FC2ブログ

2014年8月23日付ページ「学生からauto-entrepreneur へのchangement de statutは本当にできるのでしょうか?」に再質問です。

質問。2014年8月23日付ページ「学生からauto-entrepreneur へのchangement de statutは本当にできるのでしょうか?」に質問したものです。もっぱらパリの場合の説明をいただきましたが、私は92県に住んでおり、パリ在住ではありません。そうすると状況は変わってくるのでしょうか?パリ以外では受け付けていないなど、管轄によって変わってくるのでしょうか?
お答え・見立て
滞在許可は居住県のPREFECTURE(県庁)の管轄です。フランス本土に95PREFECTURE(県庁)があります。大枠、大筋はCESEDA(外国人滞在管理法)で規定されていますが、実際の事務処理レベルではバラツキがあります。必要書類も微妙に違います。さらに、同一PREFECTURE(県庁)でも、サイト掲載情報と窓口情報が微妙に違うこともあります。さらに、さらに窓口で配布している必要リストを揃えてRDVに行ったところ、そこには記載されていない書類を請求されて再RDVになったケースも過去に多数例あります。質問から外れました。戻しましょう。質問者は92県とのことです。
92県=HAUTE DE SEINE県の県本庁はNANTERREです。SOUS-PREFECTURE(県支庁)
がANTONYとBOULOGNE-BILLANCOURTにあります。居住しているVILLE(市)によって窓口
が分かれます。92県で学生からAUTO-ENTREPRENEURに変更した申請例、取得例、却下例を知りません。体験者がいれば報告を是非お願いしたいですね。現時点では「窓口に足を運んで確かめてください」
です。
2014年8月30日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

スポンサーサイト



2014年8月25日付「学生滞在です。滞在許可証の申請に直面しているのですが、extrait d’acte de naissanceは必要でしょうか」への引き続きの質問です。

質問。現在、私の所持している日本の戸籍抄は昨年に発行されたたものです。必要書類リストには特に最新のものが必要であるとの明記はなかったのですが、ネットで検索しましたところ、フランスの役所が受け付けてくれる期限は6か月以内に発行されたもののみとの情報 がありました。また、プリフェクチュールへは9月初旬に予約を入れておりますので、新たに日本から戸籍を取り寄せるとなると間に合いそうにありません。その場合、書類の揃わないままに出向き、不備の書類をあとから提出する事はできるのでしょうか?はたまたビザの有効期限が11月までありますので、一度予約を取り消して再度取り直した方が良いのでしょうか?
お答え・見立て
過去の事例から見て、パスするのではないでしょうか。学生滞在の場合、学業関係の書類、滞在費関係の書類が重要です。extrait d’acte de naissanceは身分事項関係の書類で、パスポートに記載されている身分事項記載を補足するものです。厳密なチェックで不可とされた場合は「新しいものを提出しなさい」となって再RDVでしょう。そうしたことが100%ないとは断言できませんので、今のうちに手配しておけばロスタイムが少なくなるのでは。結果論として「その必要はなかった」はいわないことです。

2014年8月28日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

学生滞在です。滞在許可証の申請に直面しているのですが、extrait d’acte de naissanceは必要でしょうか。


質問。1年目(最初)の滞在許可証の更新を控えての質問です。
ネット上で情報を探してみたところ、必要リスト内のJUSTIFICATIFS RELATIFS A L’ETAT CIVILの
部分が以下の文面になっていました。
Si vous etes titulaire d’un visa de long sejour dispensant de titre de sejour arrivant a expiration, munissez-vous egalement d’un extrait d’acte de naissance avec filiation ou de la copie integrale de votre acte de naissance traduit par un traducteur assermente aupres des tribunaux francais (original + photocopie)
よって、自分が下記の文中のtitulaire d’un visa de long sejour dispensant de titre de sejour arrivant a expirationに当てはまるのかどうか疑問を持っています。
もし当てはまらないのであれば戸籍(出生)の証明は必要ないことに なりますよね?
質問は「滞 在1年目を迎える学生の更新手続きには
extrait d’acte de naissance avec filiation ou de la copie integrale de votre acte de naissance traduit par un traducteur assermente aupres des tribunaux francaisが
本当に必要なのでしょうか?」ということです。
ちなみにフランス到着後にL'OFIIに行きましたがCarte sejourはもらっておらず、
パスポートにシールを貼ってもらっただけです。
お答え。
「文中のtitulaire d’un visa de long sejour dispensant de titre de sejour arrivant a expirationに当てはまるのかどうか」ですが、当てはまります。
質問者が日本の在日フランス大使館で取得して来たVISAはVISA DE LONG SEJOUR
VALANT TITRE DE SEJOUR(略称VLS/TS)のハズです。確認してください。
これは、
①渡仏初年度はTITRE DE SEJOUR(滞在許可証)の申請・取得はない。日本で取得して来たVLS/TSのVALIDATION(有効化)手続きのみ。手続きの窓口はOFIIです。「パスポートにシールを貼ってもらった」とありますが、それがVALIDATION(有効化)手続きです。
②翌年からはPREFECTURE DE POLICE(パリの場合)でTITRE DE SEJOUR(滞在許可証)の申請・取得をすることになります。実際にはPREFECTURE DE POLICEの出先窓口CENTRE DE RECEPTION DES ETUDIANTS ETRANGERS(学生センター) 92 Bd Ney 75018 Parisです。
以上から、「初年度はOFIIでの手続き」、「翌年度から滞在許可証の手続き」ということで、質問者は
「翌年度から滞在許可証の手続き」の時点にいる、ということです。質問文面に混乱がありますので、
確認をしておきます。
ところで、このVLS/TSは、2009年後期から導入・実施されたものです。それまでは、日本の在日フランス大使館で学生VISAを取得して渡仏し、住居が定まり次第、そのVISAを提示してTITRE DE SEJOUR(滞在許可証)の申請・取得をしていたのです。つまり、滞在初年度から滞在許可証の申請・
取得手続きが必要でした。
という事情ですから、2009年後期以前に渡仏した先輩、経験者たちは「へえー、知らなかった」で
しょう。
最後です。結論です。質問者に当てはまりますので、extrait d’acte de naissance avec filiation ou de la copie integrale de votre acte de naissance traduit par un traducteur assermente aupres des tribunaux francaisは必要です。
(文中のアクサンは文字化け回避のため省略しています)
2014年8月25日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣

2014年8月20日付のページ「VISITEUR滞在・所得税・10年カードの申請・取得の関係は?」 を読んでの質問です。

質問。当方、ビジターでパリ滞在です。2014年8月20日付のページ「VISITEUR滞在・所得税・10年カードの申請・取得の関係は?」を読みました。この記事の末尾に「フランスのSECUに加入していること。VISITEUR滞在者が加入するSECUはCMU」とあります。
過去5年間、所得税を納税していても、CMUに加入していないとCARTE DE RESIDENTは発給されない、といことでしょうか。直接当事者から得た情報ではありませんが、フランスの民間保険加入でもパスしたケースがあると聞きました。また、VISITEUR滞在者のCMU登録は不可のことが多いとも聞いています。このことと矛盾しないのでしょうか。
お答え・見立て
(1)CESEDA(外国人滞在管理法)のL314-8条「中断することなく少なくとも5年以上滞在している外国人、、、、」規定は、VISITEUR滞在者のみを対象にしたものではありません。SALARIE、 SCIENTIFIQUE –CHERCHEUR、 COMMERCANT、 ARTISAN、 PROFESSION LIBERALE、 COMPETENCES ET TALENTS 最近ではCARTE BLEUE EUROPEENNE が加わりましたが、これらの申請資格のある滞在身分の中にVISITEUR滞在も含まれている、ということです。VISITEURは、これら有資格滞在群のONE OF THEMとしてある、ということです。そして、これらの有資格滞在身分のほとんどはフランスのSECUに加入しているハズであり、加入しているベキ、が底辺にあります。
(2)「フランスの民間保険加入でもパスしたケースがある」とあります。それはあるかもしれません。
法文規定はs'il dispose d'une assurance maladieで、フランスのSECUに限定していない、と
読むこともできましょう。とはいえ、例外的ではあるでしょう。通常はハネられるところです。例えば、ベテラン弁護士経由での申請の場合で「L314-8条のどこにフランスのSECUに限ると書いてあるのか」と
腕力で通してしまうこともあるかもしれません。他の材料、たとえば納税額が大きいので、そちらを
評価して、SECUには触れない、とかのケースもあるかもしれません。いずれにせよ、一般的なケースではないでしょう。
(3)「VISITEUR滞在者のCMU登録は不可のことが多い」についてです。
2014年8月19日「 VISITEUR滞在者のSECU加入、そして。SECU=CMUの加入の仕組みについて」に記しました。CMUの保険料は(前年度の所得―9601ユーロ)X8%=年間保険料
ここで、前年度の所得が大きければ年間保険料も大きくなります。トラブルが発生するのは、保険料がゼロ(免除)になっているケース、あるいは支払っていても「たった、これだけ!」の少額のケースです。フランスは社会保険料が高いとされ、毎月の給料から「なんでこんなに引かれるの」があります。
そうしたところへ「保険料がゼロ(免除)」とか「たった、これだけ!」は「虫のいい外国人」とされかねません。もちろん、フランスの社会保険公庫も恒常的に赤字、火の車です。そうした財政困窮の
ところへ「図々しい」ということでしょう。
一方、所得税はフランス全所帯の半数以上が非課税、ゼロです。これはフランスの所得税が家族指数方式(QUOTIEN FAMILIAL)になっているためです。所得税を支払っていることは「良質で感心な外国人」でCARTE DE RESIDETの発行にもつながろうというものです。
ここで、昨年秋にVISITEUR滞在者でCARTE DE RESIDETを取得した相談者のケースを紹介します。
「書類を提出してきました」と相談室に現れました。「どうでしたか?感触としては?」と尋ねたところ、こんな報告でした。「女性の担当者で、提出書類を指でパラパラめくっていたのですが、CMU関係の書類が目に入って指が止まったのです。それを書類束から抜き出して、隣の先輩格に見せて、一言二言、何かいっていました。先輩格は、それを見て、これ、払っているからいいのよ、といった反応でした」。「そのCMU関係の書類は元の書類束に収まって、またペラペラの点検作業が続いて、それが終わると、多分、出ると思います。追って文書連絡します。こういう対応でした」
その相談者は、年間で1000ユーロ弱のCMU保険料を支払っています。「これ、払っているからいいのよ、といった反応」の報告が印象的でした。そして、3か月後に「こんな手紙がPREFECTUREから、今朝、届いたんです」と駆けつけてきました。その手紙にはNOUVELLE CARTEが出来たので引き取るように、とありましたが、CARTE DE RESIDENTとは書かれていません。心配顔の相談者に「これは出ていますよ。指定の印紙代がCARTE DE RESIDENTですから」。数日後に「CARTE DE RESIDENTが出ました」の
朗報がありました。
こんなエピソードの紹介でお答え・見立てに代えます。
2014年8月26日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

学生からauto-entrepreneur へのchangement de statutは本当にできるのでしょうか?

質問。滞在相談室を利用し、が出来ると聞いて、そのつもりで準備していましたが、プレフェクチュールで予約について聞いたところ、auto-entrepreneurとい う滞在身分は無く,profession lib?rale かcommercantしかリストが無いといわれました。
多くの知人からも auto-entrepreneur はあくまでも個人事業主のシステムであって何らかの労働の出来る滞在許可を持った上で可能であって、学生からのchangement de statut はPL、commercant , サラリエ、マスター以上のディプロム取得後申請しかありません。プレフェクチュールのサイトにも見当たらないのですが、どのように進めれば良いのか分かりません。
お答え・見立て。
(1)学生滞在からAUTO-ENTREPRENEURへ身分変更した人は結構な人数がいます。現在も身分変更中(3か月毎のRECEPISSE)の人もいます。身分変更した人に発給された滞在許可証にはAUTO-ENTREPRENEUR-PROFESSION LIBERALEと記されたり、単にAUTO-ENTREPRENEURのみの記載だったり、バラツキはありますが、確実に身分変更されています。
(2)当相談室に必要書類リストがあります。その前に注釈を一つ。通常CHANGEMENT DE STATUTという
言葉はD’ETUEDIANT A SALARIE(学生からサラリエへ)の変更をいい、PREFECTUREからはCHANGEMENT DE STATUT D’ETUEDIANT A SALARIE(学生からサラリエへの身分変更)の案内チラシも出ています。同じようにCHANGEMENT DE STATUT D’ETUDIANT A AUTO-ENTREPRENEUR(学生からAUTO-ENTREPRENEURへの身分変更)の案内・手引きがあるわけではありません。手元にあるPREFECTURE DE POLICEが出している案内は、「AUTO-ENTREPRENEUR資格でCOMMERCANT,ARTISAN,あるいはPROFESSION LIBERALEで職業活動する許可を申請する場合に必要な書類」というタイトルです。この必要書類リストをツブサに読みますと「学生滞在からAUTO-ENTREPRENEURへの変更も申請対象になっているな」がわかる、という事情です。「学生滞在から」の身分変更ではなく、AUTO-ENTREPRENEURの申請案内を見ると学生からの身分変更も含まれている」と見るべきでしょう。そして、結果的に身分変更が認められている、ということです。その実例は相当数あります、ということでもあります。
(3)手順です。パリPREFECTURE DE POLICEでの最近の実例からです。
①予約は電話です。ここでフランス語がもたついてパピプぺ,ラりルレになると「受付けていない」
「該当しない」はあり得ましょう。職種XXXも関係するかもしれません。フランスの労働市場の事情から「職種XXXは受けたくない」となれば、「受付けていない」「該当しない」で受話器ガチャンもありでしょう。
②予約が取れれば、後日、郵送で予約日時の再確認、そして上記(2)で触れた必要書類リストが郵送されています。
手順、手続きの進め方は以上です。但し、こういう例があります。当ブログに掲載しています。
AUTO-ENTREPRENEUR-PROFESSION LIBERALEへの変更で予約を取り、後日、必要リストが郵送されて来ました。そのリストを見て「これらの書類を作成するのは無理」と判断。AUTO-ENTREPRENEUR-PROFESSION LIBERALEではなく、PROFESSION LIBERALEに変えようと動きました。両者は同じPREFECTURE内でも窓口が違うので、一方の予約取り消し、他方の予約取付けにたいへん苦労された報告でした。
(4)これは、上記の説明とは全く別のことです。一昨日2014年8月21日付の政府公報(JOURNAL OFFICIEL)に、学生滞在(だけではありませんが)について小幅な改定の政令(DECRET)が載っていました。
AUTO-ENTREPRENEURについてどうこう触れた政令ではありませんが、こうした政令が出る場合、政令文には規定されてはいないものの、「学生滞在とAUTO-ENTREPRENEUR」について検討された可能性全くなしとしません。
「学生からの申請はなるべく受けないように」とか「職種分野を絞って」とかの傾向と対策が打ちだされたとしたら、、、。 その動向が見えてくるのは、もう少し先のことになりましょう。もちろん、そんな経緯はなく杞憂でしかなかった、も大いにあり得ます。
2014年8月23日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

VISITEUR滞在・所得税・10年カードの申請・取得の関係は?

質問。
2012年4月15日に掲載された「ビジタービザでも、所得税を5年間払い、10年カードを申請することが可能なのでしょうか? 」への回答が非常に参考になりました。
現地駐在員の身分として不明な点が有り、お教えいただければ幸いです。ビジタービザで入国し、滞在許可証を1年ごとに更新して滞在しており、これまで日本からの給与の送金額を申告して所得税をフランスの税務署に支払っています。もし、日本で所得税を払っている場合、二重課税を無くすための日仏租税条約によって、フランスで支払う義務は無い様におもうのですが、いかがでしょうか?
滞在許可証更新時に所得・納税証明が必要とのことですが、日本で納税している証明書では駄目ということなのでしょうか。
お答え・見立て。
質問内容の要素を分けてお答え・見立てをしてみます。
①中断することなく、少なくとも連続して5年以上合法的に滞在した外国人はCARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請資格を得る。これは、 CESEDA(外国人滞在管理法)のL314-8条の規定です。該当しないのは、学生滞在(ETUDIANT-ELEVE)、SALARIE EN MISSION滞在など数種です。VISITEUR滞在者は該当します。VISITEUR滞在者に「中断することなく、少なくとも連続して5年以上合法的に滞在した」実績があれば、CARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請資格があります。以上は、申請資格です。発給される条件ではないので、混同されないよう。
②「所得税を5年間払えば」は、PARISのPREFECTURE DE POLICEの場合です。同PREFECTURE の現時点での「CARTE DE RESIDENT(10年カード)の発行規準、発行方針」といってよいでしょう。
④より正確にいえば、こうです。現在、同PREFECTUREが配布している「CARTE DE RESIDENT申請案内」(パンフレット)を見ますと、L314-8条の適用で申請するケースでは、提出必要書類として、
4(ou le cas echeant 5)derniers avis imposition(過去4年、場合によっては過去5年のavis imposition)
とあります。DECLARATION DE REVENU(所得申告)を経験している人はご存知でしょう。前年度のavis impositionが手元に届くのは翌年の8月中・下旬が一般的です。従って、申請時期によって過去5年分
提出出来る、4年分しか提出できない、がありましょう。そういう事情です。
⑤これは、SALARIE滞在であろうが、COMMERCANT滞在であろうが、PROFESSION LIBERALE滞在であろうが
VISITEUR滞在であろうが、滞在身分に関係なく提出を要求されています。
⑥そして、5年間所得税を払ってきたVISITEUR滞在にはCARTE DE RESIDENTが発行されている、という
厳然たる事実がある、ということです。当室の相談者(VISITEUR滞在)に分かりやすい事例があります。
5枚(5年間)のavis impositionのうち、滞在初年度のavis impositionが所得税ゼロでした。残りの4枚(4年間)は所得税が発生しています。「初年度でのゼロでも通るかもしれない。残りの4年はしっかり支払っているのだから」の楽観論で申請しました。結果は「もう1年待ちましょう」でした。翌年提出する5枚には、初年度のゼロは外れるということです。提出する5枚(5年間)全てが所得税を払っていることになります。
⑦ここで注釈を加えます。CARTE DE RESIDENTの発行条件は所得税を払っていること、だけではありません。「長期に滞在する目的は何か」もあります。例えば、子どものいる家庭では「子どもにフランスの教育を与えたい」が長期滞在目的としてありましょう。ところで、フランスの所得税の仕組みは家族数が大きく関係します。子どものいる家庭にあっては所得税が発生しにくい事情があります。「子どもの教育」を優先的に採用し、所得税を納めていないことには目をつぶってCARTE DE RESIDENTが発行されることはあり得ましょう。
また、他のPREFECTUREにあっては、過去3年間のavis imposition、過去1年のavis impositionの提出としていることもあり得ましょう。
最後に日仏租税条約(通称、二重課税回避条約)です。
⑧フランス国外(ここでは日本)で所得が発生し、その国(日本)で所得税を納めている場合は2047という申告用紙で所得申告をします。その国(日本)での所得(税)が控除され、所得税はゼロになりましょう(ここでは控除の詳細な仕組みには触れません)。このような2047申告による5枚のavis imposition(所得税税はゼロ)の提出でCARTE DE RESIDENTが発行されるかどうかはわかりませんが、パリの場合は不可の可能性が高いと見ます。CARTE DE RESIDENTは長期滞在者向けのものです。フランス国外で所得税を払っていますので、フランスで支払っていません、の半身のカマエでは不可と見ます。
⑨日仏租税条約の厳密な解釈からいっても、適応していません。同15条「日本で発生した給与の課税規定」によれば、1年365日の半数183日以上フランスに滞在している場合はフランス課税です。
滞在許可証を所持してフランス滞在しているのであれば、1年365日の半数183日以上フランスに滞在していると見做され、フランスで課税=日本では非課税が同条約の厳密な適用です。質問文面に「これまで日本からの給与の送金額を申告して所得税をフランスの税務署に支払っています」とありますが、
これは同条約15条に照らして「正解」といえましょう。
最終的・総合的結論はこうでしょう。とにかくフランスで所得税を支払っていればCARTE DE RESIDENTの申請・取得にはツヨイということでしょう。あれこれの事情や理由で情状酌量になることはあり得ましょうが、これは不確定要素といえましょう。ところで、今、所得税を支払っていればツヨイと記しましたが、「その額は問われないのですか」がありそうです。過去の事例から「相場としてはある」と見ています。
                       *
文脈の流れから、重要なことを忘れていました。土壇場で思いだしました。
CARTE DE RESIDENTの発行条件にSECURITE SOCIALEに加入していること、それが有効であること、があります。2011年6月Ⅰ6日法で追加になりました。VISITEUR滞在の場合はCMU加入です。これをつけ加えておきます。

2014年8月20日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

VISITEUR滞在者のSECU加入、そして、SECU=CMU加入の仕組みについて

質問。
2013年暮れにパリに着いてもうじきビジターの更新をするために書類を集めているところですが、
日本での海外旅行保険が切れるため、また同じものに加入するべきか、SECUに加入できるのか、わからないでおります。妊娠・出産を希望しているので、 様々な経費がかかると思われますが、SECUに入るとなるとビジターの身分でのそれは時間がかかると聞いております。海外保険は2014年8月25日に切 れるので、タイミング的にももう一年は同じように日本の海外保険に加入するべきでしょうか。
お答え・見立て
海外保険が「2014年8月25日に切 れる」とありますので、タイミング的にもう一年は同じように
日本の海外保険を延長・継続されたらいかがでしょうか。結論めきますが、、、。
VISITEUR滞在者の場合、「SECUに加入する」とは具体的には。CMU (COUVERTURE MALADIE UNIVERSELLE)に加入することになります。CMUは、BASE(主保険・70%カヴァー。出産ほか特定病の治療は100%)とCOMPLEMENTAIRE(補助保険・通常30%カヴァー。通称MUTUELLE)がありますが、ここではBASEに触れておきます。仕組み上、BASEに加入せず、COMPLEMENTAIREのみに加入することは出来ないためです。以下、CMUとはBASE(主保険・同上)のことです。
さて、CMUは10月Ⅰ日―翌年9月30日を1年度としています。
そして、現時点(8月20日)での年間保険料は、
(前年度の収入―9534ユーロ)X8%=年間保険料(通常、年2回分割払い。4回分割も選択可能)。
9534ユーロはSECU当局の規定数字です。2014年10月Ⅰ日から9601ユーロに微調整されます。これを整理すれば、
2013年10月Ⅰ日―2014年9月30日   年間9534ユーロが適用。
2014年10月Ⅰ日―2015年9月30日   年間9601ユーロが適用。
ということです。
以上から、現在(8月20日)が2013・14年度の年末期であることは理解されましょう。
さて、上記の保険料算出式には微妙なことが含まれています。
①9534ユーロであれ9601ユーロであれ、これ以下の収入数字のケースは保険料がゼロ、つまり
免除になることです。手続きの窓口は居住地区管轄のCPAM(CAISSE PRIMAIRE ASSURANSE MALADIE)ですが、保険料免除での加入が歓迎されないことは容易に理解されましょう。CMUは基本的には低収入者層を対象にした社会福祉、救済制度ですから、居住地区によってもCPAMの対応に差が出ることは大いにあり得ましょう。
②さらに、VISITEUR滞在者の「この地では現地収入を得ない」という変則要素が加わります。「この地では現地収入を得ない。国外(日本)からの送金で生活しています」となりますと、その送金額を収入数字に見立てて保険料を算出、にならざるを得ません。収入数字の確定が難しくなります。あるいは裁量に幅が出てきます。過去の事例は様々です。
過去12か月の入出金銀行口座(のコピー)を提出せよ、渡仏直前年度の日本での所得を提出せよ、賃貸家賃額を提出させて、その3倍の数字から査定する、、、、など審査当局の裁量、サジ加減の領域になってきましょう。質問文面に「ビジターの身分でのそれは時間がかかると聞いております」とあります。
このような事情から、査定・審査する側にもなかなかに難しいものがあり、あれこれの補足書類の提出
要請もあったりで、その文書の往復で時間がとられたり、、、があり得ましょう。
参考までにVISITEUR滞在者のある実例を添えておきます。
{実例}
CMU加入に必要な申請用紙を窓口CPAMにもらいに行きました。用紙の空欄に必要事項を記入して提出したところ、数週間を経て、「過去12か月の入出金銀行口座(のコピー)を送付せよ」の通知が来ました。
この時点で、当相談室に来たのでした。「フランスに入国して銀行口座を開き、その直後にン百万円を
日本から送金させ、それがン万ユーロの口座入金になっている、というのです。この数字を採用されたら
目が飛び出る保険料になってしまうのですが、どうでしょうか」の相談でした。円・ユーロのレートが円高だったのでこの機会を逃さずに、で大型送金をしてしまった、とのことでした。「この大型送金は、
今後3年ー4年分のまとめ送金であることを主張したらどうでしょうか」「いや、それを文書や窓口での応答で説得的に主張できるフランス語力がありません」ということでした。そうであれば「今回の加入は見送り、向こう1年かけて「無理のない数字」を送金し、正々堂々と過去12か月のRELEVE DE COMPTEを見せられる状態になってから加入手続きをとったらいかがでしょうか」になりました。そこで「無理のない数字」の検討をし、月額***ユーロ、年額では****ユーロを年3回に分けて送金し、、、、の送金プランが立ちました。合わせて、所得申告もしてAVIS D’IMPOSITIONも出せるようにしました。
この実例は、一言でいえば「変型」を1年かけて「定型」にする、ということです。
質問者の滞在費の事情はわかりませんが、以上のようなCMU( BAS)Eの仕組み、そして上記の実例から
ご判断ください。「無理のない数字」とは? そうした細かい部分はブログでは書き切れません。さらにy、滞在許可証の問題もあります。パリの場合、VISITEUR滞在者のCMU加入は時としてトラブルを引き起こしています。
「CMU加入そのもの」と「滞在許可証の更新」。この双方を睨みながら対処する必要がありましょう。
詳細は当相談室をご利用ください。
定例相談日  毎月第2・4火曜日 要予約 TEL 01 4723 3358
8月は変則です。この9月からは定例相談日が変更になる可能性があります。上記TELでご確認ください。

2014年8月19日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣


夏季休暇でブログをお休みします。休暇中にいただいた質問にはお答え・見立てをしますが、 掲載が遅れます。ご了承ください。

ご連絡。
夏季休暇でブログをお休みします。休暇中にいただいた質問にはお答え・見立てをしますが、
掲載が遅れます。ご了承ください。
8月4日  滞在相談室 担当  岡本宏嗣

子ども3人がいる5人家族です。パリでの生活費はいくらくらい? 保険は?学校は?

質問。
パリへの転職を考えています。 子供3人いる場合の手取り額は、総支給額からどのくらい引かれるのでしょうか? 家賃の高いパリで家族5人で生活をしていくには、いくらの所得があれば良いのでしょうか? フランスでは医療費がかからないと聞きましたが、どういった仕組みになっているのですか。高額な保険料 を払うのでしょうか? 話は別ですが、この時期にフランスに引っ越すと、子供たちが来年度まで学校には入れないと聞きましたが、どうなのでしょうか。
お答え・見立て。
質問事項にのみ、お答え・見立てます(VISA、滞竿許可証等は考慮しない、ということです)。
(1)子供3人いる場合の手取り額は、総支給額からどのくらい引かれるのでしょうか?
子どもの数は関係しません。給与額面(BRUT)から25-30%弱が各種の社会保障費として差し引かれ、手取り(NET)額は75-70強になるのが標準、一般的でしょう。繰り返しますが、子どもの数が多いと、その分差し引き額が大きくなる仕組みではありません。100の給与額面(BRUTに課される(差し引かれる)各種の社会保障費額は、単身(独身)者、夫婦、夫婦+子どもX人に関係しません、同じです。
(2)家族5人で生活をしていくには、いくらの所得があれば良いのでしょうか? 
「このくらいあれば、、、」ではなく、指標数字を参考として並べます。
①法定ミニマム給与
SMIC(スミック)と呼んでいます。法定最低賃金とお考えください。現行は月額1446ユーロ見当です。毎年、1月Ⅰ日付で微調整されます。
②外国人に労働許可がおりる、とされている給与額
SMIC(スミック)の1.5倍、約2170ユーロ見当です。
③高度な経験・知識・技術、、を持つ(とされる)外国人におりる滞在許可証CARTE BLEUE(ブルー。
カード)の発行基準。SALAIRE BRUTMOYEN DE REFERENCE という数字の1,5倍です。現行数字は52 750,50 € bruts/年額).、月額で4400ユーロ見当です。
④これは、法定ではなく世間相場、商慣習です。アパートを不動産業者(AGENCE IMMOBILIERE)経由で賃貸する場合、家賃額の3倍の収入があることが前提とされます。1000ユーロの賃貸物件であれば3000ユーロの月収が必要、ということです。年額家賃相当額を銀行に凍結して銀行保証(CAUTION BANCAIRE)という方法もありますが、、、。
⑤フランスでは医療費がかからないと聞きましたが、どういった仕組みになっているのですか。高額な保険料 を払うのでしょうか?
健康保険料は①でふれた社会保障費の一部として差し引かれます。家族数に関係しないことは説明済みです。夫のみ給与収入がある場合は、妻・子どもは扶養家族(AYANT DROITといいます)として健康保険が効きます。
⑤この時期にフランスに引っ越すと、子供たちが来年度まで学校には入れないと聞きましたが、どうなのでしょうか。
そんなことはないでしょう。9月が始業・新学期で翌年6月が終業です。7・8月はVACANCESという
スケジュールです。従って、この時期(8月)には、9月からの通学校・学年は決まっていましょう。
そこで、9月に10月に引っ越してきました、という場合です。公立の幼稚園・小・中学校は居住区に
よってÅ園、A校が決まります。市役所の学校課が窓口です。「あなたの住所は、本来はA園・A校ですが、既に定員満席なのでB園・B校になります」はあり得ましょう。私立は学校の方針次第でしょう。空席があれば受け入れてくれる、のが通常でしょう。途中編入は一切認めない、の方針を堅持している学校もあるでしょう。また、学年末の5・6月に引っ越してきた場合ば「来年度(といっても9月ですが)からです」とされることはあり得ましょう。
2014年8月4日  滞在相談室  担当  岡本宏嗣


2014年7月31日付当ブログ「滞在身分変更の過渡期にある中での就労について」 に関連した経験報告です。

私は2度滞在許可証の過渡期を経験しました。
(1)学生から学生への延長と(2)学生から身分変更でフランス人の配偶者です。
(1)2 年前の事です。当時派遣会社でバイトをしていて滞在許可証が切れる寸前に会社側より、次の滞在許可証の提示を求められました。期限切れから次のランデブー まで3週間の空白期間がありましたが、ランデブーの紙を提出しました。それではダメだと言われたので、県庁に出向き、空白期間中に仕事はできるかと質問し たところ、滞在は問題なくできるが、レセピセではないので、仕事はできないという回答でした。バイト先の人事部が直接県庁に電話し質問したところ、同じ回答だったという事で、退職せざるを得ませんでした。
(2)今年、2014年のことです。学生の滞在許可書の最終日からランデブーまで2か月の空白期間がありました。ランデブーを電話で取った際、仕事はできるかと質問したところ、上記と同じ返答で、滞在はできるが、仕事はできない、でした。実際にもう 一度県庁に足を運び同じ質問をしましたが、電話での回答と同じ、就労禁止でした。ただ、今回は、県庁内に貼ってある情報を示され、DIRECCTEに行っ て
次のランデブーまでの就労許可を取りなさいと指示をもらいました。実際にDIRECCTEに行って事情を話すと、必要書類―ダウンロードして雇用主がサインする簡単なコントラの様な物を含むーのリストをもらいました。結局、雇用主にその書類を見せて説明したのですが、サインするのを断られたため、 実際には短期就労許可は取得しませんでした。
お礼と補足。
この方から報告メールは一部に文字化けがあったので、再送信をお願いしました。上掲はその再送信です。
ありがとうございました。お手数をかけました。そして、貴重な経験報告でした。
(1)滞在許可の空白期間中(手持ちの滞在許可証は期限切れ、レセピセは発行されず、更新のRDVは期限切れ後のケース)の滞在・就労については、ここに正解が出ています。タテマエといえるでしょう。当相談室の相談者で「空白期間」を経験した人がエピソードを話してくれました。パリでのことです。勤務先のパトロンがPREFECTUREに電話で問い合わせたところ、当然ながらタテマエの返事、そしてRECEPISSSEも出さないというのでキレたといいます。「休まれちゃ、こっちが困るんだよ。そもそも、こっちは規定に従って更新手続きをしているんだ。空白ができたのは、そっちの事務遅滞じゃないか」。当人(ここでの相談者)は電話口の横でパトロンの罵声を聞いていたそうです。結局、パトロンの強談判勝ちで、1週間後にRECEPISSSEが出ました。こいうエピソードです。
(2)「DIRECCTEに行っ てランデブーまでの就労許可を取りなさい」です。そして「実際には短期就労許可は取得しませんでした」とあります。短期就労許可をAPT(AUTORISATION PROVISOIRE DE TRAVAIL)といいます。そして、こうしたケースもDIRECCTEが担当していることが分かります。
これは貴重な情報です。
①ワープロ(VACANCE ―TRAVAIL)で働く場合。
②学生滞在者で年間964時間を越えて働くことが必要な場合。但し、DIPLOME取得上、必要な場合。
のみ。
この2ケースと見ていましたが、これに滞在許可証に空白期間が生じた場合を加える必要がありそうです

貴重な体験報告、重ねてお礼します。

2014年8月4日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

2014年8月Ⅰ日付「滞在身分変更の過渡期にある中での就労について経験した事がありますので、お知らせします。」 で始まる報告レポートを寄せられた方へ。残念ながら、報告文の後半に文字化けがあります。再送信してください。 とても貴重な経験のようですので、よろしくお願いします。

ご連絡。
2014年8月Ⅰ日付「滞在身分変更の過渡期にある中での就労について経験した事がありますので、お知らせします。」
で始まる報告レポートを寄せられた方へ。残念ながら、報告文の後半に文字化けがあります。再送信してください。
とても貴重な経験のようですので、よろしくお願いします。

2014年8月2日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

結果報告です。2014年8月Ⅰ日付「滞在許可証発行に伴うTAXE=TIMBRE FISCAL(印紙)に疑問があるのですが」、、」のを投稿したものです。

報告です。2014年8月Ⅰ日付「滞在許可証発行に伴うTAXE=TIMBRE FISCAL(印紙)に疑問があるのですが」、、」を投稿したものです。
本日(2014年8月01日)プリフェクチュールに行ったところ、同様の説明をされました。
本来は配偶者ビザをとってこなくてはいけないところを、例外、という形で処理したのであり、TAXEも本来なら340ユーロ支払はなければならないのだ、といわれました。
こうしたTAXEについて全く聞いたことがなかったので、びっくりしてしまいましたが、このブログでの説明で納得できました。なお、今回、例外的に安く?してくれたのは、私が一時帰国していた分を考慮してとのことでした。
お礼と補足
報告、ありがとうございました。実際のところが分かってとても助かります。なんで180ユーロも取られるの!、が
180ユーロで済んで幸運でした、になりました。質問者=報告者の滞在許可証申請のケースは変則型であることに変わりはありません。効率のよいカタチで解決してよかったですね。
さて、補足をしておきます。このケースでは、2014年2月までは学生の滞在許可証があったのでした。
前便の質問文に「役所で2月まで有効だったcarte de sejour を持っていき、更新、という形で学生から配偶者への身分変更の申請を行いました。」とあります。遅滞更新+身分変更ということです。
ところで、パスポートだけで渡仏し(いわゆる観光VISAで)、フランス国籍者とMAIRIEで結婚が成立した場合についてです。この場合については、これまでも過去に当ブログで触れてきましたが、これを機会に、再度、取り上げておきましょう。PREFECTUREの対応は二つに絞られてきている、と見てよいようです。いずれの対応になるかは、PREFECTURE次第でしょう。
①滞在許可証は出せません。自国(ここでは日本)に一時帰国し、自国(同)のフランス大使館で配偶者
 VISAを取得して出直してください。
②滞在許可証は出しますが、6か月のフランス滞在・共同生活の実績を経てからです。6か月後に申請してください。ここで、レセピセが出るケース、レセピセは出ず6か月後に共同生活の立証書類を持って
出頭せよ、になるケースに分かれましょう。このあたりはPREFECTUREによって差がでましょう。
そして、この②のけーすでは340ユーロのTAXEが加算される、と踏んでおくべきでしょう。
統計があるわけではありませんが、最近は②の対応が増えて来たように見えます。
2014年8月Ⅰ日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

滞在許可証発行に伴うTAXE=TIMBRE FISCAL(印紙)に納得できないのですが、、、

質問。
今年の2月まで学生の身分でフランスに滞在し、日本に一時帰国。その後、4月にパスポートのみで再渡仏し、5月にフランス人と結婚しました。その後、役所で2月まで有効だったcarte de sejour を持っていき、更新、という形で学生から配偶者への身分変更の申請を行いました。(なお、わざわざ配偶者ビザをとりに日本に一時帰国する必要がないことは、役所の人から確認済みです)。
5月中旬に結婚し、6月中旬にプリフェクチュールに書類を提出、7月はじめに一時滞在許可証をもらいました。
本題ですが、本日、滞在許可証をとりにくるようにとのconvocationをもらいましたが、
手数料が286ユーロとなってました。内訳が、
87ユーロ=la taxe de sejour
19ユーロ=cout fabrication de la carte
180ユーロ=taxe de retard en raison du depot tardif du dossier
となっています。
遅延金とはいいますが、何に対しての遅延なのかよくわかりません。
市役所で結婚してからプリフェクチュールに書類をだすまで1カ月でした。
こうした事例について御存じでしたらお教えください。また、この180ユーロは払わないといけないのでしょうか?
お答え・見立て
むしろ、安く済んだとみるべきでしょう。
質問者のケースは、2014年2月に期限満期となった滞在許可証を「遅ればせながらの更新」のカタチで処理してくれた、ということです。この「遅ればせ代」が180ユーロです。フランス文ではこうです。
Demande de renouvellement dutitre de séjour postérieure à l'échéance du titre précédent :si le titre est renouvelé, l'étranger doit acquitter un droit de 180 €
むしろ安く済んだ、と記しました。これについてです。
2月に滞在許可証が期限切れになりました。一時帰国を経て5月にフランスで結婚しています。
ここで「わざわざ配偶者ビザをとりに日本に一時帰国する必要がないことは、役所の人から確認済みです」
とあります。ここが分岐点です。配偶者ビザをとりに日本に一時帰国せず、そのままフランスに残って、滞在許可証の申請につなげる。この場合は、340ユーロのTAXEを取られるのが通常です。
本来は日本に一時帰国して取得してくるべき配偶者ビザに相当するTAXE、ということです。
そうではなく、「遅ればせながらの更新」の遅滞TAXE180ユーロで済んだのですから、340-180=160ユーロの節税、ということではないでしょうか。
2014年8月Ⅰ日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣
プロフィール

okamotohirotsugu

Author:okamotohirotsugu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR