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EU加盟国籍者とのPACSと滞在許可証

質問。
滞在許可証の身分は学生です。スペイン国籍者とのPACSを考えています。フランスに5年住んでおり、一緒に住んで3年になります。この状態で、私たちがPACSをした場合、私(日本人)にはフランスでの労働許可がおりるのでしょうか?
お答え。
(1)結婚の場合。
スペインはEU加盟国ですから、スペイン国籍者との「結婚」であればおります。
(2)「PACS」の場合(1)
フランス国籍者とのPACSであれば、法律上は微妙な不透明部分があるのですが、パリおよびパリ近郊の数県庁では「少なくとも1年以上の共同生活が立証できる」ことを条件に、労働許可を含んでいる「VIE PRIVEE ET FAMILIALE」という滞在身分の滞在許可証が実際に出ています。また、パリの場合は、申請の手引(配布パンフレット)にも、手続/手順が記されています。
(3)「PACS」の場合(2)
フランス以外のEU加盟国の国籍者と非EU加盟国(日本)国籍者とがPACSを交わした場合の滞在許可証については法律上、さらに微妙な不透明部分があり、入組んだ説明を要しますが、非EU加盟国(日本)国籍者が学生の身分でフ
ランス滞在している場合は不可の確率が高いのですが、EU加盟国の国籍者/その家族向けの窓口に、ダメモトで
申請してみる手はあります。

在仏日本人会  滞在相談室  担当  岡本 宏嗣






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VISITEUR VISA申請での質問

質問。
VISITEUR VISAの申請について、フランス大使館のHPではよくわからない点がいくつかありますので、教えてください。まず、一点目、、、、二点目、、、、三点目、、、。
お答え。
在日フランス大使館の渡仏VISA発給事情については、同大使館のHP以上のことはわかりません。注意点のみ挙げます。
フランス語版/日本語版の双方を注意深く読み込んででください。PRISE EN CHARGESの書式もあります。
あれこれ迷わず、記されている書類のみ提出します。「それ以外の書類の提出を後日、追加請求することがある」ということがしばしばありますので。

回答者  在フランス日本人会  滞在相談室   岡本 宏嗣




ワーホリ・STAGE・出張

質問。
ワーホリの滞在身分でフランスの会社で働いています。来月に日本で見本市があるので、フランス人社長と出張する予定ですが、この場合の出張経費(航空運賃費、交通費、滞在費etc)や見本市での仕事に対する報酬などはどうなりますか。また、これは別のことですが、雇用契約書等の契約は未だ交わしておらず、大使館からの案内手引に記載のあった外国人労働管理局への申請も行っておりませんので心配です。あまり遅れるとトラブルが起きないでしょうか。
お答え。
「フランスの会社で働いています」とありますが、どのような契約で働くかによります。雇用契約書等の契約は交わしておらず、とありますが、
(1)労働契約(CONTRAT DE TRAVAIL)で働く。
(2)外国人研修協定(CONVENTION DE STAGE POUR L'ERANGER/外国人滞在管理法L313-7-1)で働く。
大別すれば、この二つになりましょう。
(3)労働契約(CONTRAT DE TRAVAIL)で働く場合は、
最低時間給、週当たり労働時間、残業、有給休暇、各種社会保障、交通費支給などの諸労働条件にフランス労働法あるいは同業種労働協約(CONVENTION COLLECTIVE)が適用されねばなりません。質問者の場合、日本への出張とのことですが、出張(フランス国内/国外)旅費、出張先での滞在費・移動費などについても規定に従って支給あるいは精算されることになります。こうした細かい規定はその会社の会計士が担当するのが通常です。
(4)外国人研修協定(CONVENTION DE STAGE POUR L'ERANGER)で働く場合は、
原則的に研修生/研修者の自費滞在になります。フランス労働法あるいは同業種労働協約(CONVENTION COLLECTIVE)が適用されません。会社側は給与支払いの義務はなく支払ったとしてもGRATIFICATION (心付け/ご苦労さん賃)でもよい、とされています。
質問者の場合、日本への出張とのことですが、日本への出張までも全額自費負担は出来ないということでしょう。その場合は、外国人研修協定(CONVENTION DE STAGE POUR L'ERANGER)とは切り離して、1週間とか10日間とかの限定期間のみに適用される「出張覚書」(CONTRAT DE DEPLACEMENT/CONvENTION DE DEPLACEMENT)を別途に交わすべきではないでしょうか。この「出張覚書」で、航空運賃費、交通費、滞在費etcや見本市での仕事に対する報酬などを明確にする、ということではないでしょうか。
ワーホリは、1年間の限定期間ですが、その期間内であれば、労働契約(CONTRAT DETRAVAIL)を交わすことができます。また、外国人研修協定(CONVENTION DE STAGEPOUR L'ERANGER)を交わすこともできます。さらには、通常時の外国人研修協定(CONVENTION DE STAGE POUR L'ERANGER)と出張期間中のみに適用される「出張覚書」(CONTRAT DE DEPLACEMENT/CONvENTION DE DEPLACEMENT)の双方を交わすこともできます。但し、雇用者側が同意すればですが。
最後に、「フランス大使館からの案内手引に記載のあった外国人労働管理局への申請」は必要なくなりました。
この点での心配はなくなっています。
2011年1月24日
回答  在フランス日本人会滞在相談室  担当  岡本宏嗣



結婚・PACSと滞在身分の変更

質問。
現在、学生の滞在許可証で滞在しています。近々に、CARTE DE RESIDENT(10年
カード)を所持している日本人男性と結婚する予定です。この結婚によって私の滞在
身分は変わるでしょうか。学生の滞在許可証から別の滞在身分の滞在許可証に変わる
でしょうか。また、結婚ではなくPACS の場合はどうでしょうか。
お答え。
質問者の配偶者あるいはPACSパートナーがフランス国籍/EU加盟国籍であれば、
(1)結婚の場合。
学生身分の滞在許可証をVIE PRIVEE ET FAMILIALE(個人・家族生活/1年ものの
滞在許可証。更新可)という滞在身分の滞在許可証に変えることが出来ます(外国人
滞在管理法I313-11-4゜)。
VIE PRIVEE ET FAMILIALEは、オールマイティカードとされるCARTE DE RESIDENT
/10年カードの1年版です。
(2)PACSの場合。
少なくとも1年以上、共同生活をしていることの証明ができればVIE PRIVEE ET
FAMILIALE(同上)が発給されます(外国人滞在管理法I313-11-7゜)。

質問者の配偶者あるいはPCSパートナーは日本国籍(非フランス国籍/非EU加盟国
籍)なので、(1)(2)とも該当しません。従って、結婚によってもPACSによって
も滞在許可証には何の変化もありません。
(3)出産/育児という局面になった場合は、学業を継続できない、という理由
でVISITEUR の滞在身分への変更が大むね認められています。ご承知のようにVISITEUR
の滞在身分には、就労が認められていません。
(4)結婚の場合は、REGROUPEMENT FAMILIALE(略称RF/家族呼寄せ)という
手続きを経れば、VIE PRIVEE ET FAMILIALE(同上)が発行されます(外国人滞在管理
法I313-11-1゜)。
これは、CARTE DE RESIDENT(10年カード)を所持している日本人配偶者が
「日本にいる妻・子をフランスに呼寄せたい」という手続きです。
手続きの窓口はOFFICEFRANCAIS DE L'IMMIGRATION ET L'INTEGRATION
(フランス移民局)です。
(5)RF手続きをするためには、質問者は日本在住者にならねばなりません。
フランスに在住していたのでは「日本にいる妻(子)をフランスに呼寄せたい」になり
ません。「現在、学生の滞在許可証で滞在しています」との文面ですが、その滞在許
可証が満期になったら更新手続きはせずに、日本へ帰国し日本在住者になるというこ
とです。
このRFF手続きの実際については、込入り組みますのでここでは詳述しません。
在仏日本人会の「滞在相談室」(定期相談日 毎月第2、第4火曜日)をご利用くだ
さい。
(6)RF手続きを経ればVIE PRIVEE ET FAMILIALE(同上)が発行されますが、
3年滞在を消化した4年目にCARTE DE RESIDENT(10年カード)が発給されます(外国
人滞在管理法I314-9-1゜)。


回答   在仏日本人会 滞在相談室  担当  岡本 宏嗣


PACS/VISA/滞在許可証の関係

質問。
「PACSとVISAについて教えて下さい」
フランス人男性とPACSを交わし、フランスでの生活を考えていますが、PACSでは
長期滞在VISAがおりないようです。こうした場合、どのような渡仏VISAがあるのでし
ょうか。また、出来れば生活に慣れた後に何かしら働きたいとも考えています。
お答え。
(1)「PACSでは長期滞在VISAがおりない」ということであれば、「学生滞在VISA」
か「VISITEUR VISA」でしょう。
(2)「出来れば生活に慣れた後に何かしら働きたい」を考慮すれば、年間964時
間の労働を認めている「学生滞在VISA」しかありません。ご存じのように「VISITEUR
VISA」は一切の職業収入活動を認めていません。その旨の誓約状(DECLARATION SUR
HONNEUR)も出さねばなりません。
(3)滞在費に不足がある場合は「借金」という手の他にPRISE EN CHARGEがあり
ます。これはフランス側に滞在生活を保証してくれる引受け人がいる場合です。
但し、引受け人は収入証明(給与明細、あるいは年間収入証明)が必要です。
(4)ところで、大切な点は、以下のことです。
(a)フランス国籍者と{PACS」を交わしているということで発給されるのは、VIE
PRIVEE ET FAMILIALEという滞在身分の「滞在許可証」(CARTE DE SEJOUR)です。
このカードは労働許可、商業許可、各種の職業許可を含んだカードですから自由
に働くことが出来ます。また、働かないでいることもできるオールマイティカード
(1年ものの滞在許可。更新可能)です。
(b)VIE PRIVEE ET FAMILIALEを取得する条件としては、フランス国籍者と「PACS
」を交わしていることのほかに、「少なくとも1年以上の共同生活があること」です。
そして、その共同生活の期間には「但し、フランス以外の国での共同生活期間は
含めない」という規定が加わります。「この地フランスで少なくとも1年以上の共同生
活があること」ということです。
(c)ということは、少なくとも1年以上は何らかの滞在身分の滞在許可証を所持し
ていなければならない、ということです。「フランスで1年以上共同生活をしています
が、滞在許可証は持っていません」では不可です。3か月ごとにフランスへ入出国して
いるとか、滞在許可証を申請取得せずに1年以上滞在してきたとかでは不都合です。
(d)上述(2)で「学生滞在VISA」について触れましたが、これに即して説明しま
すと
*在日フランス大使館で「学生VISA」を取得して渡仏する。
*渡仏後、学生滞在身分の「滞在許可証」(仮手続きも含む)を申請取得する
(渡仏前に在日フランス大使館で「学生VISA」を取得して来ないと学生滞在身分の
「滞在許可証」は申請できません)
*学生滞在身分の「滞在許可証」の滞在許可期間は、最長で1年ですので、それ以
下の場合は更新手続をします。
*「少なくとも1年以上の共同生活滞在」を立証できる時点で、手持ちの「学生滞
在身分の滞在許可証」を「VIE PRIVEE ET FAMILIALEの滞在身分の滞在許可証」に変
更申請することになります。
*「学生滞在VISA」を「VISITEUR VISA」に、「学生滞在身分の滞在許可証」を
「VISITEUR滞在身分の滞在許可証」に置き換えても全く同じことがいえます。

PACSを交わしていること、在日フランス大使館でのVISA、渡仏後の滞在許可証。
この3つは以上の関係にあります。


在仏日本人会  滞在相談室  担当 岡本宏嗣


外国人研修生(STAGIAIRE ETRANGER)

質問。
新年明けましておめでとうございます。
ワ-ホリで渡仏、1月よりフランスの会社で働き始める予定です。
ところで、フランスでの私の身分は、日本のある大学の留学生で、その会社に研
修に来ているということになるのだそうです。会社/私とも税金や社会保障費など
負担しなくてよい慣習的に行っている方法だそうです。
これまで耳にしていた「CONVENTION DE STAGE D'ETUDIANT」ではなく
「CONVENTION DE STAGE DE SALARIE」でもなく、また日本の企業から派
遣されているという扱いでもなく「1年間雇います」といわれました。
このような私のケースに何か問題はないのでしょうか。後々トラブルになる
ようなことはないのでしょうか。
お答え。
新年明けましておめでとうございます。
結論からいえば「まあ、問題になるようなことはないでしょう。後々トラブルに
なるようなこともなさそうです」ということです。こんな楽観的な見通しだけでは
お答えになりませんので、質問者がどういう滞在身分に置かれているかを説明します。
(1)質問者の置かれている状況を文面から総合判断しますと、質問者は、
STAGIAIRE ETRANGER(外国人研修生)という滞在身分になりましょう。
法的には、外国人滞在管理法L313-7-1とR313-10-1の規定が該当します。
(2)STAGIAIRE ETRANGER(外国人研修生)は、第1種と第2種の2種類あります。
(1種)各種の資格・認定取得などにつながる研修
当の外国人研修生/研修者は 自国(ここでは日本)の大学等の学部・学科あるい
は職業教育・訓練学校等に所属しており、 自国(同)のそれら所属先で各種の資格
、認定などを取得するために在フランスの企業等での研修が必要な場合。つまり、
フランスの制度下にある資格、認定を得るためのフランス滞在ではなく、自国(同)
の制度下にある資格、認定を得るために在フランス企業等での研修が必要条件、必修
課目となっている場合。ちなみに、フランスの制度下にある資格、認定を得るための
研修は、質問者の文面にもある「CONVENTION DE STAGE D'ETUDIANT」あるいは
「CONVENTION DE STAGE D' ETUDE」になります。
(2種)通常の研修
 A国のA企業(など各種の機関、組織)所属のAがフランスのB 企業(同)で研修
をする。A企業(など各種の機関、組織)とB 企業(同)との間に、同一グループ関
係、販売契約、技術交流など営業上の諸関係がある場合も含む。
この文章の中のA国を「日本」とすれば文意はお分かりいただけると思います。
(3)STAGE滞在が認められる期間
(1種)は6か月。延長の可否については規定がありません。(2種)は12か
月。6か月延長が可能でトータル18か月が上限。
(4)以上の(2)と(3)から、質問者のケースは、1種と2種の折衷に思われ
ます。
質問者はETUDIANT(但し年間964時間労働が上限)、SALARIE、STAGIAIREのい
ずれの労働形態でも就労できるワーホリVISA(但し1年が上限)を所持しているので、1種と2種の厳
密な区別は問題にならないでしょう。冒頭での回答者の楽観的な見通しの根拠(のひ
とつ)がここにあります。
(5)最後にSTAGE(研修)期間中の滞在費です。STAGIAIRE(研修生)は基本的
には自費滞在者であり、SALARIE(給与収入者)ではありません。 
STAGE先の会社が(金額はわかりませんが)支払ってくれるとしても、それはSALAIRES(給与)ではな
くgratification (心付け/ご苦労さん手当)であり「会社/私とも税金や社会保
障費など負担しなくてよい」性質のものです。冒頭での回答者の楽観的な見通しの
根拠(のもうひとつ)がここにあります。ちなみに、R313-10-1での規定を掲げておき
ます。
(a)1種の場合
当の外国人研修生/研修者は、月当たりフランス政府給費留学生に支給される給
費額相当(*)の滞在費の用意のあること。なお、この数字には研修受入れ先から
のGratification(心付け/ご苦労さん手当)を含めてもよい。
(b)2種の場合
当の外国人研修生/研修者にSMIC相当額(**)の滞在費用の用意のあること。
この数字には、A企業(など各種の機関、組織)からの手当(給与送金など)、
受入れ先B 企業(同)からのGratification(心付け/ご苦労さん手当)を含めてよい。
(*)月額615~767ユーロ(学士、修士前・後期、博士課程により幅あり)
(**)週35h労働で月額1365ユーロBRUT(額面)/1160ユーロNET
(手取り)

こんなお答えになります。

2011年1月2日   回答者 在仏日本人会滞在相談室担当  岡本宏嗣



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