FC2ブログ

Mutuelleの退会手続きについて

質問。Mutuelleの退会手続きについて
現在の職場で前職と違うMutuelleに加入した際、以前のMutuelleが継続されたままになっているので一本化するようにとの通知を受けました。
サイトにアクセスし、職場を変わったことをメールしましたが「前職場のcertificat de travailのコピーを送るように」との回答でした。
これはいわゆる離職票のようなものと認識していますが、私は前パトロンから受け取っておらず、また今となっては連絡をしにくい状況にあります。そもそもMutuelleの脱退は被雇用者が申し出なければならないものなのでしょうか?
新たに加入したMutuelleを有効化するために他に方法はないものでしょうか?

お答え・見立て。これは当滞在相談室ではなく、保険相談室向けの質問ですね(但し、保険相談室は7月、8月は休室でしょう)。門外漢のよもやまハナシになります。          
文面に「前職場のcertificat de travailのコピーを送るように」との回答でした。これはいわゆる離職票のようなものと認識していますが、私は前パトロンから受け取っておらず」とあります。
これは受け取っているのではありませんか。勤務先を辞める際は、それがケンカ別れであっても雇用者側が出さなければならない書類です。もし、もらっていないのであれば「今となっては連絡をしにくい状況にもかかわらず」何とか連絡を付けて発行してもらってください。
また、「そもそもMutuelleの脱退は被雇用者が申し出なければならないものなのでしょうか?」とあります。 
Mutuelleの脱退手続きは、被用者(SALARIE)ではなく雇用者(会社側)の申し出によりましょう。
被用者は毎月の給与からMutuelle保険料の本人負担分が差し引かれていますが、雇用者は「被用者負担分+雇用者負担分=保険料」の職場全員数分を3か月ごとに年4回支払っています。加入・脱退に主導権を握っているのは雇用側でしょう。
ところで、Mutuelle加入制度は2016年度から大きく変わりました。前職場のCERTIFICAT DE TRAVAILを提出すれば、別保険会社のMutuelleに新規加入できるようになったのでしょうか。
このあたりの事情は、門外漢には分かりません。専門家に教えていただきたいです。


2020年7月27日 相談室  岡本宏嗣
スポンサーサイト



「フランス/パリ滞在質問箱」に時折り割り込んで掲載(第23回)  私書函版「フランス/パリ・子育て雑記」(第23章)

「フランス/パリ滞在質問箱」に時折り割り込んで掲載(第23回) 
私書函版「フランス/パリ・子育て雑記」(第23章)

雑感「フランス/パリ・子育て」の周辺(3)―マスクと距離―

次男坊が小学校(ECOLE ・エコール/5年制)の高学年の時期だったか中学校(COLLEGE・ コレージュ/4年制)の低学年生だったでしょうか。
ある日のある時、あるフランス人から勤務先日本人会に電話が入りました。
「日本大使館に電話を入れたところ、そういうことについては日本人会という組織団体があるので、そちらに問い合わせてください」ということなので、こうして電話を入れている次第です、がそのフランス人の前口上でした。
本題はこういうことでした。
「MON QUOTIDIEN」(モン・クオティディエン/英訳MY DAILY)という子ども向けの新聞があり、子どもに読ませています。この新聞にクイズが載っているのですが、日本に関する質問なので教えていただきたいのです」
次男坊も「MON QUOTIDIEN」を定期購読していたので、この子ども新聞の存在はよく知っていました。次男坊の周辺にも定期購読している同世代の子たちが少なからずいました。
「そのクイズの質問は[日本人はなぜマスクをするのか]ですが、父親の私にもわからないので、教えていただきたいのです」
解答が選択方式であったかどうかは忘れましたが、僕はこう答えました。
「私は風邪をひいていてあるいは風邪気味でヴィルスの保菌者かも知れません。あなた方に感染させてご迷惑をかけたくないのでこうしてマスクをしています」
電話口のフランス人の父親はなんとなく納得したようで電話は終わりになりました。

シャンゼリゼ大通りやオペラ界隈で、マスクをしている日本人観光客を見受けますが、
すれ違う人々が奇異の目で見ていることも毎度の光景です。
「マスクが子ども新聞のクイズに取り上げられるまでに昇格したのか。マスクの大出世だな」の印象が残ったのでした。
それからおよそ25年、マスクが世界レヴェルの大役者で登場しようとは。

そうそう、COVID-19禍の禁足令で引きこもりの日々が続き、かなりの量のツンドク本を消化することができました。その中の一つに佐藤優著「自壊する帝国」(新潮文庫)があります。同著は、ソ連の崩壊を在モスクワの外交官の目から見た体験記ですが、こんなモスクワ生活のエピソードを紹介しています。
―毎年三月になると、くしゃみが止まらない花粉症患者が増える。しかし、ロシア人にはマスクをする習慣がない。マスクは法定伝染病にかかった患者が病院内で無理矢理つけられるというイメージが強い。あるとき、若い日本人外交官がマスクをして地下鉄にのったところ、満員電車なのにその外交官の回りから人が去っていったという話をしていた。
私は、「民警に通報されて」、強制入院させられなかっただけでも、感謝したほうがいい」と応えた。― (同著 P218)
ここでは、風邪ではなく花粉症ですが、マスク着用についての周囲の反応はパリと同じようです。ニューヨーク駐在のある報道特派員もCOVID-19騒ぎ始まった当初はウサン臭く見られた、車内で胸倉をつかまれて度づかれたマスク着用者もいる、などを伝えていました。

今や、老若男女、猫も杓子もマスクをしています。マスクをしていないと逆にウサン臭く見られるようになりました。これが革命でなくて何でしょうか。COVID-19はマスク革命を起こしたのです。
僕は先に「日本人はなぜマスクをするのか」のクイズ質問にこう答えたと記しました。
「私は風邪をひいていて、あるいは風邪気味でヴィルスの保菌者かも知れません。あなた方に感染させてご迷惑をかけたくないのでこうしてマスクをしています」
しかし、このマスク革命に「あなた方に感染させてご迷惑をかけたくない」の心得はないでしょう。パリでもモスクワでもミューヨークでも「お前さんからコロナ・ウィルスをもらいなくないんだよ」の防御心がマスク革命を引き起こしたのではないでしょうか。
                  **
もう一つ、痛切に感じたことがあります。
フランス内務省はコロナ感染の防止心得として、挨拶(SALUER)としての握手(SE SERRER LA MAIN)、抱擁(EMBRASSADE)を避けるように通達しました。スーパーなどでは人と人の空間を少なくとも1m以上は保つこと、とされました。この空間、人と人の距離はDISTANCE SOCIALEと呼ばれています。

ところで、僕は家内と二人で2009年頃から「BAC日本語準備クラス」を運営しています。
当地フランスでのTERMINAL(テルミナル=最終学年生、日本での高3)、PREMIER(プルミエ。日本での高2)を対象にBACでの日本語模擬試験をしています。模擬試験用に日本語テキストを選び試験問題を作成して塾生に挑戦させています。
それら模擬試験用の日本語のテキストの中の一つに「お辞儀という挨拶」があります。
俳人・長谷川櫂さんの全文600字強のショート・エッセイで、2009年」10月16日付
朝日新聞の文化欄に掲載された一文です。その文意はこうです。

欧米の人々にとって「お辞儀は奴隷の挨拶のように映るらしい。いつになったら握手に変わるのか、とからかわれることも多い」が、「しかし、日本人が今もお辞儀をするのにはわけがある」。「高温多湿な日本の夏は肌がべたべたし、食べ物が腐るので疫病がはやる。この夏へのおそれが日本人を無類の清潔好きにした。挨拶も握手やキスや抱擁のように体を触れ合うのではなく、少し離れたままお辞儀をするようになったのも夏への恐れのためだろう。」
そして、さらに「お辞儀は互いに頭を下げるので二人の間に一定の間がなければならない。あまり近すぎると、頭がぶつかってしまう。お辞儀は親しみの表現であると同時に「これ以上、近づかないで」という無言の合図でもある」と説きます。

この短文テキストの終点はこうです。
「二人の人間が入ってお辞儀をしてもぶつからない幅が一間(約1.8メートル)、畳の縦の長さである」。日本の建築は、「千利休の茶室も長屋も御所もこの一間を単位にして組み立てられている」。
一間(約1.8メートル)は、そもそもが日本人の生活習慣距離であり文化的距離でもある、という結論です。

2020年7月27日    岡本 宏嗣 記 

家族呼び寄せ(REGROUPEMENT FAMILIAL)後のOFII手続きと労働許可 についてです。

質問。2020年12月14日から日日夫婦で92県に在住しています。
到着後、OFIIサイトから250€支払い後、召喚状が届かないため2度OFIIへメールで確認しましたが2度「必要に応じて召喚送ります」という回答が届き未だに呼び出しがない状態です。
コロナの影響で手続きが遅れているのは承知しているのですが一度目の更新をする前に一度OFIIへ直接出向いて確認するべきでしょうか。
また、在日フランス大使館から発行されたビザで働くこと可能なのでしようか。

お答え・見立て。
質問者Aさんの事情、状況が今一つ正確につかめないのですが、ここは単純に推測して組み立てることにします。
Aさん(92県在住)は、日本から妻B子さんを「家族呼び寄せ手続き」(REGROUPEMENT FAMILIAL/RGF)で呼び寄せました。
B子さんは在日フランス大使館でRGF・VISAを受けて渡仏し、2019年12月14日から共同生活をしています。

一方、フランス到着後、92県NANTERREのOFIIにNETでVALIDATION DE VISA(VISAの有効化手続き)をして、TAXE250ユーロを払いました。後は身体検査(CONTROLE MEDICAL)とCIR(後述)の召喚状(CONVOCATION)を待っています。   
コロナ禍による事務の遅滞でしょうが、OFIIには催促メールを二度送りました。二度とも 「いずれ、そのうちに」の回答で召喚状(CONVOCATION)は一向に届いていません。そこで質問です。                                
(1)今の状態で労働することは可能なのでしょうか。
(2)このような手続きが中途の状態で滞在許可の更新を向かえるのはどうなのでしょうか。OFIIに直接出向いて、結着を付けるべきでしょうか。

改めてお答え・見立て。
(1)RGF・VISAはVIE PRIVEE ET FAMILIALE(VPF)の滞在許可(1年)相当で、労働許可が含まれています。ATTESTATION DE VALIDATIONとTAXE250ユーロの領収証はプリント・アウトしていますね。それで労働できるでしょう。
CONVOCATIONが一向に届かない、とあります。メールの見逃しに気をつけてください。「見逃していました」のケースが時々ありますので、ご注意ください。

(2)更新RDVを取る時期になったら直接押しかけてみたらいかがでしょうか。コロナ禍による酌量はあるかもしれませんが、
結着は付けておきたいですね。

CIR=CONTRAT D’INTEGRATION REPUBLICAINE(フランス共和国との契約)    
①FORMATION CIVIQUE(市民心得講座)の受講と
②FORMATION LINGUISTIQUE(フランス語力判定と学習)があります。 

①は「フランス共和国市民の法・倫理講座」と「市民生活講座」の2講座です。受講証明が発行されます。
②はフランス語力判定テストです。「合格」、「要100h(200h)のフランス語学習」が通告されます。

 2020年7月27日 相談室 岡本 宏嗣

滞在許可証の更新に必要な書類の一つに、TITRE DE SEJOUR DEMANDE ETR という書類が、、、、

質問。滞在許可証の更新に必要な書類の一つにTITRE DE SEJOUR DEMANDE ETR という書類があります。
この書類の最後の部分ー
Date de dernièrte entrée en Franceの欄にはなんの日付けを記入したらよいのでしょうか。
コロナ禍以前の昨年2019年に日本へ一時帰国してフランスに戻った日付けでしょうか。それとも、在日フランス大使館でVISAを取得してフランスに入国した年月日でしょうか。
もう一つ。その下にActivite actuelle とありますが、ここには何を書けばよいのでしょうか。
学生とか無職といったことを記入するのでしょうか。

お答え・見立て。

パリのPREFECTUREでは、この書式は申請者の一件書類(DOSSIER)の「表紙」のようなものです。cerfa番号(管轄省の所定書式)がないので、パリPREFECTUREの独自書式なのでしょうね。他県庁でも似たような書式はあるでしょうが、、。
この書式はどんなケースでも要・提出です。CARTE DE RESIDENT(CDR)の更新であれ、SALARIE滞在許可証の更新であれ、
滞在身分の変更申請であれ、、、です。
記入内容は「身上調書」のようなものです。この「表紙」=「身上調書」の位置付けは 後段に回しますが、ここでは1点だけ触れておきます。

(1)必要書類の提出が終わり、担当者(AGENT)の質問にも答えて一件落着。「RECEPISSE(レセピセ)を出しますから、しばらくお待ちください」になりましょう。そして、呼び出しがあって「RECEPISSE(レセピセ)を受け取る段になるのですが、それには両親の名前が記されています。両親の名前が、この「表紙」=「身上調書」への記載(当人による)から引き写されていることは確かですね。同姓同名のニアミスに備えて親の名前を付しているのでしょうね。
さて、本題です。

(2)Date de dernièrte entrée en Franceに先立って、「Avez-vous déjà eu un titre de séjour en France ?」とありますので、この設問の流れから推察して、「在日フランス大使館でVISAを取得して入国した年月日」ではないでしょうか。一時帰省やフランス国外への小旅行による寸時出国、そして再入国した日付けがここで問われているとは考えにくいのですが。

(3)次いでActivite actuelle欄です。ここに記したことがトラブル要因にはならないでしょう。あるがままの記載でよいのではないでしょうか。これまでは学生滞在で、今回が滞在身分の変更申請であれば、ETUDIANT-SALARIEとか、あるいは変更後の職種を先取りして記入するとか。VISITEUR滞在者は年齢が高い場合はRETRAITE(E)(退職者)、あるいはCONGE SABBATIQUE(一時休業中)とか、SANS PROFESSION(無職)とか。

ここで記したことが外国人の職種別統計資料に使われることがあっても、それ以外のことはないでしょう。以上が質問へのお答えです。
以下は、この「表紙」=「身上調書」の位置付けです。

(4)「表紙」=「身上調書」の裏面は、
PARTIE RESERVEE A L’ADMINISTRATION(PREFECTURE側の担当者(AGENT)による評価(OBSERVATION)を記載する)欄です。そして、さらにDECISION欄があります。「面接をして評価する担当者」とその評価に目を通して「決定する権限者」がいることが窺えます。
過去の結果報告例に「私には権限がありませんが、AVIS FAVORABLE(合格)の報告をしておきます、といわれたので、まあ、大丈夫だろうの感触ですが、、、」。
こんな報告例もあります。「その担当者は決定権限も持っている人だったようです。その場でOKの決定を出してくれました」。

(5)以下のことは、以前にもこのブログで書いたことです。

滞在許可証の更新却下理由状をこれまでに相当数読んできました。「更新却下理由状と却下通知」のみの場合、「更新却下理由状と却下通知」に加えて「国外退去勧告」(1か月以内の)が付いている場合があります。

「国外退去勧告」が付いていたあるケースです。却下理由状に記されていることは予想通りのことでしたが、最後にこんな記述がありました。「あなたにはフランスに在住しているPARENTE(親、兄弟姉妹、つまり肉親)がいません。あなたが自国に帰国することにいささかのINHUMAIN(反人道性)はありません」

ここで「「あなたにはフランスに在住しているPARENTE(親、兄弟姉妹、つまり肉親)がいません」は、この表紙=身上調書にある該当の記載(当人による)から来ていることは言を俟ちません。
このことを裏返しますと、親、兄弟姉妹がフランスに在住していると却下されにくい、といえるのかどうか、です。
この欄は、そもそもは旧フランスの植民地国、フランスが宗主国だった国々の人々を対象にしたものでしょうが、最近は日本人にも増えてきている、の印象を持っています。フランス人と結婚して子どものいる家庭に母親がベビーシッターや家事の応援役で共同生活する、共同生活はしないまでも、近辺に小部屋を借りて「通い」で応援役をする。ひとりっ子なので日本の両親がフランス移住して来ている、などです。いずれもVISITEURでの滞在です。

「表紙」=「身上調書」への記入についての質問から、いろいろな事情、場面が思い浮かび長くなりました。乞う、ご了承。

 2020年6月27日  相談室  岡本 宏嗣

Regroupement familialについて,その後の報告です。

報告。Regroupement familialについて,その後の報告です。
Regroupement familialのことで何度も相談室にお世話になっている者です。
かなり時間が経ってしまっているのですが、進展がありましたので報告させていただきます。
結論から書きますと、今年1月末に呼び寄せが認められた旨の手紙が届きました。
今までの経緯を以下に説明させていだだきます。
パリでの申請で、夫の呼び寄せになります。

・2018年11月下旬に必要書類を移民局に郵送。
・あまりに音沙汰が無い為、2019年2月末に移民局に出向いて問い合わせ。
 「まだ9月の書類を見ているので、連絡がないのは普通、待ちなさい。」の回答。
・5月末に追加書類の提出を求める手紙が届く。
 追加書類は
① la copie intégrale de l’acte de mariage, apostillée, en japonais et en français, les traductions devant être effectuées par un traducteur assermenté près une Cour d’Appel en France
②taxe d’habitation 2018
③dernière facture d’électricité
④dernière quittance de loyer
これを30日以内に提出しろとの事でした。
蛇足ですが、①に関して。
最初の書類提出でもちろん婚姻証明書にあたる、アポスティーユ付き戸籍謄本の法定翻訳は提出しておりましたが、翻訳のタイトルがacte de mariageになっていなかった為再提出になってしまいました。
手紙の日付が、私の家に届くまでにすでに1週間経過していた為、新しく戸籍謄本を日本から取り寄せるのは諦め、弁護士に日本の戸籍のシステムによりすでに提出している法廷翻訳で充分であることを説明する手紙を書いてもらい、その他の書類と一緒に送りました。
・6月下旬に追加書類を郵送
・7月の半ば、attestation de depotが届く。受付日付は追加書類の郵送日でした。
・8月の下旬、自宅点検の日時を知らせる手紙が届く。
 その際に提出する書類リストも同封されていました。今まで提出したものと大体同じです。
 9月下旬、移民局による自宅点検。これより先、書類は移民局から警察署に送られると言っていました。
・2020年1月末、呼び寄せが受理された旨の手紙が届く(最初の書類提出から14ヶ月経過)
・3月下旬、在日フランス大使館から夫にメールが届く。

となります。
今後は夫が、大使館に予約を取り必要書類を提出する流れになりますが、このコロナ騒動でビザセクションは動いておらずで、現時点で予約も取れない状況です。

最初に書類を送ってから追加書類の知らせまでがとにかく長かったです。
Attestation de depot以降は、多少の遅れはありますが事前に説明されているスケジュールにほぼ沿っている印象です。

まだ全ては終わっていませんが、ひと段落したので報告とさせて戴きます。
今後呼び寄せをする方に少しでもお役に立てばと思います。


報告、ありがとうございました。Aさんのこの件、しっかり記憶しています。REGROUPEMENT FAMILIAL(「家族呼び寄せ手続き」RGFと略記)は、①OFII(移民局)→②PREFECTURE→③在日フランス大使館VISA セクション→④同VISAセクションが呼び寄せられる日本在住の当人(ここではAさんの夫Bさん)へ通知→⑤Bさんが同VISAセクションに出頭してRGF VISAを取得して渡仏。            
この①~⑤の「流れ」になります。コロナ禍でVISA手続きが遅れているようですが、時間の問題だけです。よかったですね。
先行き不透明の不安、疑心暗鬼に堪えてよく頑張りましたね。当室の知る範囲に限られますが、これまでのRGF申請では
「14か月かかりました」が最長でした。Aさんの申請ケースも歴代のトップ・レヴェルです。
 
さて、蛇足になりますが、ここで②について触れておきます。Aさんの報告文面に「9月下旬、移民局による自宅点検。これより先、書類は移民局から警察署に送られると言っていました」とあります。ここでいう警察署はパリの場合はCITEのPREFECTURE (DE POLICE)です。我が家から200mほど先にあるパリ〇区のCOMMISSARIAT DE POLICE(地区警察署)ではありません。

①OFII職員による住居点検が終わりますと、一件書類は②PREFECTUREに回ります。 PREFECTUREは申請者(ここでは「呼び寄せ主」のAさん)の滞在許可証発行・更新歴、これまでに「公共の秩序を犯していないかどうか」などを点検し、問題がないとなれば、 ③在外公館(ここでは在日フランス大使館)に「(Bさんに)RGF VISAを出されたし」の指示になります。

テロ排出国ではない日本人のRGF申請は、②PREFECTUREでの点検が形式化していましょうが、②PREFECTUREでの点検が導入された当初(2013~14年)の申請ではトラブルが起きています。

パリ在住のRGF申請者(呼び寄せ主)をXさん、日本在住で「呼び寄せられる方」をYさんとします。在日フランス大使館からYさんに電話が入りました。「パリのPREFECTUREから却下の連絡が入り、あなたにRGF VISAが出せなくなりました。理由は分かりません。 Xさんに訊いてください」。YさんがパリのXさんに連絡をとると「PREFECTUREからそんな連絡は受けていない」でした。弁護士経由でPREFECTUREに連絡をとってもらったところ「近日中に却下理由書を送付する」。10日後見当に却下理由書が送付されてきたのですが、予想もしていなかった却下理由が記されていたのでした。
「あなたの月額SALAIRES(給与)は、あなたが居住しているアパルトマン月額LOYER(家賃)の3倍に達していない」です。
フランスおよび日本の銀行口座の預金残高額を同封して家賃支払い能力のあることを立証して異議申し立てをしたところ、
「預金は資産(BIEN)であって定期収入(SALAIRES)ではない。問われているのは定期収入です」。
市中のAGENCE IMMOBILIERE みたいな回答です。そこで上級裁判に持ち込みました。                

「家賃の3倍の月収があること」はAGENCE IMMOBILIEREが設定している業界ルールであって、「家族は共同生活する権利がある」に基づくRGFのHUMANITE(人道主義)とはいささかの関係もない、を主張しました。それで、最終的には勝訴になったのでしたが、判決が出るまでに1年強かかっています。PREFECTURE側はこの敗訴で、家賃3倍論は二度と持ち出していない(ハズ)です。

それでは、Aさんに重ねて報告のお礼をし、「Bさんが無事にVISAを取得して渡仏し、OFII(移民局)での手続き(VALIDATION DE VISA)が済んだ時点で、最終報告をお願いしますね。お待ちしています。
 
2020年6月15日  相談室  岡本 宏嗣
プロフィール

okamotohirotsugu

Author:okamotohirotsugu
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR