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ヴィジター・ヴィザと居住証明

質問
VISITEURヴィサの申請の際の住居についておうかがいします。
一緒に渡仏する友人は、フランスに既に住宅を購入していて持ち家があり、私も、そこで一緒に居住することになります。
さて、ヴィサ申請の条件に、友人の住居証明と滞在許可書が、必要とあります。
今回、友人、私とも一緒にヴィサ申請する予定なので、友人には滞在許可書がありません。この様な場合は、どのようにすれば、良いのでしょうか?
お答え。
VISITEURヴィサの申請に当っては、フランスでの住居の有無が問われます。
まず、極めて一般的なケースを記してみます。
(1)当人名義で居住物件を賃貸契約済みの場合。
   当然のことながら賃貸契約書を提出することになります。
(2)知人宅に身を寄せる場合。
(a)「確かに居住を提供する」旨を記した知人の一筆。これをATTESTATION D'HEBERGEMENTといいます。
(b)その知人が架空の人でないことの証明のために、身分証明書(のコピー)。知人がフランス人(国籍者)の場合は、フランス国民証(CARTE NATIONALE D'IDENTITE)
、外国人の場合は「滞在許可証」CARTE DE SEJOUR)。
(c)その知人が確かにその住居物件に住んでいる(確保している)ことを証明する
ために「電気使用料請求書」(FACTURE D'ELECTRICITE」(のコピー)。ガスあるいは電話の「使用料請求書」でもよいとされることもあります。但し、それらが知人の名義になっていることが必要です。また、提出時点で極近のもの。
(d)以上の(a)(b)(c)3点が居住証明になりますが、(a)(b)だけでよいとされる場合もあるでしょう。

以上の(1)あるいは(2)が一般的なケースです。
さて、ご質問のことです。
文面を拝見すると、その友人はフランスに住居物件を所有しているものの滞在許可証を所持して居住はしていない、ということのようです。その友人は所有している物件に自分自身が住み、かつ質問者にも居住を提供する。そのために、両人ともVISITEUR VISAを必要としている、このように読みました。これを前提にお答えします。
(3)友人については、物件所有抄本(ACTE DE PROPRIETAIRE)を提出します。
(4)質問者については、物件を所有しているその友人に(a)を書いてもらう。
理屈の上からは、こうなるでしょう。他に提出すべき必要書類があれば、大使館窓口から指示があると思います。

2011年3月29日   回答者   在仏日本人会滞在相談室担当
                    岡本宏嗣
                   



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学生滞在者のアルバイト労働

学生ビザでの短期労働の件です。数点、質問させていただきます。
(質問1)学生ビザの場合、年間964時間/週20時間の労働が許可されていますが2~3週間の間、35時間
労働することは可能でしょうか?
(回答1)年間の合計労働時間が964時間を越えなければよい、ということです。
例えば、週35時間ベースで3週間労働すれば、35×3=105時間を消化したということです。
そして残りは964ー105=859時間ということです。
学業休暇(VACANCE SCOLAIRE)期間中、とりわけ7月、8月、9月は週35時間ペースで1か月あるいは2か月、場合によっては3か月間集中的に働く例は少なくありません。なお、学業休暇(VACANCE SCOLAIRE)期間ではなく学期中の労働時間としては、学業に差し障りのない週当たりの労働時間として週20時間が目安とされています。
(質問2)業界全体が大変忙しい時期にある場合、残業や休日出勤をする可能性も高いのですが、時間外労働をすることもできるのでしょうか?その場合には、事前の申請が必要になるのでしょうか?
(回答2)時間外労働も上限964時間の中に含まれます。事前の申請は、労働法あるいは業界労働協定 (CONVENTION COLLECTIVE)の規定に従って、当の会社あるいは職場がその地域の労働監督局に必要に応じてするもので、「学生の労働」だから時間外労働の事前申請が必要になるわけではありません。
(質問3)現在は日本の保険会社の留学保険に加入しておりますが、この保険でフランスの会社で働くことは可能でしょうか?
(回答3)フランスの会社で働き給与を得る場合は、フランスの社会保険(SECURITESOCIALE)に加入し、その給与額に対して保険料を支払うことになります。保険料の支払いは給与からの自動天引きです。
(質問4)実際に労働をする場合、会社側が外国人学生雇用のためにしなければならない申請はあるのでしょうか?
(回答4)「外国人学生(ETUDIANT ETRANGER)が労働する場合」については、雇用者(勤務先)はPREFECTUREに届出をしなければなりません。これについては、外国人管理法の該当条文(日本語訳)を掲げておきます。
外国人管理法/政令R.341-4-3条2項
雇用主による事前の届出は、雇用開始日から少なくとも2日前までに、当のETUDIANTに滞在許可を発行した県庁長官(PREFET/パリの場合はPREFET DE POLICE)宛になされること。書式は、郵送書留(受理証明付き)もしくはE-メールのこと。この届出には当のETUDIANTの滞在許可証コピーを添えること。
届出には、以下を記載のこと
a)企業名、個人営業主の場合はその氏名、営業登録番号、URSSAF等のSECURITE SOCIALE関係の登録番号
b)当人(ETUDIANT)の氏名、国籍、生年月日、出生地
c)当人(ETUDIANT)の「滞在許可証」番号
d)職種、契約期間、年間労働時間
e)雇用開始予定日

《説明》
以上のことから、学生のアルバイト労働(給与収入)については、
・ETUDIANTの滞在許可所持者であること。
・年間の労働許可時間は964時間上限であること。
・労働許可地域はフランス本土であること。
・就労にあったては、雇用主側がPREFECTUREに届出ること。
・届出るPREFECTUREは、当のETUDIANTの滞在許可を発行したPREFECTUREであるこ
と。こういったことになります。

以上。回答者  在フランス日本人会  滞在相談室担当  岡本宏嗣


ワーホリでのSTAGE、その賃金

質問。
ワーホリで、職業研修労働で働く場合の賃金について質問させていただきます。
CVを提出した職場から「スタージュでなら傭ってもいい」といわれています。
私はコンベンション・スタージュ契約の資格がなく(学校に通っていないため)、これは「見習い研修」のことと理解しています。ただ、賃金が、フランス労働法の最低賃金に満たない「お小遣い程度」と提案されているのですが、私としてはフランスで働くことができるチャンスなので、この提案を受け入れたいと思っています。
これは双方にとって違法なことになるのでしょうか?(会社のオーナーは税金・社会保険料は義務なので支払うといっていました)。
お答え。
(1)違法かどうか、について。
「職業研修労働」「見習い研修」は、フランス語でSTAGE PROFESSIONNELといいます。
質問者は外国人(フランス国籍者ではない)なので、「外国人の職業研修労働」「外国人の見習い研修」ということになります。外国人滞在管理法に照らしますと、ちょっとネジレていますが、1年間の労働許可のあるワーホリですので、違法とまではいえないでしょう。違法労働として罰せられる心配はない、といえましょう。
(2)賃金について。
STAGEの場合、フランス労働法の最低賃金に満たない「お小遣い程度」は違法ではありません。これは「学校に通っていればコンベンション・スタージュ契約の資格がある」STAGEの場合でも同じです。研修者(STAGIAIRE)に支払われるのはGRATIFICATION(お小遣い/ご苦労さん賃)といい、法律では「STAGE期間が3か月を越える場合は、少なくともフランス労働法の最低賃金(*)の1/3相当のGRATIFICATIONを支払わうこと」とされています。
これは、下限規定です。上限規定はありません。
(*)フランス労働法の最低賃金
   SMICといいます。現行のSMICは週35時間労働で月額1365ユーロです。この1/3相当は月額455ユーロになります。

2011年3月2日  回答者
           在フランス日本人会滞在相談室担当 岡本宏嗣

{2011年3月5日に一部修正してあります)


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