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失効した10年カードの再発行はあるでしょうか

質問。私にはフランスで生まれ、育った子供がおります。18歳になった時点で自動的にフランス国籍を取得しました。私は10年の滞在許可証を持っています。
このたび日本にかなり長期間帰国することになりました。多分次回の滞在許可証の更新時にはフランスに戻って来れないでしょう。日本に出国時にはこのブログで書かれているアドバイス通り、住んでいる県の県庁宛に手紙を書留で送る予定です。ですが、子供もおりますし日本での用事が済み次第フランスに戻ってきたいと希望しています。私のようにフランス国籍の子供を持つ10年の滞在許可証を持った外国人が、自分の国に帰っていて滞在許可証の期限が切れてしまい、フランスに再び 長期間住みたい場合は10年の滞在許可証を再発行して貰う事は可能でしょうか?
見立て。
外国人管理法(CESEDAといいます。)には「失効した10年カードの回復」の規定はありません。
また、フランス国籍のお子さんがいても、そのお子さんが未成年で扶養義務下にないと効力がありません。
文面からは成年(18歳)を越えています。ということで、法律上には規定がありません。
COMMISSION NATIONALE D’ADMISSION EXEPTIONNELLE AU SEJOUR(特別判定委員会)という窓口があります。ここに「フランス国籍の子どもがおり、フランスに滞在したい、、、」を申請すれば受理されるのではないでしょうか。「失効した10年カード」が直ちに回復されるかどうかはわかりませんが、別のカードを経て10年カードが再発行されると見ます。
別の見立てです。お子さんがフランスに残っていられるのであれば、10年カードの更新ができるのではないでしょうか。これについては、当相談室を利用されることをお勧めします。
滞在相談室  毎月  第2・第4火曜日  要予約  01 4723 3358

2013年4月25日

滞在相談室      担当 岡本宏嗣 
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日本に一時帰国する必要があるのですが、carte de sejourの期限が切れています

質問。フランスから日本に一時帰国する必要があるのですが、carte de sejourの期限が切れています。過去のこちらの記事で滞在許可証の更新手続き終了までは出国すべきでないとのご意見がありました。私の場合、雇用主である大学から発行された労働契約書には1年先までの契約が提示されています。この書類をフランス再入国の際に提示することで、大丈夫でしょうか?
あるいはこの契約書を移民局にもっていき、臨時の再入国許可証などを発行してもらうことは可能でしょうか?
見立て。
「過去のこちらの記事で滞在許可証の更新手続き終了までは出国すべきでないとのご意見がありました」についてですが、「一時出国・再入国を控えればトラブルの発生率はゼロ、動いた場合は100%安全は
ない」という常識を述べたまでです。一時出国あるいは再入国でトラブルの起きた過去のケースを見てみますと、
①聞かれもしないのにあれこれ自分の方からカミを取り出して説明して、そのフランス語が不十分なために「それでは別室で、、、」になったケース。
②服装、髪型、態度物腰など外見が与える違和感(例:モヒカン刈り)からパスポートの中味をしっかり
吟味されて「フランスに住んでいるんだな。滞在許可証は?」と事態が進展してしまったケース。
です。
POLICE  AUX FRONTIEREは、過激思想の運動家や経済犯容疑(脱税やマネーロンダリング)の出入国、麻薬の流出入、経済難民の流入などに神経を尖らせていますが、その延長線上にある「風紀紊乱」で関心をもたれてしまったのでしょう。若い年代の人が、奇をてらった恰好をするのは要注意でしょう。
どんな服装、髪型も当人の自由ですが、関所を通る時は監視者の目にさらされていますので、節操ある
自制の効いた通行者であることが無難でしょう。
前置きが長くなりました。
パスポートコントロールでトラぶった場合は説明書類・事情書類、質問者でいえば「この書類を提示すること」です。また、PREFECTUREからのCOMVOCATIONも説明書類・事情書類になりましょう。
「この契約書を移民局にもっていき、臨時の再入国許可証などを発行してくれること」はまずないでしょうが、ダメモトで掛け合ってみたらいかがでしょうか。制度としてはないことでも何らかの便宜を計らってくれることが皆無とはいえません。
2013年4月24日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣


RDV(PREFECTUREへの出頭日)が滞在許可証の期限切れ後、1か月ですが、この空白はRDVの際に問題になるでしょうか

質問。学生からプロフェッションリベラルへの身分変更のランデブーを控えているのですが、ビザの期限が切れてからランデブーまでに1ヶ月程あります。
つまり1ヶ月はビザがない。これはランデブーのときに何かいわれたりするのでしょうか?
見立て。
VISAではなく滞在許可証のことですね。
「学生からプロフェッションリベラルへの身分変更のランデブー(PREFECTUREでの)を控えているのですが、滞在許可証の期限が切れてからランデブーまでに1か月程あります。
つまり1か月は滞在許可証の有効期限が切れています。これはランデブー(PREFECTUREでの)のときに何かいわれたりするのでしょうか?」
こういう事情だと解します。「ランデブーを控えている」とありますので、CONVOCATION(出頭日を指定した書状)))はお持ちですね。CONVOCATIONを出すのはPREFECTUREですから、基本的にトラブルはありません。当相談室の利用者に限りますが、過去、この空白でトラブルが起きた例はありません。
こうした空白は珍しいことではなく、かなりあります。とりわけ、パリは外国人が多く窓口が混み合います。滞在許可証の期限3か月前見当に予約をいれても、ランデブーは4か月後、5か月後が続出しています。ランデブー(PREFECTUREでの)のときに何かいわれたりするのでしょうか、ですが、いわれたとしても「もう少し早く予約を入れれば滞在許可証の有効期限内にランデブーが取れたはずだ」くらいでしょう。
2013年4月24日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

学生滞在からAUTO-ENTREPRENEUR滞在へ

質問。
例えば、学生の滞在身分でうまくAEを登録できたとします。
その後、学生としての滞在許可証の期限は切れる訳ですが、その後は、AEの身分で、どのような滞在許可証が得られるのでしょうか。
そこらへんがまだよく解っていないので、よろしくお願いします。
お答え。
学生としての滞在許可証の期限は切れるので、今後はAEで滞在して行こうというのであれば、
学生からAEへの滞在身分の変更手続きをすることになります。つまり、滞在許可証の更新+AEへの
身分変更手続き、ということです。身分変更が認められれば、滞在許可証が発行され、その滞在許可証にはAUTO-ENTREPRENEURと記載されることになります。
なお、AUTO-ENTREPRENEURは、職種内容によりCOMMERCANT、 ARTISAN、 PROFESSION LIBERALEの3種
に分かれます。従って、滞在許可証には、AUTO-ENTREPRENEURに加えて、  COMMERCANT、ARTISAN、
PROFESSION LIBERALEのいずれかが付記されるのが通常です。

2013年4月18日
滞在相談室   担当  岡本宏嗣

VISITEUR滞在とCARTE DE RESIDENTの申請

質問。滞在許可証の更新に、毎年、やきもきする家族です。夫婦2人と子ども3人で2010年に渡仏し
ました。夫は学生ビザ、私を含め子供はビジ ター・ビザで入国。子どもには、資金的援助は適用されていません。2か月後に滞在許可証の期限が切れるので、更新手続きに取り掛かっていますが、ある機関に
相談に行ったところ、夫にコンペタンス・エ ・タラン、のビザを申請してみては?と、いわれました。
もしこのビザ申請 が通れば、妻の私にも、労働許可が与えられるようですが、子どもの手当て(allocation famillialle)を受けられるのでしょうか? 
ま た、以前のコメント中に、ビジタービザから、10年ビザへの変更する際に、給与所得を明記すると効果的とありましたが、ビジターの場合、労働できないのが 法則ですよね。という事は、家族の給与所得が証明できたらよいという事でしょうか?また、5年間ビジタービザを保有するという過程には、コンペタンス・エ ・タランでの滞在期間は、加算されないのでしょうか?
お答え。
(1)夫が学生滞在からCOMPETENCES ET TALENTS滞在への身分変更が認められれば、夫には滞在許可証COMPETENCES ET TALENTS(3年もの。3年ごとの更新)が発給されます。質問者(妻)にはVIE PRIVEE ET FAMILIALE(1年もの。毎年更新)という滞在許可証が発給されます。この滞在許可証は自由に働くことができます。
(2)家族手当(ALLOCATION FAMILIALE)についてです。
 お子さん3人は日本出生のようです。フランス国外出生児は、家族手当支給の対象になりません。
 フランス国外出生児が家族手当支給の対象になるのは、家族呼び寄せ (REGROUPEMENT FAMILIAL)
という手続きを経た場合です。
(3)「以前のコメント中に、ビジタービザから、10年ビザへの変更する際に、給与所得を明記すると効果的とありました」です。「以前のコメント」がこのブログ(フランス/パリ滞在質問箱)記事であれば、
それは正確な理解ではありません。
①「ビジター滞在者が、過去5年間、所得申告をし、所得税を納めていれば、10年カードが発給されています」とは書きました。具体的には、パリの場合は過去5年分のAVIS D’IMPOSITIONの提出です。
過去3年分の提出、とするPREFECTURE(県庁)もあるかもしれません。このあたりのことはPREFECTURE(県庁)の裁量で、全PREFECTURE(県庁)一律ではありません。ちなみにPREFECTURE(県庁)は95あります。
②フランスでは収入活動に従事していない・従事できないのがVISITEUR滞在身分です。フランスでは所得が発生しません。従って、フランス国外(日本)からの生活送金を収入に見立てて申告する、ということになります。そして、そのフランス国外(日本)での財源は、人によって様々です。
以上①②のようなことを記しました。
③さて、VISITEUR滞在身分は、
(a)当人自身がVISITEURの場合 (b)配偶者としてVISITEURの場合に分かれます。
上記の①②は、(a)当人自身がVISITEUR滞在5年(以上)の場合について述べたものです。
④(b)配偶者としてVISITEURの場合とは、例えば、夫がSALARIEとして5年(以上)滞在し、CARTE DE RESIDENT
(10年カード) を取得済みです。妻の私もその配偶者として5年間(以上)滞在しています。ついては、夫と横並びでCARTE DE RESIDENT(10年カード)を発給してください」というものです。
質問者の滞在は「夫が学生滞在で妻が配偶者としてのVISITEUR滞在」の型に見えます。そして、「学生滞在」を5年続けてもCARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請資格が生じません。法的には学生滞在期間はカウントされないことになっています。ということで、夫が学生滞在以外の滞在身分に変更しないと
CARTE DE RESIDENT(10年カード)の取得につながらないでしょう。
(4)5年間ビジタービザを保有するという過程には、コンペタンス・エ ・タランでの滞在期間は、加算されないのでしょうか?の質問です。
 質問者の滞在状況から推察しますと、こういう設問ではないでしょうか。
①夫がCOMPETENCES ET TALENTS(3年もの)に身分変更出来た場合、過去の学生滞在年数(2年もしくは3年)はカウントされるか。カウントされれば5年(以上)滞在になり、CARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請資格が生じるのですが。 
これは、すでにお答えしたように、法的にはカウントされません。お子さんが3人いるので、寛大な処置温情措置でカウントしてくれることはあるかもしれませんが。
②質問者がVIE PRIVEE ET FAMILIALE(COMPETENCES ET TALENTS滞在の配偶者)に身分変更
出来た場合は、過去のVISITEUR滞在年数はカウントされます。VISITEUR滞在年数+VIE PRIVEE ET FAMILIALE滞在在年数が5年(以上)になれば、CARTE DE RESIDENT(10年カード)の申請資格
は生じましょう。

なお、以上が質問の答になっていない、ずれている場合は、okamoto@nihonjinkai.frへメールで
質問してください。

2013年4月18日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

所得申告の締め切りは、2013年5月27日(月)です

2013年度所得申告の締切りを2013年5月末日としていましたが、5月27日(月)と発表されました。「所得申告説明会」案内の該当箇所を訂正し、再掲載します。

第11回「所得申告説明会」
前年度(2012年Ⅰ月1日―12月31日)の個人所得を申告する時期が近づいて
きました。申告の締め切りは5月27日(月)です。今回初めて申告する方、より正確なhttp://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new#
知識を得たい方はぜひご参加ください。
日時:5月4日(土)10h30-12h頃
会場: 日本人会(19 rue de Chaillot 75116 Paris)
参加資格:当会の有効な会員
参加費:20ユーロ
要予約:TEL 01 4723 3358 FAX 01 4723 0576 e-mail :nihonjinkai@free.fr
説明会の内容: 所得申告用紙の種類、記入の仕方、税額の算出方法、低収入手当、
滞在許可との関連などをケース別(SALARIE 、ETUDIANT、 VISITEUR、
PROFESSION  LIBERALE(BNC/AUTO-ENTREPRENEUR)に説明します。
(commercant/artisanは除きます)。
なお、この説明会に参加した上で、さらに個別事情のある場合は個別相談室(要予約)
がありますので、ご利用ください。個別相談の予約は当説明会終了時に受付けます。
                *
「所得申告をすると所得税を取られる」は必ずしも正解とはいえません。無申告、申告の遅滞、仕組みをつかんでいないことによる見当違いの申告などのチェックが年々厳しくなっています。罰則金・遅滞金が厳密に課されるケースも多くなっていますので、ご注意ください。

ビジター・VISAと学生VISA

質問。夫がリヨンの大学院に進学するため、私自身も渡仏を予定しています。
私の場合は、visiteurビザになると思うのですが、大使館のHPで、visiteurビザは、Diploma、Certificateを目的としない語学学校が対象となっていました。
学校は、リヨンカトリック大学あるいはリヨン第2大学のフランス語コースを希望しているのですが、
両方の学校でIntensiveコースではdiploma、Certificateが出ると記載されていました。
Visiteurビザの場合、語学学校に通える時間数の上限が決まっているのでしょうか。
それとも、入学時にDiploma不要というような宣言をするのでしょうか。
Visiteurビザで入国し、たとえば半年後など途中から現地で語学学校に入学申請をすることは可能なのでしょうか。Visiteurビザや学生ビザで入国し、有効期限の間の出入国に制限はありますか。
お答え。
(1)学生・留学VISAとVISITEUR VISAの違いを述べたものでしょう。
学生は年間964時間上限で労働することができること、住宅手当がもらえること、の恩典があります。
従って、登録先の教育機関は、diploma、Certificateが出せる認可校であること、週あたり20時間見当
の授業のあること(のコースを選ぶこと)の条件があります。この条件を満たしていない場合は、学生
VISAは出しませんよ、が背景にあります。
従って、質問者が夫と同様に学生・留学VISAで渡仏したいのであれば、この条件を満たす必要があり、
満たしていない場合はVISITEUR VISAになりますよ、と読むべきでしょう。
但し、夫婦とも揃って学生VISAの申請は敬遠される傾向にあるようです。
(2)語学留学の場合は、認可された語学教育機関に(仮)登録し、週20時間見当の授業を受講することが学生・留学VISAの発給条件になりましょう。いいかえれば、例えば市が運営している無料もしくは無料同然の語学教室、教養・趣味講座、市中の私塾などは不可ということです。
一方、VISITEUR VISAは学業・学位の習得や職業資格の取得を滞在目的にしていないので、
なんらかかの学校で学ぶにしても任意、自由になります。
(3)そのことは、渡仏後、滞在許可証の申請の手続き、さらにはその更新の際に明らかになります。
学生滞在者は、登録証明あるいは在籍証明を提出しなければなりません。例えば、語学学校のように、
週4時間発音訓練コース、週10時間**コース、週N時間***コース、、、、、が選択できる場合、
週20時間見当のコースでなければなりません。2コースに登録し合わせて週20時間見当にしている学生も目立ちます。また、更新の場合には、今後の登録証明だけでなく、前年度の学業習得状況を求めれることがあります。学校によって、「**コース終了証明」とか「**教程修了試験合格証明」など証明書の書式は多種多様ですが、とにかく「去年1年、きちんと勉強してきたのでしょうね」ということです。これは、上述のように、学生滞在者が年間964時間上限で労働することができること、住居手当(ALLOCATION DE LOGEMENT)がもらえることから、とかく発生しがちな「名目学生」のチェックということです。
(4)一方、VISITEURの滞在許可証にあっては、「この地フランスでは職業活動をしていない」ことだけが
チェックポイントで、どこの学校にどう通っていようがそれはあなたの自由、ということです。
質問者が留学生の夫に同伴する配偶者としてVISITEUR VISAを取得した場合、問われるのは
夫と婚姻関係にあることの証明、生活財源の証明(夫との共通口座あるいは単独口座の残高証明)です。
「Visiteurビザの場合、語学学校に通える時間数の上限が決まっているのでしょうか。それとも、入学時にDiploma不要というような宣言をするのでしょうか。」とありますが、そんなものはあり得ません。
学生滞在には下限がありますが、Visiteur滞在には下限も上限もありません。
「Visiteurビザで入国し、たとえば半年後など途中から現地で語学学校に入学申請をすることは可能なのでしょうか」は、もちろん可能です。前出の市が運営している無料もしくは無料同然の語学教室、教養・趣味講座、市中の私塾などでも一向に構いません。
(5)Visiteurビザや学生ビザで入国し、有効期限の間の出入国に制限はありますか、です。
滞在初年度は、渡仏直後にOFII(移民局)に滞在登録手続きをして滞在登録シールをもらいます。この手続きに3か月見当(パリの場合)かかりますが、手続き終了後は出入国は自由です。手続き中の出入国は控えた方が無難でしょう。
2013年4月Ⅰ6日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

VISITEUR滞在と10年カード (続)

質問。
ビジターで渡仏して滞在許可証を更新していく際、 フランスで働いてはいけない誓約も続いていくと思うのですが、安定した収入とは日本の企業なり、フランス以外のどこかで収入を得ていると考えてよろしいで しょうか?そして夫婦である場合、2人とも安定した収入として最低所得以上の額を申告する必要があるのでしょうか?(2人合わせて年額36000ユーロ)
また、10年カードを取得した際、それはフランスで働く事ができる10年カードなのでしょうか?
お答え。
(1)毎年、更新の度に「フランスでは職業活動に従事しません」の誓約書を提出します。
(2)安定した収入の性質・内容はパリの場合は問われませんが、問う県庁もあるかもしれません。
   文面にあるように「日本の企業なり、フランス以外のどこかで収入を得ている」ケースが多いようです。その他には、日本にアパートを持ち、その賃貸収入がある、当人が日本で会社を経営しており、時折、一時帰国して業務にあたれば済む経営態勢にある、親族が経営している会社から役員報酬がある、出資者(株主)配当がある、預金がある、遺産相続がある、、、など様々です。最多は年金送金生活者でしょう。年金送金生活者の場合は、収入数字のハードルが低くなっていると見ています。
(3)夫婦である場合、2人とも安定した収入として最低所得以上の額を申告する必要があるのでしょうか?(2人合わせて年額36000ユーロ)。
 そう見ておけば安全、ということでしょう。申告額が上がったり下がったりの凹凸のないことが大事なポイントです。凹凸があるため「安定していない」の判定をされ、先延ばしになった実例がかなり
あります。
(4)CARTE DE RESIDENT(通称10年カード)は、就労についてはフランス国籍者(EU加盟国国籍者含む)
と全く同じです。どこかの会社に勤めて給与収入を売る、会社を設立して営業展開する、会社は設立せず、個人の資格で営業で収入を得る、店舗を持って商売をする、、、。あらゆる形態での収入活動が可能です。

2013年4月14日  
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

過去に数回、VISAの申請をしたが、いずれも却下されています。何をどうすべきなのか、途方に暮れているのですが、、、

質問。日本在住の30代の日本人夫婦です。これまで数回ビザの申請を行ってきましたが、全て却下となりました。直近の申請 は2012年7月です。学生ビザでの申請を検討していましたが、ある筋からの勧めでビジタービザで申請したのですが、ダメでした。先回のビザの申請ではどんな点がまずかったのかわからないので、何をどうすべきか分からない状況です。それで、何かご教示いただければ幸いです。ちなみに、フランスでの住居については、確保できる見通しです。
お答え。
日本でのVISAの申請・発給事情の詳細はこの地フランスからは見えません。一般的なことにとどまります。
「全て却下」とありますが、、毎回、VISAの種類を変えたのでしょうか。一貫して同じVISAを申請していたのを、今回初めてビジタービザの申請をしてみた、ということなのでしょうか。このあたりのことがわからないので、
お答えしにくい質問です。
さて、
(1)質問者の職業は何でしょう。現在の職業とフランス滞在目的との関係はどのようなことなのでしょう。例えば、美術系アーティストで、フランスで美術活動をしたい、ついてはまずフランス語を習得する必要がある、あるいは、美術系の学校への留学で創作技術を学び直したい、ということで学生ビザの申請は成立すると思います。以上は美術系アーティストの場合の例ですが、どんな職業であれ、フランス滞在の意味付け、位置付けがないと、VISAがおりにくいのではないでしょうか。ビジターVISAにしても同様です。30代とありますので、当然、職業を持っている、が前提になりましょう。その職業とVISITEUR(こちらフランスでは職業展開はしない・できない)滞在がどう意味付け、位置付けされるのか問われるのではないでしょうか。また、CONGE SABBATIQUE(モラルを高めるために異環境に身を置いてリフレッシュする)という滞在目的の設定もあります。
(2)滞在資金に余裕のあることも必要でしょう。
(3)質問文面は夫婦で同時に同一VISAを申請したかのように読めますが、これもおりにくい理由の
一つかもしれません。余程に資金の余裕があれば別ですが、まずは、一方が先行して滞在し、1-2年後にもう一方が、、、の時間差があったほうがよいかもしれません。
一般論としては、以上のようなことです。もう少し、こみ入った事情があれば、プライバシーに関わる
ことなので、okamoto@nihonjinkai.frへメールをください。
2013年4月14日
滞在相談室  担当 岡本宏嗣

ビジタービザでも、所得税を5年間払い、10年カードを申請することが可能なのでしょうか?


質問。
2013年4月11日付ブログ「VISITEUR滞在の更新、必要書類にavis d’impositionがあるが、、、」
についての回答中に、所得税を払って10年カードを申請するという文章についてご質問させて頂きます。
ビジタービザでも、所得税を5年間払い、10年カードを申請する事が可能なのでしょうか?
もし可能でしたら、算出方法は複雑だという事ですが、最低所得や最低の所得税支払額などは決まっているのでしょうか?
お答え。
まず、用語を正確にしておきます。
在日フランス大使館で取得するのはVISITEUR VISAです。
渡仏後、
①このVISITEUR VISAを居住地管轄のOFII(移民局)に提示することによって、滞在シール(VIGNETTE(VIGNETTE)が発行されます。滞在許可期間は1年です。
OFII(移民局)でのこの手続きは2009年後期から採用された方式で、それ以前は
渡仏初年度から以下の②の手続きでした。
②滞在を延長したい場合は、1年後(実際には満期になる4か月前に予約の取り付けが必要)に、今度は居住地管轄のPREFECTURE(県庁)にCARTE DE SEJOUR(滞在許可証)
の申請をします。CARTE DE SEJOUR(滞在許可証)の申請であって、在日フランス大使館で取得してきたVISITEUR  VISAの延長手続きということではありません。
発行される滞在許可証は、正確にはCARTE DE SEJOUR TEMPORAIREといい、1年間有効です。その滞在許可証上には滞在身分VISITEURと記載されます。
③1年後、さらに滞在を延長したい場合は、滞在許可証(CARTE DE SEJOUR TEMPORAIRE)の更新手続き(RENOUVELLEMENT)をします。滞在許可証の更新手続きであって、2年前に在日フランス大使館で取得してきたVISITEUR  VISAの再延長手続きということではありません。
④1年後、さらに滞在を延長したい場合は、、、、以下は③に同じです。このようにして、
毎年、滞在許可証(CARTE DE SEJOUR TEMPORAIRE)の更新(RENOUVELLEMENT)をします。その更新手続きの際に、提出すべき諸書類の中にAVIS D’IMPOSITION(所得・納税証明)がある、ということです。
次に、本題「VISITEUR滞在でも所得税を5年間払い、10年カードを申請する事が可能なのでしょうか?」
です。法律上、申請資格があります。そして、実際に取得している実例は多数あります。
⑤法律上は外国人滞在管理法(CESEDA)のL314-8条の規定です。
この条項は、「途絶えることなく連続して5年以上フランスに滞在している」場合にCARTE DE RESIDENTが申請できることを規定したものです。但し、
(a)学生(ETUDIANT/ELEVE)の滞在身分
(b)SALARIE EN MISSIONの滞在身分
この(a)、(b)での滞在は該当しません。また、(a)、(b)での滞在期間はカウントとされないことになっています。つまり、学生で連続5年間以上滞在しても申請資格はありません。また、3年間学生で滞在し、
SALARIEに身分変更(CHANGEMENT DE STATUT)して2年滞在、合わせて5年滞在というのも採用されません。
学生滞在期間はカウントされないためです。SALARIE EN MISSIONは、日本のA社に勤務している人が、
A社と同一グループあるいは資本・技術・営業・人事、、、などで関係のあるフランスのB社に派遣される場合に該当する滞在身分で、3年ものの滞在許可証が発行されます。更新は可能ですがMISSION(派遣による役務)が終了したら日本のA社に戻ることが前提になっていますので、その滞在期間はカウントされないことになっています。
さて、本題から外れました。VISITEUR滞在5年は、該当する滞在身分に入っています。
⑥「途絶えることなく連続して5年以上フランスに滞在している」こと以外の条件は以下のようです。
(a)フランスの健康保険(ASSURANCE MALADIE-MATERNITE)に加入していること。これは、ASSURANCE MALADIE-MATERNITEの有効証明の提出。
(b)職業を持ち、収入が安定していること。これは、パリの場合は、過去5年間のAVIS D”IMPOSITION(所得・納税証明)の提出。県庁(PREFECTURE)によって異なるのが実情。
(c)住居が安定していること。部屋借り(アパルトマン内の一室借り)・孫借り・居候(無賃宿泊)では
なく、家主と直接に賃貸契約を交わした住居物件であること。これは本人名義のガス・電気のFACTUREの提出。
(d)申請時にフランス語力のテスト、フランス市民としての心得講座の受講を課せられることがある。
フランス語力が低い場合は、上限400時間でフランス語講座の受講を課せられることがある。
なお、VISITEUR滞在5年でCARTE DE RESIDENT(10年カード)を取得したケースで、フランス語力のテスト、フランス市民としての心得講座の受講を課せられた実例は、当相談室利用者ではいません。
次ぎに最低所得や最低の所得税支払額などは決まっているのでしょうか?です。
最低所得は、SMIC(法定最低賃金)相当です。2012年4月現在、月額で約1500ユーロ見当、年額で約18000ユーロ見当です。実際にはこのミニマム数字を越えた送金額を申告した方が審査にはプラスでしょう。最低の所得税支払額は決まっていないと見ています。年間18000ユーロで申告した場合、単身滞在者で税額は930ユーロ見当です。カップル≪夫婦)では所得税は発生しません。ゼロです。
2012年4月15日
滞在相談室  担当  岡本宏嗣

VISITEUR滞在の更新、必要書類にavis d’impositionがあるが、、、

質問。
パリ在住です。VISITEUR滞在許可の更新を控えています。
更新に必要な書類の中の一つに、Dernier avis d’impositionがあります。
これは直近年度の納税証明書のことだと思うのですが、フランスでは収入がなく、また収入を得ない誓約書も更新に必要な書類として提出することになっています。この点、どう考えたらよいのでしょうか。
お答え。
(1)まず、スケジュールの説明から入りましょう。フランスでは1月から12月の1年間の所得収入を
翌年の5月末日締切りで申告します。これをDECLARATION DES REVENUSといいます。現時点2013年4月で考えて見ますと、2012年Ⅰ月―12月の所得収入を来る5月の末日までに申告することになります。ボクは2012年11月からフランス滞在です、という人は2012年11月、12月の2か月分の所得収入を来る
5月の末日までに申告することになります。この申告を税務局にしますと、8月中下旬から9月にかけてAvis d’imposition(AVIS D’IMPOTS)というカミが税務局から送られてきます。従って、以上のようなスケジュールを踏みますと、Avis d’impositionが提出できることになります。質問者がこの5月に所得申告をすれば、秋口以降(9、10、11月)の更新(PREFECTUREへの出頭日)であれば時期的には提出できることになります。
(2)Avis d’impositionは、申告額、課税対象額(経費を差し引いた実質収入)、税額などを記したものです。後述しますが、当相談室主宰の所得申告セミナ―では、配布資料の中に実物見本が所収されています。
(3)次に、VISITEUR滞在者の所得申告とAvis d’impositionの実際について、です。
①この地フランスでは収入がないので、所得申告はしていない。日本ではしている。
 その旨を一筆記して、毎年、提出しているケース。また、一筆に加えて日本での確定申告書の
要点をフランス語に訳して添えているケース。
②所得申告はしている。但し、フランスで収入がないのでゼロ申告をしている。従って、avis d’imposition
での税額はゼロ。それを提出している。
③日本からの送金額を「フランス国外からの収入」として2047という申告用紙で申告している。
日本で税処理済みの収入なので所得税は課税されていない。税額ゼロのAvis d’impositionを提出している。
④日本からの送金額を所得収入に見立てて申告し、所得税を支払っている。あるいは、申告額が課税対象額以下なので所得税は発生していない、ゼロである。いずれもavis d’impositionを提出している。
但し、後者は税額ゼロのavis d’imposition。
大別すれば、以上のようになりましょう。VISITEURとこの税金問題は、滞在期間の長さとも連動しています。
VISITEUR滞在許可証の更新の際の窓口対応も様々で一様ではありません。
⑤かれこれ10数年、毎年①の提出で更新されている。「ハイハイ、前回と同じですね」で、一種の既得権になっている。
⑥最初の3年は②で通ったが、4年目に「そろそろこちらフランスで所得税を払ってください」と嫌味をいわれたので、④に切り替えた。
などの実例があります。
また、今後の滞在プランとも関係して来ます。2-3年で帰国する人は「いかに払わないか」に腐心できますが、長期に滞在する予定で、CARTE DE RESIDENT(10年カード)を申請取得したい場合は、
⑦パリの場合、5枚(過去5年分)のAvis d’impositionの提出が必要とされています。Avis d’impositionの5年分の提出といっても、提出すればいいというわけではありません。毎年、納税額がゼロではCARTE DE RESIDENT(10年カード)は出てきていない実情です。いいかえれば、所得税が発生する送金額を申告して所得税を5年間払う。これがVISITEUR滞在でCARTE DE RESIDENT(10年カード)を申請取得する条件といえます。実際に取得できた実例から申し上げています。これは法規定ではなく、方針ですから、PREFECTURE(県庁)によっては3年でよい県庁もありましょう。事実、あります。
 それでは、いくら申告すればいくらの所得税になるのか、これについては複雑な算出式があります。
このブログではとても説明しきれません。当相談室主宰の「第11回所得申告説明会」をご利用ください。
第11回「所得申告説明会」
前年度(2012年Ⅰ月1日―12月31日)の個人所得を申告する時期が近づいてきました。
申告の締め切りは5月末日です。今回初めて申告する方、より正確な知識を得たい方はぜひご参加ください。
日時:5月4日(土)10h30-12h頃
会場: 日本人会(19 rue de Chaillot 75116 Paris)
参加資格:当会の有効な会員
参加費:20ユーロ(配布資料代)
要予約:TEL 01 4723 3358 FAX 01 4723 0576 e-mail :nihonjinkai@free.fr
説明会の内容: 所得申告用紙の種類、記入の仕方、税額の算出方法、低収入手当、
滞在許可との関連などをケース別(SALARIE 、ETUDIANT、 VISITEUR、
PROFESSION  LIBERALE(BNC/AUTO-ENTREPRENEUR)に説明します。
(commercant/artisanは除きます)。
なお、この説明会に参加した上で、さらに個別事情のある場合は個別相談室(要予約)
がありますので、ご利用ください。個別相談の予約は当説明会終了時に受付けます。
                *
「所得申告をすると所得税を取られる」は必ずしも正解とはいえません。無申告、申告の遅滞、仕組みをつかんでいないことによる見当違いの申告などのチェックが年々厳しくなっています。罰則金・遅滞金が厳密に課されるケースも多くなっていますので、ご注意ください。
2013年4月11日  
滞在相談室   担当  岡本宏嗣  

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