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弁護士による労働許可の申請、費用負担は誰がする?

質問。
最近、SALARIEビザで渡仏しました。
ビザ申請の際、会社が弁護士に申請手続きを委託したとのことです。
そこで、弁護士費用のことですが、この費用は雇用者、労働者、双方の折半で負担
などが考えられましょうが、一般事情はどうなのでしょうか?
見立て。
一般的には雇用者側でしょう。「労働許可の申請」は基本的には「この外国人Aの労働力は当社に必要であるからAに労働許可をおろしていただきたい」という姿勢で雇用者が申請するものです。このことは、
①雇用者(会社)が外国人労働者Aを雇用したい理由書(LETTRE DE MOTIVATION)
②雇用者(会社)がフランス国内の労働市場で求人活動をしたが、外国人労働者Aに匹敵する人材は見つからなかったことの証明(POLE EMPLOI(ハロー・ワーク)に求人に付された旨の証明)
この2点が申請に欠かせないことからも分かりましょう。外国人労働者Aの「私はフランスで働きたいのです。働かせてください」の熱意や懇請によるものではありません。雇用者(会社)側の人事上の必要性、採用意志によるものです。それはあくまでタテマエで実際には「労働許可をとってあげる」「とっていただく」の
ケースも多いでしょう。この「とってあげる」「とっていただく」の関係から「弁護士費用はキミが負担したまえ」あるいは「折半にしよう」が出てくることはあり得ましょう。一般事情は雇用者側が負担すべき費用であることは言を俟ちません。
2013年9月30日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

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ノー・ビザでフランス入国して結婚、滞在許可証は発行されるのか

質問。
2013年9月にパリ近郊A県のA市役所でフランス人と結婚しました。
結婚にあったっては在日フランス大使館から「何のビザも 取得しなくて渡仏してよい」の確認が取れた
ので、何のビザも持たずフランス入国後A市役所で結婚したのです。
結婚後の滞在許可証については夫側の家族がMinistre de l'interieur宛に手紙で訪ねたところ、質問への答えと移民局に送るべき書類が同封されて届きました。それによると、
「結婚6か月後に、住んでいる場所の移民局(prefecture)に書類を送付するように指示がありました。その指示に従って送付してから5か月経過した今も、どこからも何の連絡もありません。フランス人の夫が移民局に訪ねても、「わからない。何か連絡がいくまでフランスから出ずに自宅待機して下さい」あるいは「日本に帰ってビザを申請しなおせばいい」など対応してくれません。
私は夫の実家に住まわせてもらっています。2週間程前、家に警察がきて夫とどこで知り合ったか等を聞かれ、家も見て回られました。警察が来たということは滞在証がもう出ている可能性はありますか?
見立て。
質問文は大幅に短縮しました。質問原文には「移民局(prefecture)から一向に通知が来ないので、問合せのために「移民局(prefecture)に早朝から5時間近く列に並び」など涙ぐましい努力が記されていました。
さて、「結婚6か月後に、住んでいる場所の移民局(prefecture)に書類を送付するように指示がありました」とあります。この部分のフランス語原文を見たいところですが、推測は立てられます。
質問者の入国・滞在事情に厳密には該当しないものの広義に解釈すれば適用されることもある玉虫色の
法文規定があります。CESEDA(外国人滞在管理法)L.211-2-1-です。CESEDA L.211-2-1で叩くと出てきますので、フランス人のご主人に読んでもらってください。フランスで婚姻成立後、6か月の共同生活を経れば滞在許可証が発行される、とも読めます(①)。
「このCESEDA L211-2-1を適用しましょう」というのがMINISTERE DE L’ l’INTERIEUR
からの返事と見ます。「5か月経ってもウンスンがない」ではなく「6か月経過しないと、、、」ということでしょう。警察が来たということは「結婚後6か月を経た」あるいは「6か月に近づいた」ということで
「共同生活ぶりを点検しに来た」のではないでしょうか。パリ近郊A県は外国人移民の多い県なのでMARIAGE BLANC (ペパー婚②)、MARIAGE GRIS(詐欺結婚③)のチェックに厳しいのではないでしょうか。
また、移民局(prefecture)の窓口対応も「そんな個別の問い合わせに一々取り合っていられません」と
いうことだと見ます。滞在許可証が出たら「出ました」のコメントをください。
①フランスで婚姻が成立後、滞在許可証の発行については、
(a)「一度、あなたの国に帰国しVISAを取り直してきてください」
(b)「6か月後に申請してください」
この二つの対応があり得ます。現状は(a)の対応が圧倒的に多くなっているようです。

②MARIAGE BLANC (ペパー婚)は、双方が合意している場合。フランス国籍者側の「結婚名義貸し」
です。10年もの滞在許可証あるいはフランス国籍を取得した時点で取引終了、サヨナラ(離婚)になります。金銭授受が伴うこと多し。
③MARIAGE GRIS(詐欺結婚) 日本でいう結婚詐欺ではありません。10年もの滞在許可証あるいはフランス国籍を取得することを目的に結婚するケースです。このケースでは一方が「騙された」
「利用された」の意識がないと問題になりません。もう一方が「騙してなどいない。利用したなどとんでもないいいがかりだ。粗暴な性格でDVの日々だった」といった相手非難の微掛け合いになることもあるでしょう。
2013年9月30日
滞在相談室   担当  岡本宏嗣

SALARIEの滞在許可更新と「更新は定型をもってよしとする」について

質問。
SALARIEで更新を控えています。
2013年9月24日ブログ「SALARIEの滞在許可証の更新、PREFECTUREの窓口現場からの報告」
を読みました。ここにあることは原理・原則でこれ以外は更新却下ということではない、と理解してよいでしょうか。愚問で恥ずかしいのですが、更新を控えているものですから。
見立て。
この「報告」は、当相談室が折りに触れて申し上げていることをPREFECTUREの窓口現場が裏付けて
くれている、ということです。気まぐれの脅かし、その逆の楽観的リップサービスではない、「原理・原則」と判断しました。当相談室が折りに触れて申し上げていること、それは「SALARIE滞在許可証の更新は定型をもってよしとする」ということです。
定型とは、
①職場に変更がない。
②給与ダウンがない(上昇はプラス要素)
③役職ダウンがない(昇格はプラス要素)
定型以外は則更新却下される、というキメツケではありません。トラブルが発生しやすい、という
ことです、実際にはトラブルは発生しないでスムースに更新された例は無数にあるでしょう。
当相談室にはトラブルが発生した場合の相談持ち込みが圧倒的に多く、事情を聞いてみると定型ではなく変則型であることが多い。そういうことです。
質問者の事情は文面からはわかりません。心配な点があれば滞在相談室をご利用ください。
毎月第2・4火曜日 要予約 01 4723 3358

2013年9月28日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

CMUへの登録が認めれませんでした。法律上の資格は?

質問。地方都市在住のVISITEURです。2013年9月20日付のこのページでCMUへの加入が認められなかったケースが出ていました。私の場合は「滞在許可証がTEMPORAIREである」という理由で認められませんでした。法律上、滞在許可証がTEMPORAIREではダメなのでしょうか?
見立て。
パリでのことです。「VISITEURはTOURISTEだから加入資格がないと門前払いされました」のトラブル相談を受けたことがありました。この時は、VISITEURは滞在身分の一つでありTOURISTEではない、というCESEDA(外国人滞在管理法)の中のVISITEURの条文のコピーを窓口に見せて首尾を得ました。
さて、これは推測です。窓口は「VISITEURとはどういう滞在か」をパソコンでカチャカチャと叩いたと見ます。TEMPORAIRE(短期の、臨時の)という言葉が出てきたことからそれは窺われます。
法文規定では「フランスに3か月以上滞在する者」ということで、国籍は関係ありません。質問者が
1年有効のVISITEUR滞在許可証を所持していれば加入出来る規定です。TEMPORAIRE(短期の、臨時の)が登録不可の理由として出て来たことが少々面倒ですね。質問者に対応した窓口(奥にいるであろう室長も含め)外国人の滞在許可証について知識がない、とりわけ地方都市にあってはそれが顕著になる傾向にあります。「TEMPORAIREだから定住者ではない」の図式です。
滞在許可証の種類は3つしかありません。
①CARTE DE SEJOUR TEMPORAIRE(1-3年もの)
②CARTE DE RESIDENT(10年もの)
③COMPETENCES ET TALENTS(3年もの)
この3つです。
ETUDIANT/ELEVE VISITEUR SALARIE SALARIE EN MISSION PROFESSION LIBERALE
COMMERCANT VIE PRIVEE ET FAMILIALE 、、、、、、。これらは全てCARTE DE SEJOUR TEMPORAIRE上に記される滞在身分です。VISITEUR=TEMPORAIRE ではありません。
「フランスに3か月以上滞在する者」については、SERVICE PUBLIC CMU DE BASE で規定
が出てきます。質問者が1年もののCARTE DE SEJOUR TEMPORAIRE-VISITEURを所持しているのであれば、上記の規定をプリントして「ここにこう書いてあるのですが」ともうひと押ししてみてはいかがでしょうか。
2013年9月28日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

SALARIEの滞在許可証の更新、PREFECTUREの窓口現場からの報告です

これは質問ではなくSALARIEの滞在許可更新の現場報告です。当局の見方の一つとして掲載します。プライベートが窺われる箇所は削除しました。投稿された読者の方にはお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
当相談室では、読者の様々な体験報告をお待ちしています。どんな体験も今後のために役立ちます。
報告。
3回目のsalarié更新時にpréfecture de Parisの窓口担当者に質問をしました。
その窓口担当者は、正規の手続きの原理・原則を話すタイプでした。
それによりますと、
①salariéでの職場変更は3回目更新から可能(初回にsalariéを申請したときの職場に丸2年にいる必要がある)
②職場変更によるの給与減は月額50€程度は許容範囲であるが、100€以上は問題。
③salarié滞在者がcarte de resident de 10 ans申請の際は、過去5年間の税金納付の合計と、5年間の給与の安定性をみる。状況を説明するlettre de motivationは必要ない。
> とのことでした。ご参考までに。
以上の報告でした。
2013年9月24日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

AUTO-ENTREPRENEURと「労許要」とか「労働許可要」の関係

質問。
2013年9月21日付{「労許要」とか「労働許可要」とあるのは、どういう状態?}に滞在許可リストがありましたが、そのリストにAUTO-ENTREPRENEURが載っていないのは理由があるのでしょうか?
それと関連して、おうかがいします。「「労許要」とか「労働許可要」の求人にたいしてAUTO-ENTREPRENEURは「労許あり」「労働許可あり」になるのでしょうか。また、AUTO-ENTREPRENEUR滞在を5年続ければ、
CARTE DE RESIDENTの申請資格はあるのでしょうか?
見立て。
(1)AUTO-ENTREPRENEURが載っていない理由
AUTO-ENTREPRENEURは今のところ、外国人滞在管理法(CESEDA )で規定されている諸滞在身分にはなっていません。AUTO-ENTREPRENEURは外国人を念頭に置いた制度ではありません。外国人も排除しないということです。
商品の売買は年間売上額が81500ユーロ以内、PROFESSIN LIBERALEやサービス業の場合は
年間出来高が32600ユーロを越えないあるいは越えない見込みの場合に選択できる社会保障制度上の優遇措置です。COMMERCANT(商工業者)/ARTISAN(手工業者)については2009年から、PROFESSION LIBERALEについては2010年からスタートしました。
正確にいえば、売上額の上限に関係ないCOMMERCAN(商工業者)、81500ユーロ以内で優遇措置を受けるAUTO-ENTREPRENEUR COMMERCANT、この2つに分かれる、ということです。PROFESSIN LIBERALEについても同様で、出来高の上限に関係ないPROFESSIN LIBERALE(自由職業者)、32600ユーロ以内で優遇措置を受けるAUTO-ENTREPRENEUR  PROFESSIN LIBERALEの2つに分かれるということです。
(2)「労許あり」「労働許可あり」になるのか
①AUTO-ENTREPRENEURは自営業(TRAVAILLEUR INDEPENDAT)であって、給与所得者(SALARIE)はなじみません。
なんらかの仕事を請け負って、その報酬をHONORAIRESという名目で請求します。SALAIRESではなくHONORAIRESということです。SALAIRESの場合、社会保障諸費の雇用者負担が重いことは2013年9月2お日付「CMU加入を断られたが、、、、」に記しました。HONORAIRESの場合は、社会保障諸費は当人負担ですから、求人側としては歓迎すべきことでしょう。「SALARIEでは雇えないがAUTO-ENTREPRENEURならいいよ」というケースが増えているようです。但し、
②自営業者に仕事を発注することが不自然でない業種・職種であること。
③また、AUTO-ENTREPRENEURとして登録している業種・職種とその受注仕事の業種・職種が合うこと。
④上記②③と同じことの別の見方になります。AUTO-ENTREPRENEURへの仕事発注が社会保障諸費の雇用者
負担の逃げ道になっていないこと。社会保障諸費の雇用者負担については、徴収公庫(URSSAF)が目を光らせているということです。
(3)CARTE DE RESIDENTの申請資格
 2009年、2010年にスタートした若い制度なので、取得者の実例が出ていませんが、申請資格はあるでしょう。AUTO-ENTREPRENEURの年間売上数字(81500ユーロ上限)、年間出来高数字≪32600ユーロ上限)は毎年あるいは数年ごとに改定されます。81500ユーロ上限は47500ユーロ
をオーヴァ―した場合は、通常のCOMMERCANTに変えなければならない、32600ユーロ上限は19000ユーロをオーヴァ―した場合は、通常のPROFESSION LIBERALEに変えなければならない、とされています。

2013年9月23日
滞在相談室  岡本宏嗣

「労許要」とか「労働許可要」とあるのは、どういう状態?

質問。
観光滞在中のものです。パリで刊行されている日本語ミニコミ紙の求人募集欄を見ますと「労許要」とか「労働許可要」とあります。初歩的な質問で恥ずかしいのですが、「労許がある」「労働許可を持っている」というのは
どういう状態なのでしょうか。どういう方々なのでしょうか。
お答え。
「昔話し」になります。1984年に社会党のミッテラン大統領(当時)政権時に大改定がありました。
それまでは、滞在許可証と労働許可証が別々に存在していたのです。それぞれ1年もの、3年もの、10年もの
の3種がありました。この改定で「労働許可証」というカードがなくなりました。その代わりに、「滞在許可証」に記載されることになりました。
「労許がある」「労働許可を持っている」とされるのは、以下の滞在許可証です。
①CARTE DE RESIDENT(通称10年カード)
②VIE PRIVEE ET FAMILIALE
③ETUDIANT/ELEVE≪学生。但し年間964時間労働が上限)
職業・職種・職場などが限定されている「滞在許可証」
④SALARIE
⑤SCIENTIFIQUE-CHERCHEUR(研究者・研究指導者)
⑥PROFESSION ARTISTIQUE ET CULTURELLE(芸術・文化的分野)
⑦COMPETENCES ET TALENTS
⑧SALARIE EN MISSION
⑨CARTE BLEUE
自営業(会社などに勤めて給与を得るのではなく)を認める滞在許可証
⑩COMMERCANT-INDUSTRIE(商工業者)
⑪ARTISAN(手工業者)
⑫PROFESSION LIBERALE(自由職業者)
滞在許可証(労働期間が限定されているなど特殊なものは除いています)を並べ立てれば、こんなところでしょうか。

2013年9月21日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

コンペテンス・エ・タランの更新に成功。3年後に10年カードを申請できるでしょうか。

質問。
コンペテンス・エ・タランを更新できました。3年後に更新するとなると、滞在が6年になります。
5年以上の滞在が条件となっている10年カードを申請できるでしょうか。
見立て。
外国人滞在管理法(CESEDA)上は出来ます。
CARTE DE REIDENT(通称10年カード)の申請・取得には5年以上の滞在が条件ですが、6年滞在の
7年目に、、7年滞在の8年目に、、、、、申請・取得しているケースも多いのです。
COMPETENCES ET TALENTSは3年ものですので、3年、6年、9年が更新期になります。
従って、6年滞在消化の7年目に、
①COMPETENCES ET TALENTSの2回目の更新をする(更新が認められれば合計9年滞在になる)。
②CARTE DE REIDENT(通称10年カード)の申請をする。
この選択になりましょう。今のところ、当相談室には①②とも実例がありません。
COMPETENCES ET TALENTSを取得して3年滞在し、第1回目の更新に首尾を得たケースは相当数出ています。6年滞在して2回目の更新に首尾を得た実例はありません。却下された実例はあります。却下された事情を聞きましたが「それはそうでしょう。6年滞在してその職業活動の実績(収入、納税、各種社会保障費支払い数字)では却下されるでしょう」の印象を持ちました。
①にせよ②にせよ今後3年間の職業活動の実績を堅固にしておきましょう。
2013年9月21日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

CMU加入を断られたのですが、その理由がよくわかりません

質問。
VISITEUR滞在です。2012年度の所得申告を(2013年5月に)して、確定申告書(AVIS D’IMPOSITION)が最近届いたので、CMUの加入手続きに(居住区のCPAMに)行きましたが、加入が認められませんでした。 前任者の体験に従っって手続きをしたのですが。私も前任者もVISITEUR滞在で、SALARIE EN MISSIONではないので日仏社会保障協定は関係ないと思います。そのことも窓口でいいましたが、取り合ってくれませんでした。CMU加入の資格・条件が変わったのでしょうか。なお、()内は当相談室で補足しました。
見立て。
複雑かつ微妙な領域のトラブルですね。
CMUというのは、SECURITE SOCIALE(社会保障)の中のASSURANCE MALADIE MATERNITE(病気・出産保険)、日本での健康保険にほぼ相当するものです。
(1)主として収入の低い人を対象にした救済保険の性格が強いので「あなたの置かれた状況は本当にCMUに加入するしかないのですか」という懐疑的な姿勢なのです。「いらっしゃい、らっしゃい。ハイハイ、どうぞ」ではないわけです。それと、公庫(CAISSE)の財政事情、懐具合も大いに関係しましょう。金庫に余裕がある時期と底をついている時期では窓口の対応も異なってきましょう。「前任者は加入できたのに」はよい時期に当たったのかも知れません。
余談です。これは、当相談室での実例です。長期滞在許可証を取得しているのでPREFECTUREでの滞在許可証の更新手続きがありません。毎年更新する短期滞在許可証の場合は健康保険の状態のチェックをされることがありますが、それがない。4年間ほど、CMUを続けていました。それも保険料(COTISATION)が無料になる状態を
自動継続していました。ある日、RDV無しに検査官の家宅訪問を受けたのです。「あなたは、過去3年以上、
保険料(COTISATION)が無料になる状態にあるが、本当にそういう状態なのか」というお調べです。部屋の中を見渡して暮らしぶりを見る、過去3年間のAVIS D’IMPOSITIONや銀行口座の出入金状態(RELEVE DE COMPTE)を点検される、、、というお調べでした。これは、その地域の公庫(CAISSE)が「3年以上保険料の無料者を徹底調査せよ」を実施したと見ています。「3年」は知っておくべき期間です。所得申告では3年、つまり3つ数字が揃うと
申告者の収入の有り様がつかめます。それが大きくバラツイテいると「どういうことなんだろう。調べてみるか」につながりかねません。もうひとつ、過去3年までは遡及できます。4年前は時効です。CMUについても同様で、過去3年間保険料が無料なので調査対象になったと見てよいでしょう。そして、この実例では過去3年に渡って見直されて、保険料を請求されたのでした。
余談が長くなりました。「保険料無料でバンザイ」では済まない」実例として紹介しました。
(2)フランスの、SECURITE SOCIALE(社会保障)への加入の基本型はSALARIE(給与所得者)にあります。
当人は毎月の給与から様々な名目でCOTISATIONS(社会保障諸負担)が差し引かれます。給与額面の
22-25%が相場です。一方、雇用者(会社などの法人)は、35-40%弱の雇用者負担があります。あらかじめ差し引いた22-25%、そして35-40%の雇用者負担を合算した57-65%弱を社会保障負担金徴収公庫(URSSAF)およびその他の公庫に支払わなければなりません。社会保障公庫(URSSAF)から見た場合、
もっとも高額な諸保険料を徴収できる基本型なのです。質問者の場合は、質問文面では明瞭ではありませんが、
日本の会社からの給与(SALAIRES)が収入、と推察します。また、所得申告上も給与(SALAIRES)、
従ってAVIS D’IMPOSITION上も給与(SALAIRES)になっていましょう。
この場合、CMUの窓口では「あなたは給与収入者なのだから、日本にあるあなたの会社がフランスで法人登録をし、社会保障費負担すべきだ」の立場に立つでしょう。社会保障法(CODE DE LA SECURITE SOCIALE)からいえばそうなります。要するに、保険料の安い方式で加入しくれるな、ということです。質問者がCMU加入を断られたのは、、ここに理由があると見立てます。
また、前任者が加入できたのは、前述のように公庫の財政事情がよい時期だったので寛大に扱ってくれたのかも知れません。あるいは、所得申告を給与(SALAIRES)で申告したのではなく、別の名目、例えば日本の銀行口座からの自己送金(PENSION)にしたのかも知れません。雇用者負担が発生する給与ではなく自己蓄積の取り崩しということです。
(3)CMUの保険(COTISATION)は、
(年間収入―9534ユーロ)X8%=年間保険料
この式で算出されます。年間収入とは所得申告している場合は収入から経費を引いた課税対象額(REV ENU IMPOSABLE)になります。控除額の9534ユーロは2013年10月Ⅰ日―2014年9月30日に適用される数字で
毎年微額調整されます。
この算出式から、前述の「保険料が無料になるケース」がどういうケースか、ご理解いただけましょう。、
また、年間保険料は所帯人数に関係しません。単身でも親子3人でも5人でも同じです。医療費の払い戻し率は
家族全員が同じです。
(4)最後です。「保険料無料」が3年間続くと必ず調査が入るということではありません。入ることがあり得るということです。例えば、学生の場合です。学生健康保険機構(SECURITE SOCIALEのREGIME D’ETUDIANT)への加入は28歳までです。29歳からはCMUに移行することになります。これは、フランス国籍、EU加盟・非加盟国籍を
問いません。そして、例えば博士課程に在籍しているなど29歳以上、30代の学生はゴロゴロいます。彼ら彼女らのほとんどが年間収入9534ユーロ以下でしょう。つまり、保険料ゼロです。こういう学生宅に押しかけて「BON JOUR ! 私はSECURITE SOCIALEの係官ですが、あなたは3年間以上、、、、、、事情をお伺いします」にはなりにくいでしょう。当相談室には「CMU年度更新の申告時期に事情徴収で呼び出されました」という例がありますが。
なお、質問顔を出しましたSALARIE EN MISSIONは、ここでは関係しませんので触れませんでした。関連の質問が寄せられた機会に譲ります。

2013年9月20日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

最近、AVIS D’IMPOSITIONが送付されてきました。課税方式が変わったのでしょうか。

質問。
VISITEUR滞在です。2012年度の所得申告をしたところAVIS D’IMPOSITIONが送付されてきました。
前年度と申告数字はほぼ同じでした。前年度はゼロだったのに、2012年度はかなりの税金が課され
ていました。課税方式が変わったのでしょうか。
見立て。
質問者のAVIS D’IMPOSITIONを拝見していないので推定での見立てになります。
課税方式は変わっていません。文面に「前年度と申告数字はほぼ同じで、前年度はゼロだった」とあります。
正確には「前年度と所得申告数字はほぼ同じで、前年度は所得税(IMPOT SUR LES REVENUS)がゼロだった」ということです。課税方式は変わっていませんから、考えられることは、
(1)質問者の家族指数(NOMBRE DE PARTS)が変わった。例えば前年度は3人家族だったのに、2012年度は
   一人になったので、申告用紙の当該欄に「一人」と受け取られる記入をした。フランスの所得税は所帯単位  での算出なので、家族指数(NOMBRE DE PARTS)が大きく影響します。3人家族が単身に変われば、同じ所得数  字でも所得税が発生するかも知れません。
(2)家族指数(NOMBRE DE PARTS)に変化はないとします。それは所得税ではなく、CSG/CRDS8%ではないでしょ   うか。CSG/CRDSというのは所得税ではなく、社会保障負担費(COTISATION DE SECURITE SOCIALE)の一部
   です。SECURITE SOCIALE公庫の恒常的赤字に対す負担のようなものです。
(3)質問者の所得の性質はわかりませんが、CSG/CRDSはあらゆる収入に対して課されます。
   SALARIE(給与所得者)であれば、毎月の給与から健康保険、年金保険などと共にCSG/CRDSが
天引きされています。
   PROFESSION LIBERALE、AUTO-ENTREPRENEURなどの自営業者も然りです。年金収入者は年金の
   中から差し引かれています。このようにあらゆる収入に課されるのが原則です。質問者の収入は、
   こうしたCSG/CRDSの網を通っていない、網から漏れているので、CSG/CRDSが課されたのではない
   でしょうか。
(4)例えば、日本からの年金収入、フランスに所持しているアパートの賃貸収入(AUTO-ENTREPRENEUR
登録していれば、CSG/CRDSは支払っていることになります)のように、SECURITE SOCIALE機構
の中にない収入に課される場合があります。これを所得税と取り違えて「これまでゼロだったのに、
   どうして」の相談者が毎年数人います。

   「どうもよく解らない」であれば、滞在相談室をご利用ください。関連資料をお忘れなく。
   毎月第2・4火曜日  要予約 01 4723 3358

2013年9月19日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

AT車(EMBRAYAGE AUTOMATIQUE)限定の日本の運転免許証とフランス運転免許証

質問。日本で所有しているAT限定の免許証をフランスで使えるようにするつもりです。(滞在1年以内に書き換える必要があると聞いたので) しかしフランスではMT車が主流だと思いますが1度AT限定で
フランスの免許に書き換えた後、などできるのでしょうか? もしくはもう一度フランスで教習所に1から通わなければなりませんか?
見立て。
この相談室は、運転免許証(PERMIS DE CONDUIRE)の詳細については分かりませんので、詳しい人に
聞いてみました。こういう見立てでした。
フランスではMT車が主流なので、AUTO-ECOLE(自動車教習所)でAT車(EMBRAYAGE AUTOMATIQUE)の講習を受けた後に、運転免許証(PERMIS DE CONDUIREのCATEGORIE B))に
追記してもらうのですが、実際には「その必要はない」とするPREFECTURE(運転免許証を発行する
県庁)も多いようです。
一方、日本の運転免許証に「AT車に限る」と記載されていれば、同免許証の法定翻訳には
VEHICULE EMBRAYAGE AUTOMATIQUE SEULEMNT)と翻訳記載され、発行されるフランスの
運転免許証(PERMIS DE CONDUIREのCATEGORIE B)にもVEHICULE EMBRAYAGE AUTOMATIQUE SEULEMNT(AT車に限る)とされるでしょう。
主流のMT車の運転免許証は「フランスで自動車教習所に1から通うこと」になるとみておくべき
でしょう。なお、2013年9月16日より新版型の運転免許証(PERMIS DE CONDUIRE)が
スタートします。これがどう影響するかは、まだよく見えない、との見立てでした。
2013年9月13日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

PROFESSION LIBERALEとPROFESSION ARTISTIQUE ET CULTURELLEは別のものです

質問。ただいま学生から アーティストビザへの書き換えをしようとしているものです。その必要書類に着いて不明な点がありますので、お意見お聞かせ頂ければと思いコメントいたします。
必要書類欄にContrat de travail vise par la direction regionale des affaires culturellesとあります。
こちらの国立美術学校を経て今回書き換えなのですが、当方Maison d'artistesの番号、ギャラリーでの展示活動や、サロンへの出展計画などあるのですが、この必要書類にあるContrat de travailというものが、労働契約書であるとしたら、会社での労働経験や就職などはありませんので、これを保持していません。この状態で Profession liberaleに画家としての申請を通す事はできかねるのでしょうか?もしくは代わりになにかで補う事は可能でしょうか?
お答え。
質問者の感違いでしょう。
(1)PROFESSION LIBERALE
(2)PROFESSION ARTISTIQUE ET CULTURELLE
この二つは別のものです。CONTRAT DE TRAVAIL VISE PAR LA DRACが必要なのは(2)の方です。
(2)は、通称ARTISTE SALARIEと呼ばれている滞在身分です。PROFESSION  LIBERALEとは
別のものです。

2013年9月13日
滞在相談室   担当 岡本宏嗣

SALARIEの更新、給与・役職ともダウンしたが、、、、

質問。フランスに来て6年目になります。はじめの1年目はワーホリ。二年目は学生。その間にsalarieとなり、今年末に4度目の更新を控えています。
1、 2年目は同じ仕事場で更新し、3年目は新しい職場で更新しました。そして今回新たに新しい職場で更新するのですが、一つ心配な点が、前回はchef de cuisineでしたが、さらなる勉強を目指し今回はchef de partieです。給与も大幅に下がっています。もう一つ心配なのは、前職を辞めてから新しい仕事を始めるまで2か月空いているということです。つまり2か月分のFiche de paieが欠けていて、加えてstatueも給与も下がっているということになります。このような場合、更新はネガティブでしょうか?
見立て。
4回目の更新ですね。なんとかなるのではないでしょうか。
文面に「さらなる勉強を目指し」とありますので、その部分のlettre de motivationを正確なフランス語
で作成して必要提出書類に添えたらいかがでしょうか。
(1)どうしても勉強したい職場があり、その職場の人事事情から2か月の空白期間が生じた。
(2)その職場の人事・給与体系から役職・給与ともダウンしたが、技術習得の機会を優先させた。
といった一文を添えてみる、ということです。文意不明のフランス文は不可です。正確なフランス語
で作成しましょう。
(3)万が一、2か月の空白、役職・給与のダウンが理由で却下された場合は、その一文を読んでくれていない可能性があります。手元のコピーを添えて異議申し立てしてみましょう。却下通知状に異議申し立ての要領が記されています。時間はかかりましょうが、滞在許可の更新は生き返ると見立てます。
技術習得したいという意欲とその情熱が認められると踏みます。

2013年9月12日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

学生滞在2年6か月、ワーホリVISAを申請したいが、、、

質問。現在学生ビザでパリに来て2年6か月になります。ビザは来年の3月末で切れるのですがあと半年ほど学生ビザを更新して、それから7月8月ごろ1度1か月か2か月ほど日本へ帰り、ワーキングホリデーのビザをとりたいと思っています。
(1) 学生ビザが切れていなくてもワーキングホリデーを申請することはできますか?
(2)質問?学生ビザの後にワーキングホリデービザをとるのは一般的に難しいでしょうか? 
学生ビザの あとでも特に関係ないのでしょうか?
見立て。
この滞在相談室はフランス/パリに設置されていますので、在日フランス大使館が発行するVISA
については見えません。同大使館でVISAを取得して渡仏してきた相談者から「VISA申請
の経験報告」を聞くにとどまります。このことは、このブログでも再三おことわりしています。
さて、そうした経験者からの諸報告を総合しますと、以下のような見立てになりましょう。
(1)学生身分での滞在許可証が有効期間内であることが「判明すれば」、ワーキングホリデービザ
の申請・取得は難しいのではないでしょう。「学生滞在が終わってから申請してください」
になりましょう。
(2)質問者は学生滞在を2年6か月消化、さらに6か月延長して、とありますので3年滞在になります。
学生は年間964時間上限でワーキングすることが認められています。ワーキングホリデービザは、初めてフランスに行き職業体験をしたい、という青年世代のための1年限定VISAですから、「既に3年滞在の経験があること」が[判明すれば]、常識的に見て、優先順位としてかなり後方になるのでは。
(3)過去にこういう実例があります。長期に学生滞在をして高度なそして外国人には珍しいDIPLOMEを取得しました。そして、いったん日本へ帰国して、あるVISA、A-VISAとしておきますーを申請しました。その結果、「あなたの取得したDIPLOME、そしてA-VISA申請の内容とも興味深いのですが、残念ながらA-VISAは出せません。その代わり、VACANCES ET TRAVAIL(ワーキングホリデー)VISAを出します」でした。
「なるほど、そいう事情での申請ですか」の説得的な理由があれば、出るかもしれません。

2013年9月9日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

現在日本在住で、フランス人の子供がおります。父親がフランス人で母親が日本人です」 で始まる質問の方は、プライヴァシ―問題があるので、、、、

質問。「現在日本在住で、フランス人の子供がおります。父親がフランス人で母親が日本人です。
父親は現在フランス在住です。」
この質問文の方はokamoto@nihonjinkai.frへメールをください。プライヴァシーのことがありますので、公開
は控えたいのです。
2013年9月5日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

ワーホリ滞在、PACS、VIE PRIVEE ET FAMILIALE

質問。フランス人とPACSをしました。現在、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの取得を考えています。
そこで、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの取得または他のビザについて質問があります。
ワーホリビザで来ている場合であってもVIE PRIVEE ET FAMILIALEの申請はできるのでしょうか。
その場合申請場所はPREFECTUREになるのでしょうか。
また警察署にて、滞在許可証の申請ができると耳にしたことがあるのですが、実際のところ、どうなのでしょうか。
ビジタービザで来ると、1年間働けないのでしょうか。それともVIE PRIVEE ET FAMILIALEに書き換えできるのでしょうか。
質問。フランス人とPACSをしました。現在、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの取得を考えています。
そこで、VIE PRIVEE ET FAMILIALEの取得または他のビザについて質問があります。
ワーホリビザで来ている場合であってもVIE PRIVEE ET FAMILIALEの申請はできるのでしょうか。
その場合申請場所はPREFECTUREになるのでしょうか。
また警察署にて、滞在許可証の申請ができると耳にしたことがあるのですが、実際のところ、どうなのでしょうか。
ビジタービザで来ると、1年間働けないのでしょうか。それともVIE PRIVEE ET FAMILIALEに書き換えできるのでしょうか。
見立て
(1)ワーホリビザはこの地フランスでは他のVISAに変更したり、滞在許可証につなげたりが出来ない、
と規定されています。「警察署にて、滞在許可証の申請ができると耳にしたことがある」とあります。
ワ―ホリビザはヨーロッパを除くと10か国・地域に限定された青年労働交流協定で、PREFECTURE
(滞在お許可証管轄)の窓口でも「?」の場合があって、とりあえず申請を受付てくれた最近の例があります。この例では、3か月ほど待たされて、結局「NON」の回答になりました。「申請を受付てくれた」が「滞在許可がおりた」に化けて噂として走ったのではないでしょうか。「3か月待たされて、結局はNON
の回答だった」がこの例の結末です。
(2)ビジタービザで渡仏すると1年間は働けません。また、1年以上の共同生活(フランス国外での共同生活期間はカウントされません)が立証出来ればVIE PRIVEE ET FAMILIALEへ滞在身分の変更申請はできます。

2013年9月5日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

MASTER 2 修了後の滞在延長について

質問
(1)一年前にMaster2留学で渡仏し、1年間の学生ビザを取得しました。
Master卒業の修了証等をもって(いれば)6か月の滞在延長が可能との情報をインターネットで見て、現ビザの有効期限内に手続きを開始すれば何とかなるかと思い、期限切れ前の日程にて更新申請のアポを取りました。(予約が混んでおり、期限切れ前の結構ギリギリの日程です。)
しかし、“Autorisation Provisoire de Sejour” (APS)の詳細な説明で再確認したところ、
「期限切れの4か月([前」までに)ということで、これを過ぎた場合はどうなるのでしょうか。「却下」ということにな りますでしょうか。もしくは、必要書類を提示すれば
とりあえずはレセピセを発行してもらえるのでしょうか。
(2)10月からMasterのインターンシップ先で6か月の契約で週に3日だけ、研究関係の仕事をしようと思っており、現在先方との契約書を作成しているところです。同時に、この契約にあたっても自分の滞在許可の提示が必要になります。
このラボとの契約が万が一うまくいかなかった時のために、以前に別途、別の大学のMasterにも受験書類を送ってありますが、合否通知は10月初めのようです。また、登録証が発行されるのは更に後になるかと思われます。
見立て
質問者の滞在許可期限がいつまであるのか日付けの明示がないので、具体性を欠きますが、
以下のように見立てます。
(1)質問者の学業レベルが高いので、多少、手続き・手順が遅れても却下にはならないでしょう。当初からAutorisation Provisoire de Sejour” (APS)が出ないとしてもレセピセで
つないでくれると期待します。
(2)10月からのインターシップのスタート時点でAutorisation Provisoire de Sejour” (APS)あるいは「つなぎ」としてのレセピセがあれば、不都合は起こらないでしょう。
別の大学のMasterに行くことになった場合は、発行されたAutorisation Provisoire de Sejour (APS)の期限内に更新手続きをします。
こうした流れの場合、①APSの更新になるか、②新たに学生の滞在許可証の発行になるかの規定がないので当局窓口の裁量になりましょうが、おそらく②でしょう。
学業レベルが高いのでトラブルはないと見ますが、MASTER2を修了した場合は次のステップは博士課程(DOCTORAT)に進むのが通常で、レベルとしてはアップではなく横スベリであることが、僅かに懸念されます。通常、学業教程レベルのダウン、同レベルでの複数年の足踏みは滞在許可更新のトラブルの原因になりかねません。が、ハイレベルで異動ですから、専攻分野を拡げ掘り下げる必要があるという理由でパスするのではないでしょうか。

2013年9月3日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

PLとA-E PL 申請上の違いは?

質問。
学生滞在です。PROFESSION LIBERALEもしくはAUTO-ENTREPRENEUR-PROFESSION LIBERALEへの身分変更を考えています。両者の違いはだいたいつかんだつもりですが、身分変更手続きをする場合、その違いは
どうなのでしょうか?
見立て。
パリ在住とします。
体験者の報告によれば、
①申請窓口が違うようです。
AUTO-ENTREPRENEUR-PROFESSION LIBERALE(A-E PL)は、AUTO-ENTREPRENEURの主流であるCOMMERCANT(商業者)、ARTISAN(手工業者)と同じ扱いで、PREFECTURE DE POLICE内の6e BUREAU B1511が窓口です。一方、PROFESSION  LIBERALE(PL)は通常の窓口です。
②必要提出書類も違います。それぞれ別個に必要書類リストがあります。
A-E PLはAUTO-ENTREPRENEURの中では傍流です。主流はCOMMERCANT(商業者)、ARTISAN(手工業者)です。にもかかわらず前二者と同じ扱いになるので列記されている必要書類も「これは必要」「これは該当しない」「これは該当しないけれど免除にはならないから作成する」などに分かれます。そもそもがCOMMERCANT(商業者)、ARTISAN(手工業者)向きの仕様なのですね。
③地方県庁の場合は、PLにせよA-E PLにせよ、学生からの身分変更が可能かどうか、
この点からして玉虫色です。一度PREFECTUREに出頭して確認作業から始めます。
④最後に、当相談室にはPL向け、A-E PL向けのそれぞれの資料(必要リスト一覧)が
あります。ご利用ください。
定期滞在相談室  毎月第2.4火曜日 要予約01 4723 3358

2013年9月02日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

申請の定型は満たしていないが、CARTE DE RESIDENTの発給は?

質問。
10年カードについてです。ヴィジタ―でパリ滞在8年目になり、次回の更新では10年カードの申請を考えています。
所得申告は5年間していますので、5年分は提出できますが、そのうち1年は
申告方法の間違いでPRIME POUR L’EMPLOIが支給されてしまっています(支給小切手は引き落としていません)。もう1年は納税額がゼロです。所得税を支払ったのは実質3年分です。5年間所得税を支払っていなければ10年カードは出ない、と思い込んでいましたが、そうでもないことが8月Ⅰ日付けブログにありました。知人の紹介で弁護士も紹介してもらいましたが、費用がかかることなので迷っています。
見立て。
滞在許可は「定型をもってよしとする」が当相談室34年の経験則です。
「定型」の場合は、外国人制限が厳しくなっても、窓口担当者が意地悪だったり、新参スタッフや休暇中スタッフの代理(REMPLACANT)だったりで「よくわかっていない人」にあったたとしても、なんとか進むものです。
「変則型」の場合は、「変則度に応じて、OUIもあればNONもあり」になりましょう。
不謹慎なモノいいをすれば「サイコロを振る」ようなところがあります。
質問者の場合は、「定型」からはやや外れています。
①所得税ゼロの年度があっても、それが初年度であれば、問題にはならないと見ます。
但し、残りの4年をしっかり支払っていれば、です。
②質問者にPRIME POUR L’EMPLOI(低所得者手当)が発生しているのは、
やや問題です。VISITEURはフランスでは収入がないことになっています。一方、PRIME POUR L’EMPLOI(低所得者手当)は、フランスで働いてはいるものの、その収入が少ないということで支給される性質のものです。ここに不都合がありますが、チェックの目がスッと通ってしまえば発給されるかも知れません。「これは何だ」と目が釘付けになれば、、、。
③弁護士のことです。質問者の「変則」事情(マイナス要素)もしっかり把握した上で
なおかつ「行けそうだ」であれば、依頼されたらいかがでしょうか。
④当滞在相談室にもPREFECTURE DE POLICE発行の「CARTE DE RESIDENT申請の手引き(チラシ)があります。
「変則型」の場合、どう対処するかにも応じます。
毎月 第2・4火曜日 要予約 TEL 01 4723 3358

2013年9月01日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

ヴァカンス明け、質問箱を再開します。滞在許可更新中の一時帰国

質問。
期限切れの滞在許可証(学生)と更新用RDVがあることを証明する紙(レセピセではなく)でも日本一時帰国は可能なのでしょうか?
9月末に滞在許可証の期限が切れるのですが更新のRDVが12月にしかとれず、11月末にどうしても日本に帰国しなければならないという状況で、ちょっと焦っています。
見立て。
この質問については2013年5月2日付当ブログ「滞在許可更新中の一時帰国」で触れています。
結論を申し上げれば、「更新手続きが済むまで動かないのが無難。更新用RDV取付け状態
での出国・再入国は「100%安全」の規定に入っていません。
もちろん、その状態で日本へ一時帰国して、さらにフランスに再入国して「何も問題がおこりませんでした」は大いにあり得ることです。安全規定に入ってはいない、ということです。
2013年9月2日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣
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