります。雇用者は公共交通機関については交通費支給の義務がありますが、マイカ-通勤による交通費(ガソリン代など)支給の義務はないようです。 実際には、公共交通機関では時間がかかり過ぎる、本数が少なくて不便、などの理由であれば、支給されているようです。
以下は、そのあたりの事情説明文です。
L'employeur peut prendre en charge tout ou partie des frais de carburant ou d'alimentation électrique ou hybride des salariés qui utilisent un véhicule personnel pour se rendre au travail. Cette prise en charge n'est pas obligatoire. Si l'employeur la met en place, elle doit profiter à l'ensemble des salariés dans les mêmes conditions.

(2)倉庫勤務での不都合については改善を申し出たらいかがでしょうか。改善されない場合は、会社所在地管轄のINSPECTION DE TRAVAIL(労働監督局)に申し出たらいかがでしょうか。

2017年1月27日  滞在相談室 担当  岡本宏嗣

連絡です。「ワーキングホリデーからPasseport Talentへ」の質問者へ。

連絡です。質問へのお答えは、質問者の個人宛メールにします。
諸質問のうち、ひとつだけお答えしておきます。
ワーキングホリデー(VACANCE ET TRAVAIL)は、1年間の滞在・労働を認める1回方式のVISAです。期限がきたら日本へ帰国します。この地フランスでは、別の滞在身分には変更できないとお考え下さい。別の身分で滞在したい場合は、在日フランス大使館で新たにVISAを申請・取得して渡仏することになりましょう。

2017年1月25日  滞在相談室 担当  岡本宏嗣

PACSを解消、滞在許可はいつまで有効か

質問。2015年にパリでPACSし、2016年10月にVPFを取得したばかりです。今月からフルタイムCDIで仕事が見つかったのですが、パートナーにPACSの解消を宣告されました。 日本に帰る方向で意思は決まりました。今PACSを解消した場合、直ちに滞在許可も喪失しますか?もしくは今のカードの有効期限までフランスに滞在する事が出来るのでしょうか。会社に退社時期を説明しなければなりませんし、帰国の準備もしなければなりません。
お答え・見立て。「日本に帰る方向で意思は決まりました」とあります。PACS解消の事情はさておき、この言葉に強い意志を感じ、いささかの感動を覚えました。                        
「今のカードの有効期限までフランスに滞在する事が出来ます」
「帰国の準備もしなければなりません」とありますので、こんな規定を紹介しておきます。
CESEDA(外国人滞在管理法)のL.511-1 II-3°(C)です。こういう規定です。 

(C) Si l'étranger s'est maintenu sur le territoire français plus d'un mois après l'expiration de son titre de séjour, de son récépissé de demande de carte de séjour ou de son autorisation provisoire de séjour, sans en avoir demandé le renouvellement ;

滞在許可証(RECEPISSE、APS含む)の期限が切れてから1か月以上フランスに留まっている場合は、不法滞在者として罰せられ得る。(言い換えれば、1か月以内であれば罰せられる対象にならない。つまり、1か月の超過滞在が実質的に認められている)。帰国に伴う諸手続き(諸契約の解約手続きなど)のための猶予期間と見てよいでしょう。

2017年1月25日 滞在相談室 担当  岡本宏嗣

複数年滞在許可証の発行で、CARTE DE RESIDENTの取得が1年遅れることに、、、。

質問。パリ在住、現在VPF滞在許可証(未成年フランス国籍児の母親身分)で3年目を迎えます。今月の更新時に(まだカード自体の取得はできていませんが)、2年もの滞在許可カードになると言われました。当方としては、3年滞在消化の来年の更新時にCDRを自動的に取得できると考えていましたが、窓口では「次回更新時になるので2年後になりますね、残念ながら特別なケースですね、あなたの場合は」とのこと。複数年滞在許可証の導入でこうなってしまいました、、。来年、政権が左か右になっているかはわかりませんが、パリ県庁に問い合わせてみる価値はあると思いますか? CDR取得にはどうしても2年後の更新時を待つしかないのでしょうか。

お答え・見立て。質問者の場合はCESEDA(外国人滞在管理法)L314-9条の2°(第2項)が該当します。

L314-9 La carte de résident est délivrée de plein droit :(以下の場合は、CARTE DE RESIDENTがPLENT DROIT(却下されることなく)発行される)

2° A l'étranger qui est père ou mère d'un enfant français résidant en France et titulaire depuis au moins trois années de la carte de séjour temporaire mentionnée au 6° de l'article L. 313-11 ou d'une carte de séjour pluriannuelle mentionnée au 2° de l'article L. 313-18, sous réserve qu'il remplisse encore les conditions prévues pour l'obtention de cette carte de séjour et qu'il ne vive pas en état de polygamie.
                   *
VPR(VIE PRIVEE ET FAMILIALE)は、CARTE DE RESIDENT(CDR)と滞在・労働・職業活動資格は同じです。滞在許可期間が違うだけ、ともいえます。県庁に問い合わせてみても「不都合はないハズだ」にならないでしょうか。また、「少なくとも3年間」(au moins trois années)とありますから「4年でも一向に構わないではないか」にもなりそうです。「外国人の滞在権利を守る」団体・組織の陳情テーマにもなりにくいでしょう。政権の左右移動については、まったく見えません。こんなところが当室の見立てです。

2017年1月25日 滞在相談室  担当 岡本宏嗣

複数年滞在許可証とパスポート・タランについての質問

質問。今年(2017年)後半にPL滞在許可証の更新を控えています。昨年末にPL滞在許可証の更新をした知人は、4年の複数年滞在許可証が発行されました。知人に滞在許可証の実物を見せてもらったところ、滞在許可証にはパスポート・タランの記載はありません。別の人のケース(PLではないとのことです)ではパスポート・タランの記載があり、有効期間が4年になっているそうです。この違いがよくわかりません。パスポート・タランはスタートしたばかりなので、方針が決まっていないのではという人もいます。今年(2017年)後半にPL滞在許可証の更新をするので、気になります。

お答え・見立て。
(A)CARTE DE SEJOUR PLURIANNUELLE(複数年滞在許可証・4年上限)
(B)PASSEPORT TALENT(PTと略記。 10ケースあり。4年上限)

(A)と(B)は、4年ものということで似ていますが、別のカテゴリーではないでしょうか。旧法では独立した滞在身分だった以下の4滞在身分がPT10ケースの中に組み込まれています。

(1)CARTE BLEUE EUROPEENNE (PTの第2ケースに組み込まれている)
(2)SALARIE EN MISSION(PTの第3ケースに組み込まれている)
(3)SCIENTIFIQUE―CHERCHEUR(CHERCHEURとしてPTの第4ケースに組み込まれている)
(4)PROFESSION ARTISTIQUE ET CULTURELLE(PTの第9ケースに組み込まれている)

ということで、これら旧制度での4滞在身分のいずれかで、更新手続きをしたケースでは、PT(4年もの)が発行されているのではないでしょうか。

例1:上記(4)の第9ケースで発行された滞在許可証は、以下のようです。
NATURE
CARTE DE SEJOUR PLURIANNUELLE
REMARQUES
PASSEPORT TALENT:
ARTISTE-INTERPRETE
EXERCICE D'UNE ACTIVITE SALAIRE

例2:一方、PL滞在許可証の更新で発行された複数年滞在許可証は、以下のような記載です。
NATURE
CARTE DE SEJOUR PLURIANNUELLE
REMARQUES
ENTREPRENEUR / PROFESSION LIBERALE
EXERCICE D'UNE ACTIVITE NON SALAIRE
質問者の場合は、今年(2017年)後半にPL滞在許可証の更新とのことですが、発行される滞在許可証は上記の例2、と見ます。

2017年1月20日  滞在相談室 担当 岡本宏嗣

Salarié 身分のcarte de séjour の更新について

質問。Salarié 身分のcarte de séjour の更新についての質問です。
昨年、salarié -visaをA社で取得しましたが、取得前と比べてA社に労働環境の変化、仕事内容の変化があり、2か月で自主退職しました。 その後は、B社で働いています。
Salarié滞在1年目で、visaを取ったA社を辞めてB社で働く事は、B社にコントロールが入った場合、罰せられる対象になるのでしょうか?
この状況でCarte de séjour の更新を許可される可能性はあるのでしょうか。
知人に聞いたところ、申請をやりなおせば、このまま今のB社で働き続ける事は可能と聞いて、今、B社に協力的に調べてもらっているところなのですが、、。

お答え・見立て。
質問者Xさんは、A社でAUTORISATION DE TRAVAIL(労働許可=サラリエ許可)を申請・取得したとあります。この許可は少なくともA社での1年の勤務が前提になっています。同許可の取得後、A社が営業不振に陥って倒産した、倒産しないまでも部門縮小で人員整理された、などによる経済解雇(LICENCIEMENT ECONOMIQUE)であればB社への転職は正当化されましょう。そうでない場合は、A社での勤務を1年消化し、A社に在籍・在職している状態でSALARIE滞在許可証を更新して、更新後にB社に転職するのがトラブルがない。これが当室の見方です。とはいえ、すでにA社を自主退職しB社に転職済なので、この状態で次回の更新まで走るしかないでしょう。A社がXさんを契約不履行で訴えているわけではないので、この面でのトラブルはない。コントロールもないことを期待しましょう。

パリの場合です。次回の更新では、「勤務先を変更した場合に必要とされる書類」を整えます。A社を辞めた際にA社から受け取った諸書類、そして「申請のやりなおし」としてのCERFA n°15186*01の提出になりましょう。 CERFA n°OOOOOというのは書式です。サイトで出すことができます。ちなみに、A社でAUTORISATION DE TRAVAILを申請・取得した際にはCERFA n°13653*03という書式(A社の人事担当者、Xさんの署名あり。DIRECCTE 、OFIIの許可印もあり)で、Xさんの手元に残っていましょう。  
 その他に「申請のやりなおし」としてB社に関わる諸書類、Xさんの雇用に関わる書類が要求されましょう。パリの過去の事例では、「申請のやりなおし」書類の提出に不備がなければ、更新はほとんどパスしています。地方のPREFECTUREについては分かりません。PREFECTUREは、フランス本土で95PREFECTUREあります。

20127年1月20日  滞在相談室 担当  岡本宏嗣

2017年1月13日付「会社設立と労働ビザの更新について」に再々質問です。 =PASSEPORT TALENT(PT)発行10ケースの中のビジネス・ケースに触れつつ=

質問。
(1)A社の代表を日本の家族に依頼する場合、条件などはあるのでしょうか?
後に、代表者を変更するのは困難ですか?
(2)滞在身分をSALARIE から、PASSEPORT TALENT に変更する事は可能ですか? 
そのための条件も教えて頂けますか

お答え・見立て。
(1) 日本在住者がフランスの会社代表になることに特別の条件はないでしょう。「身分証明「(破産者ではない・禁治産者ではないことの証明)と「無犯罪証明」の提出を求められることはあるかもしれません。後年の「代表者変更」は、通常は会計士が書式を整えて届け出ます。形式的なことです。                       

(2) PASSEPORT TALENT(PT)は、2016年11月にスタートした新制度で、未だ軌道に乗っていない、の印象を持っています。SALARIE からPT に変更することが可能かどうか、PREFECTUREによって対応が異なりそうです。           
ところで、PT が発行されるケースは10ケースあります。その10ケースから、ビジネス関係を拾ってみます(2016年10月28日付DECRET2016-1456より)。
① 第5ケース。新規に会社を設立する場合。ミニマム30000ユーロの出資を伴うビジネス・プランであることと。
② 第6ケース。技術革新を伴うビジネス・プラン。出資額は問われていませんが、同プランに各種公共団体・事業体(省庁・地方 自治体・商工会議所、、、)からの評価あるいは推薦が望まれる、とされています。
③ 第7ケース。フランスに30万ユーロ以上の投資(有形・無形)を伴うケース。
④ 第8ケース。日本のX社に在籍していて、フランスのY社の経営幹部(代表あるいは同等の役職)として就任するケース。日本X社とフランスY社は同一企業グループもしくはそれに準ずるビジネス関係にあること、とされています。

2017年1月17日 滞在相談室  担当  岡本宏嗣

2017年1月5日付「会社設立と労働ビザの更新についての質問です。」に再質問です。

再質問。状況の説明不足で、申し訳ありません。
現在、失業保険をもらっていますので、働いていません。 来年のサラリエ滞在許可証更新時に仕事が無いと更新は不可ということは理解しているのですが、会社設立後に、給与明細など、要求される書類に疑問が有り、相談させて頂きました。
分かりづらくてすみません。 加えて、会社設立時に商業ビザに変更しなければならないとありますが、 SASであれば、サラリエの今のVISA(滞在許可証)のままで設立出来ると聞いたのですが、無理なのでしょうか? それとも、社長(President)にならなければ、商業VISAで無くてもいいということなのでしょうか?

お答え・見立て。
(1) SAS(略式株式会社)であれEURL(一人有限会社)であれ、会社の代表者(PRESIDENT/GERANT)としての登録には、SALARIE滞在許可証所持では不都合ではないでしょうか。質問者が新規に設立するA社の代表者として登録するためには、SALARIE滞在身分をCOMMERCANT(PASSEPORT TALENT含む)に身分変更する必要がある。但し、そのA社から労働報酬をSALAIRES(給与)で受け取ることは諸条件次第で可能でしょう。こう理解しているのですが。

(2) 新規に設立するA社の代表者にフランス不在者(例:日本在住の父親)を立てることは可能です。そのA社とCONTRAT DE TRAVAILを交わす形態であればSALARIE滞在許可証で労働できましょう。あるいは、A社の代表者をフランス国籍者、EU加盟国国籍者 、CARTE DE RESIDENT 所持者、VIE PRIVEE ET FAMILIALE所持者など(商業許可を必要としない)に引き受けてもらう場合も同じことでしょう。

(3) (2)です。質問者は失業中とのことなので、SALARIE滞在許可証の更新時にはA社とのCONTRAT DE TRAVAILを提示することになりましょう。DIRECCTE-MOE(外国人労働管理局)によってはAUTORISATION DE TRAVAIL(労働許可) の取り付け、具体的にはCERFA n°15186*1の再提出を要求することもありましょう。通常の更新とは異なるので、過去3か月の給与明細の提示は時間的に難しいかもしれません。提示できるものを提示する、ということでしょう。

2017年1月13日  相談室  担当  岡本宏嗣

CDR、 CDR-UEそしてCDRP(永住カード)- 2017年1月4日付ブログの補足です。

2017年1月4日付ブログで、
CARTE DE RESIDENT (CDR)
CARTE DE RESIDENT  RESIDENT DE LONGUE DUREE-UE(CDR-UE)
について触れました。いずれも10年カードです。
その末尾に、「ここまで記して、洩れたこと思い出しました。それは、近日中に、ということで。」としました。洩れたこととは、
CARTE DE RESIDENT PERMANENT(永住カード/CDRP)です。
CDRPもEU横並びの滞在カードとして2007年に設置され、発行の詳細を規定するDECRET(省令)は、2年後の2009年に出たと記憶しています。
当室でCDRPを取得した第一号は地方(ただし大都市)在住者で、3年ほど前のことでした。PREFECTURE窓口に問い合わせても「そんなカードはない」とか「あったとしても出せない」とかの要領を得ない対応でした。それで、CESEDA(外国人滞在管理法)の当該条文(L314-14条)と必要書類を添えてPREFET(県庁長官)に直訴。長官秘書室から「発行します」回答があり、当室へ「CDRPが出ました」の朗報が入りました。ただし、CDRPカードに埋め込まれたメモリーの効力(寿命)が10年とのことで、10年後にはメモリーの取り換えが必要とのこと。「なあーんだ」になったことは否めません。こうしたCDRP事情については、その時期に当ブログでも報告しています。
いささか中途半端なカードCDRPが、今回の法改定(2016年3月7日付法)で、
一部のPREFCTUREでは窓口まで下りてきているようです。CDRPは、少なくともCDRもしくはCDR-UEの滞在期限10年を消化した初回更新時から申請ができることになっています。少なくとも初回更新時、であって、もちろん2回目、3回目の更新時でも構いません。
最近のことです。パリ近郊県在住者が、CDR更新手続きに管轄PREFECTUREに赴いたところ、
① CDR(の更新) ②CDR-UE(への変更)③CDRP(の申請取得)のいずれかを選ぶように、とされたといいます。当人は3種のカードの違いがよく分からず、①にしたといいます。とはいえ、これまで要領を得なかったCDRPが、発行現場の窓口に下りてきた一例といえましょう。
長期滞在者向けの情報ですが、こうした傾向が出てきたこと、お伝えしておきます。

2017年1月13日  滞在相談室  担当 岡本宏嗣

PASSEPORT TALENT申請に必要な書類について

質問。この度、日本よりpasseport talentを申請することになりました。必要書類(file:///Users/kumiko/Downloads/liste_docs_renommee_nationale_ou_internationale%20(2).pdf)の8はPour la familleとなっているのですが、独身の場合はこの項目は飛ばして良いという事でしょうか

お答え・見立。「日本よりpasseport talentを申請することになりました」とあります。   ということは、質問者の場合は、在日フランス大使館にPASSEPORT TALENT VISAを申請する、ということではないでしょうか。廃止になったC&Tと同じ仕組み、と見ています。
(1)滞在許可証を所持しているフランス在住者がPASSEPORT TALENT(PT)を申請する場合は、PT申請窓口は滞在許可証担当窓口PREFECTUREになります。例えば、学生身分の滞在許可証を所持しているが、学生滞在は止めにしてPT滞在に変えたい、つまり滞在身分の変更CHANGEMENT DE STATUT D’ETUDIANT A PTという場合です。もちろん、PT申請の資格・条件を満たしていることが前提ですが。

(2)日本在住者は、在日フランス大使館にP T VISAを申請する、ということではないでしょうか。最近までフランスに滞在していたものの、滞在許可証が期限切れになって日本に戻っている(近々に戻る予定である)場合も含みましょう。PT VISAを取得して渡仏し、居住地のPREFECTUREでPT滞在許可証を申請・取得する、という手順になりましょう。

PTは2016年11月に実施スタートした新制度で、未だよく見えない部分がありますが、申請窓口は旧C&Tと同じ仕組みで、フランス滞在者は(1)、非滞在者は(2)だと見ています。               

最後に、文面にある質問に直接お答えします。
CESEDA(外国人滞在管理法)L313-21です。こうあります。
Art. L. 313-21. - La carte de séjour pluriannuelle portant la mention “passeport talent (famille)” est délivrée de plein droit, s’il est âgé d’au moins dix-huit ans, au conjoint de l’étranger mentionné à l’article L. 313-20 ainsi qu’à ses enfants entrés mineurs en France, dans l’année qui suit leur dix-huitième anniversaire ou lorsqu’ils entrent dans les prévisions de l’article L. 311-3, sous réserve du respect de la condition prévue à l’article L. 313-2. La durée de cette carte est égale à la période de validité restant à courir de la carte de séjour de leur conjoint ou parent.

以上から、配偶者にもPT(FAMILLE)滞在許可証が発行されます。単身者の場合は、関係ない事項でしょう。

2017年1月11日 滞在相談室  岡本宏嗣

REGROUPEMENT FAMILIAL SUR PLACE申請が許可された体験報告です。

報告。REGROUPEMENT FAMILIAL SUR PLACE(RF SUR PLACE)申請が受理されたものです。
私たちは日・日夫婦で、主人はサラリエ、私は学生の身分で申請しました。
申請はsavoieにて、2016年3月に申請し,同年11月にレセピセをもらえました。
ネット環境がよくないのでご質問にお返事できないかと思いますが、岡本さまにはお電話で度々ご相談させていただき,やっとレセピセまでたどりつけました。
このブログRFでにUR PLACE申請が許可された体験報告をお寄せください」とありましたので、報告させていただきました。


報告にお礼をいたします。文面に「岡本さまにはお電話で度々ご相談させていただき、、、」とあります。「地方のPREFECTURE/OFIIであればRF SUR PLACE申請はパスするかもしれません。申請してみたらいかがでしょうか」とお勧めしたのでしょう。時間はかかりましたが、レセピセ受理までにこぎつけてよかったですね。
RF SUR PLACE申請は、
(1) 外国人(ここでは日本人)Aが滞在許可証を所持してフランス滞在している。通常は、SALARIE滞在です。自営業COMMERCANT/ARTISAN/PLの場合はSMIC以上の安定した収入のあること。
(2) 外国人(ここでは日本人)Bが滞在許可証を所持してフランス滞在している。通常は学生滞在です。VISITEUR滞在も対象になりましょう。
(3) このAとBがフランスで結婚した。つまり、初めにA,Bの滞在それぞれあり、次いで結婚が生じている場合にRF SUR PLACE申請ができる、とされています。

実際には、申請がパスしないことが多いので「RF SUR PLACE申請にパスした方は、体験報告をお寄せください」と呼びかけています。今回はSAVOIE地方(申請先県庁はCHAMBERYですか)からの報告でした。

2017年1月10日  滞在相談室  担当 岡本宏嗣

会社設立と、労働ビザの更新についての質問です。

質問。来年(2017年)、フランスのSASを設立予定、開業は2017年夏頃を予定しています。
現在ビザはサラリエで一年ごと更新の3年目で、2017年8月中旬に更新をしなくてはなりません。
通常、給与明細3か月分の提出が求められますが、会社の給与の発生がギリギリで間に合わなかった場合、会社設立の証明書と、会社契約書などで、更新は受理されますか? それとも、5月からの3か月間の開業前の準備期間の労働認めるとして、給与明細を会社から発行する方が無難でしょうか? その際、給与の最小金額などは、ビザ更新に決められているのでしょうか?  他に予測される必要書類は有るでしょうか?

お答え・見立て。
事情がしっかりとつかめません。「現在ビザ(滞在許可証)はサラリエで一年ごと更新の3年目」とあります。
質問者Aさんは「X社」に勤務するSALARIEとして滞在許可証を所持し、現在、その3年目にある、と読めます。一方、2017年8月にSAS(簡略株式会社)「Y社」を設立予定、とあります。「X社」が「Y社」に変わる、ということでしょうか。その場合、SAS「Y社」でのAさんのSTATUS/POSITIONは何でしょうか。

(1)Y社でもSALARIEであれば、「雇用先がX社からY社へ変更」ということになりましょう。

(2)「Y社」の代表、役員ということであれば、SALARIEではなく、COMMERCANTあるいは新設PASSEPORT TALENT(の中のビジネス展開)への身分変更申請になりましょう。

文面からはどうやら(1)のようです。この場合は、単なる職場の変更とされ、今回の更新は4回目になるので、職場変更は自由であるのが通常です(DIRECCTEによっては、CERFA n°15186*1の再提出を要求することもあります)。給与明細はX社であれ、X+Y社合わせてであれ、3か月分の提示が明瞭でしょう。

(2)の場合は、身分変更申請です。当たり前のことながら、、。
 
 2017年1月5日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣

先日の更新でcarte de résidence de longue durée というものになりました。 De longue durée というのは初めてみました。 これはどういうカードになるんですか? 普通のcarte de résident と何か違うのですか?

質問。先日の更新でcarte de résidence de longue durée というものになりました。
De longue durée というのは初めてみました。 これはどういうカードになるんですか?
普通のcarte de résident と何か違うのですか?

お答え・見立て。
2か月ほど前に同様の質問にこのブログで取り扱った記憶があります。バックナンバーをお探しください、とはいいません。それはその時のこと。これはこれ、でお答えします。                 
①CART DE RESIDENT(通称10年カード)以下CDR)
②CARTE DE RESIDENT-RESIDENT DE LONGUE DUREE -UE(以下CDR-UE) ちなみに、CDR-UEは、つい最近までCDR-CEでした。CE(COMMUNAUTE EUROPEENNE)がUE(UNION EUROPEENNE)に変わりました。

*
結論からです。フランス国内に滞在している限り、①あるいは②のカードに実質的違いはありません。  フランス国内での
滞在・労働・個人自営業・会社経営、、、,など、職業展開の自由。10年後に更新。いずれも同じです。繰り返します。
フランス国内に滞在している限り、発行されたカードの効力に違いはありません。以上が結論です。

それでも「違いはあるでしょう」には、一歩、踏み込みこんだ説明になります。                        
(1)CDR(①)は、1984年ミッテラン政権期に設置されたもので30余年の歴史があります。
(2)CDR-CE改めCDR-UE(②)は、2006年にサルコさん(当時内務大臣)が、EU加盟国間の横並びカードとして導入したものです。EU加盟国間での時限的課題・宿題(EU指示)となっていたのでしょう。
この違いは発給事情の違いにつながっています。                         

(3)CDR初回発行の代表例を見てみます。フランス国籍者と婚姻した外国人(日本人)は、少なくとも3年の婚姻生活後に、、、、」「フランス国籍を持つ未成年児を扶養する外国人(日本人)の母親(父親)は、その未成年児の扶養義務を少なくとも3年以上果たした後に、、、」(CESEDA L314-9)。
 その他にも「フランス外人部隊に5年以上兵役勤務した場合」「フランスで労災事故(ACCIDENT DE TRAVAIK)に遭い、,労働不能率20%を超えた場合」(同L314-11)
 など、いろいろあります。共通点は法規定の足場、足元が「フランス共和国としてCDRを発行する」です。

(4)一方、「フランスに中断することなく5年以上滞在して、、、」には、法文(L314-8)では②CDR-UEが発行されると記されています。「サラリエ滞在を5年消化して6年目に」とか、「VISITEUR滞在5年消化。過去5年間、日本からの送金を所得に見立てて所得申告し、IMPOT SUR REVENUを納めてきました」とかの申請ケースです。このケースには②CDR-UE(法文規定L314-8)が発行されるべきですが、パリPREFECTURE DE POLICEではもっぱらCDR(①)を発行してきたのが実情でしょう。今回、2016年3月7日付法(2016年11月1日から実施)でL314-8条が再整理されています。今後はCDR-UE(②)発行に一本化されていくのかもしれません。

(5)CDR-UE(②)は、EU圏内を動くビジネス・エリートには便利とされています。EU法務コンサルタント、EU域内会計、高度な専門知識のあるINGENIEUR(技術者)、、、。専門分野の研究留学、職業研修あるいは職業指導などで、フランスのAF機関からEU加盟国X国のXA機関へ移籍契約、転勤、、、などの場合には、同カードをX国外国人労働管理局に提示すれば、X国での滞在・労働を認めるカードが出る、とされています。EU加盟校内での滞在・労働一般を認める自由移動カードではありません。英国(BREXIT以前から)アイルランド、デンマークはNONとしています。他の加盟国も「国内の雇用・労働市場の事情による」とクギをさしている国が多いようです。

ここまで記して、漏れたこと思い出しました。それは、近日中に、ということで。

2017年1月4日 滞在相談室 担当  岡本宏嗣 
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